TOEICを3ヶ月で伸ばしたいけど、何から始めればいいの…?
そう感じている初心者は多いと思います。
結論から言うと、初心者はまず以下を押さえればOKです。
- 単語学習(最優先)
- リスニング
- 文法(Part5)
特に初心者は、正しい勉強法を選べば「短期間で一気に伸びる」ことも少なくありません。
この記事では、
- 3ヶ月でどれくらい点数が伸びるのか
- 初心者がやるべき勉強法
- 今日から使える3ヶ月スケジュール
- スコアアップのポイント
を、やさしい言葉でわかりやすくまとめています。
「本気で3ヶ月で伸ばしたい!」というあなたに向けて、ムダなく・最短で成果を出す方法を紹介します。
TOEICは3ヶ月でどれくらい伸びる?|初心者の目標点の決め方

「TOEICは3ヶ月でどれくらい伸びますか?」とよく聞かれますが、初心者ほど「伸びしろ」が大きいため、3ヶ月は十分に変化が出る期間です。
初心者が3ヶ月で狙えるスコアの目安
現在のレベル別に、よくある伸びの目安をまとめると次のとおりです。
- 300〜400点 → 500〜600点:
基礎がついてきて、一気に点が伸びるゾーン。 - 400〜500点 → 600〜650点:
Part2、Part5で得点が安定すると達成しやすいライン。 - 500〜600点 → 650〜750点:
リーディングのスピードが上がれば可能。
もちろん個人差はありますが、毎日1〜2時間×3ヶ月続ければ、100〜200点アップは狙えます。
目標点の決め方
目標点は「何に使うか」で決めるとブレません。
例えば、
- 就活:600点
- 転職:650〜700点
- 社内評価:600点台
- 昇進・外資系志望:700点以上
など。
初心者の場合は「まず600点」取り、次に「700点」という2段階で考えるのがおすすめです。
初心者が目標設定で失敗しがちな点
初心者は、目標設定で以下のような失敗をしがちです。
- いきなり900点など高得点を目指す
- 自分の弱点を把握しない
- リーディングを後回しにする
TOEICは「やる順番」が非常に重要です。
次のセクションでは、3ヶ月で結果を出すために最初に取り組むべき勉強法を詳しく紹介します。
TOEIC 3ヶ月で結果を出す勉強法|初心者がやるべき3つのこと

3ヶ月という短期間で成果を出すには、学習範囲を絞ることが必須です。
特に初心者の場合、広く勉強しようとすると続きません。
ここでは3ヶ月で最も効果が出る「3つの優先順位」を紹介します。
①TOEIC頻出単語の暗記(最優先)
TOEICは語彙力で得点が9割決まると言われるほど、単語の重要度が高い試験です。
- リスニングで聞き取れるか
- 長文がスムーズに読めるか
- Part5が高速で解けるか
すべて「単語を知っている」ことが前提になります。
単語帳を活用して、暗記をしていきましょう。
暗記のポイントは以下の3つ:
- 1日100語チェック
- 毎日「復習」に時間を使う
- 発音も必ず確認する
1.の100語チェックは、完璧に暗記というよりは、目を通し、見慣れるつもりでいると良いです!毎日の学習の中で徐々に覚えていきましょう。
3ヶ月でスコアを伸ばすためには、単語=やればやるほど伸びる分野なので、最優先で取り組みましょう。
②リスニング(Part1・2・3)の強化
初心者が3ヶ月で一番伸ばしやすいのがリスニングです。
理由は単純で、聞く量を増やすほど耳が慣れるからです。
特に最初の2つ:
- Part1:写真描写
- Part2:応答問題
ここは最短で得点が上がります。
Part2は英語の基礎反応力を鍛えられるため、初心者は必須。
またPart3も、会話のパターンが決まっているので慣れると一気に伸びます。
効果的な学習法:
- 音声は必ずシャドーイング
- 1問ごとにスクリプトで確認
- 同じ音声を「3回」聞く
リスニングは「聞いた量」がそのままスコアに反映されるため、毎日必ず触れましょう。
③文法(Part5)の時短対策
Part5は短文穴埋め問題ですが、ここを速く・正確に解けるかどうかでリーディングの総合スコアが大きく変わります。
初心者が押さえるべきのは以下の文法だけでOKです。
- 品詞
- 時制
- 不定詞・動名詞
- 前置詞
- 関係代名詞
- 受動態
逆に、分厚い文法書を1ページ目から読む必要はありません。
TOEICは「使う文法が決まっている試験」なので、出るところだけに絞って勉強する方が短期間では確実に結果が出ます。
初心者が「やらなくていいこと」
3ヶ月で成果を出すために、以下は後回しでOKです。
- 難しすぎる長文読解
- 英文法を最初から最後まで学び直す
- 長時間の勉強だけを目的にする
- なんとなく模試を解く
- 英会話の勉強(優先順位は低い)
短期間で伸ばすには、「やること」と「やらないこと」を明確に分ける」のが重要です。
TOEIC 3ヶ月スケジュール|初心者向け月別・週別・1日プラン

