「TOEICって問題用紙にメモしていいの?」
「書き込み禁止って、どこまでがNGなの?」
TOEICを初めて受験する人、久しぶりに受験する人が特に不安に感じやすいのが、試験中のルールや注意事項です。
中でもよく誤解されやすいのが「書き込み禁止」の扱いです。
TOEICは英語力を測る試験であると同時に、
厳密な試験ルールのもとで実施される公式テストでもあります。
ルールを正しく理解していないと、思わぬ注意や失格の対象になる可能性もあります。
この記事では、
- TOEICで書き込みが禁止されている理由
- 問題用紙に書いていいこと・ダメなこと
- 試験当日に必ず知っておきたい注意事項
を、初受験の方にもわかりやすく解説します。
TOEIC 問題用紙への書き込みはできる?

結論から言うと、TOEICでは問題用紙への書き込みは一切禁止されています。
これはリスニング・リーディングの全パート共通のルールです。
TOEIC運営会社であるIIBCはよくある質問の項目で以下のように回答しています。
問題用紙、ならびに解答用紙の所定の記入欄以外への書き込みは禁止です。
「書き込み」には以下の全てを含みます。
メモを取る
線を引く
〇、×、レ等の印をつける
テスト開発元のETSの基本方針により、これらをカンニングや試験問題の漏洩につながる行為として禁止しています。
IIBC|よくあるご質問
まとめると、以下の行為はすべてNGです。
- 問題用紙へのメモ書き
- 選択肢への丸・チェック・線引き
- 文章中への下線、矢印、記号の記入
- 数字やアルファベットの書き込み
TOEICでは、問題用紙は読むだけのものと位置づけられており、解答はすべてマークシート(解答用紙)のみで行います。
「日本の試験では問題用紙に書き込むのが当たり前」という感覚のまま受験すると、無意識に線を引いてしまうケースもあるため注意が必要です。
なぜTOEICは書き込み禁止なのか?

TOEICで問題用紙への書き込みが禁止されている最大の理由は、試験の公平性を守るためです。
TOEICは世界中で実施されている国際的な試験であり、同一または類似の問題が複数回使用されることがあります。
もし問題用紙への書き込みが許可されてしまうと、
- 問題文や設問の内容を書き写される
- 試験後に問題が外部へ持ち出される
- SNSやネット上に問題が流出する
といったリスクが高まります。
こうした問題文の漏洩が起こると、一部の受験者だけが事前に問題内容を知ることになり、本来の英語力ではなく「情報を知っているかどうか」で結果が左右されてしまいます。
その結果、
- 試験の信頼性が損なわれる
- スコアの価値が下がる
- 受験者間の公平性が失われる
という深刻な問題につながります。
TOEICが書き込み禁止を徹底しているのは、すべての受験者が同じ条件・同じ難易度で評価される環境を守るためなのです。
受験者にとっては不便に感じるルールですが、この厳格さがあるからこそ、TOEICスコアは就職・転職・進学の場面で「信頼できる英語力の指標」として評価され続けています。
TOEIC 注意事項|必ず押さえておきたい基本ルール
TOEICを受験する際は、書き込み禁止以外にも、必ず守るべき注意事項があります。
特に重要なのは以下のポイントです。
- 問題用紙・解答用紙は試験終了まで持ち帰れない
- スマートフォンや電子機器は完全に使用不可
- 試験中の私語、独り言、音を立てる行為は禁止
- 試験官の指示には必ず従う
- 不正行為と判断されると、その場で失格になる可能性がある
これらはすべて、試験会場で配布される注意事項にも明記されています。
TOEICは「知らなかった」では済まされない試験です。
事前にルールを理解しておくことで、
当日は英語に集中でき、余計な不安を感じずに試験に臨めます。
TOEIC ルール|知らないと損する試験中の決まりごと
TOEICでは、書き込み禁止以外にも細かいルールが定められています。
これらを知らずに受験すると、注意を受けたり、最悪の場合は不正と判断されることもあります。
特に注意したいルールは以下の通りです。
- 試験開始前・休憩時間中も問題用紙を開いてはいけない
- リスニング音声が流れている間に、次のパートの問題を先読みしてはいけない
- 消しゴムで強くこすりすぎて、解答用紙を破損しない
- 途中退室は原則不可(体調不良などを除く)
TOEICは「時間・順序・行動」がすべて管理された試験です。
自己流で進めるのではなく、必ず試験官のアナウンスに従いましょう。
TOEIC 禁止事項|うっかりやりがちなNG行動

TOEICで特に多い「うっかりNG行動」も押さえておきましょう。
よくある禁止行為の例は次の通りです。
- 問題用紙にチェックや印をつける
- 腕時計以外のデジタル機器を机上に出す
- 解答中にペンを止めて考え込み、独り言を言う
- 解答用紙をずらして何問分もまとめてマークする
- 終了の合図後にマークを続ける
特に「問題用紙への書き込み」は、自分では軽いメモのつもりでも明確な禁止行為に該当します。
TOEICは減点制ではなく、失格リスクがある試験です。
英語力以前に、ルール違反で評価対象外になることは絶対に避けたいところです。
TOEIC 試験マナー|周囲に配慮して集中力を保つ
TOEICでは、ルールだけでなく試験マナーも重視されます。
これは他の受験者の集中を妨げないためです。
気をつけたいマナーのポイントは以下の通りです。
- シャーペンや消しゴムの音を立てすぎない
- 貧乏ゆすりや机を叩く癖を控える
- ページをめくる音を最小限にする
- 咳やくしゃみが出そうな場合は口元を押さえる
こうした点も、試験官や周囲の受験者は意外と見ています。
落ち着いた態度で受験することが、結果的に自分の集中力にもつながります。
書き込み禁止でも得点を伸ばすための考え方

「書き込みができないと解きにくい…」と感じる人も多いですが、TOEICの書き込み禁止に慣れるためには、普段の学習から「書かずに解く」練習をすることが重要です。
具体的には、
- 選択肢を目で追いながら即判断する
- 1問ずつ確実にマークし、ズレを防ぐ
- 時間配分を体で覚える
- 問題を読み返さず、次へ進む判断力をつける
こうした力は、問題演習の量をこなすことで身についていきます。
初心者が意識したい練習
問題文や選択肢に線を引かず、選択肢は頭の中で比較するクセをつけましょう。
特にリーディングでは、設問→本文→該当箇所を探す流れを意識し、視線移動だけで情報を処理する訓練が効果的です。
また、解答は1問ずつ必ずマークし、3〜5問ごとにズレがないか確認します。
自宅学習でも本番と同じマークシート形式を使うことで、書き込み禁止の状態でも安定して解ける力が身につきます。
自宅学習でも
「問題用紙に一切書かずに解く」
「本番と同じ時間で解く」
という環境を作ることが重要です。
オンライン講座のTOEIC® L&Rトレーニングのように、本番形式・時間制限・マーク方式を意識した学習環境を活用すると、書き込み禁止の試験形式にも自然と慣れることができます。
まとめ|書き込み禁止ルールを理解すればTOEICは怖くない
TOEICは、英語力だけでなく
ルール理解・時間管理・集中力が結果を左右する試験です。
問題用紙への書き込みは禁止されていますが、それは「不利」ではなく、全受験者に共通の条件です。
事前にルールを把握し、書かずに解く練習を積んでおけば、初受験でも落ち着いて実力を発揮できます。
TOEICは「慣れと準備」で確実に攻略できる試験です。
ルールを味方につけて、安心して本番に臨みましょう。