ここからは、3ヶ月で確実にスコアを上げるための「具体的なスケジュール」を紹介します。
「やることがはっきりしている」だけで、行動がぐっと楽になります。
1ヶ月目:基礎固め
1ヶ月目は「単語・Part5・リスニング(Part1・2)」に集中します。
【1ヶ月目の目標】
- TOEIC単語1000語の習得
- Part5の基礎文法の理解
- Part2で正答率50%以上
【1日のスケジュール例】
- 単語:30〜40分
- リスニング(Part1・2):30分
- Part5:20〜30分
最初の1〜2週間は、短めの学習時間(30〜60分)や少なめの学習量から始めるのがおすすめです。
いきなり長時間にすると疲れて続かなくなるからです。
慣れてきたら、少しずつ1日の学習時間や単語の量を増やしていきましょう。
この「ゆるいスタート→徐々に増やす」流れの方が、3ヶ月間の学習を続けやすくなります。
2ヶ月目:実戦力アップ
この時期は英語に慣れてきて、スコアが最も伸びやすいタイミングです。
【主な学習内容】
- Part3の会話問題に本格的に着手
- Part7の読解を少しずつ開始
- 音読・シャドーイングを継続
【1日のスケジュール例】
- 単語:20分
- リスニング(Part2・3):40分
- リーディング(Part5・7):40分
【2ヶ月目の到達目標】
- Part2正答率70%
- Part3の内容理解が安定
- Part7の短い文章は読めるようになる
「英文を読むことに慣れる」ことが大切です。
3ヶ月目:模試と総復習
いよいよ仕上げの3ヶ月目です。
【主な学習内容】
- 公式模試を使った実戦練習
- 間違えた問題の徹底復習
- 弱点つぶしに集中
【1日のスケジュール例】
- 模試を時間通り解く(2〜3日に1回)
- 間違い分析:30分
- 単語:10〜20分(継続)
- リスニングの聞き込み:30分
【3ヶ月目の到達目標】
- 模試で目標点±50点に到達
- 時間配分が確立
- 苦手パートが減る
3ヶ月で最も大切なのは、「模試→復習→模試」のサイクルを回すこと。
得点は「復習の質」で決まります!
3ヶ月でスコアアップするためのチェックリスト

3ヶ月でTOEICのスコアアップをするために、毎週チェックしてほしい項目を紹介します。
毎週チェック①:単語の習得数
- 今週は何語覚えたか
- 苦手な単語を復習したか
単語力が伸びると、すべてのパートが解きやすくなります!
毎週チェック②:Part2の正答率
Part2はリスニング力のバロメーターです。
- 50% → 初級
- 70% → 中級
- 80% → 600点以上の目安
毎週10セット程度を解いて、自分の変化を確認しましょう。
毎週チェック③:模試の点数
3ヶ月の途中からは模試でスコア管理するのが最速です。
例えば、
- 600点を目指す場合:模試で550点取れると本番で届きやすい
- 700点を目指す場合:模試で650点取れると現実的
初心者がやりがちなNG行動
- 模試をただ解くだけで終わる
- 「聞き流し学習」だけで満足する
- 復習時間を確保しない
- 難しい長文を無理して読む
- 毎日勉強時間がバラバラで続かない
3ヶ月で最大の効果を出すには「毎日ちょっとずつ続ける」ことが最重要です。
まとめ|3ヶ月は短いけれど、正しいやり方なら十分伸びる
3ヶ月という期間は短く見えますが、TOEIC初心者にとっては「最も伸ばしやすいゴールデン期間」です。
この記事のポイントをもう一度整理します。
3ヶ月で伸ばすための3つの柱
- 単語の徹底強化(最優先)
- リスニング(特にPart2・3)
- 文法(特にPart5)
おすすめの流れ
- 1ヶ月目:基礎固め
- 2ヶ月目:実戦力アップ
- 3ヶ月目:模試で仕上げ
今すぐできる最初の一歩
- 今日から単語を30分
- Part2を毎日10問
- シャドーイングを3分だけでも続ける
3ヶ月は短いようで、正しい方法を続ければ大きな変化が起こります。
あなたの努力は、必ずスコアとして返ってきます。
「3ヶ月で絶対スコアを伸ばしたい」なら、このロードマップを参考に、今日から一緒に始めてみましょう。
【参照サイト】
