「ESAT-Jって、受けないと都立高校を受験できないの?」
「欠席したら追試はある?」
「点数が低そうなら、受けなくても大丈夫?」

ESAT-Jについて、保護者・生徒から特に多いのが「受けない場合にどうなるのか分からない」という不安です。

中学生対象に高校受験英語を指導し、ESAT-Jを実際に受験するかどうか迷った生徒、欠席した生徒の相談にも対応してきました。

この記事では、現場でよくある質問と実際の対応をもとに、ESAT-Jを受けない場合の扱いを分かりやすく解説します。

ESAT-Jを受けない?|実際にあったケース

受けないとどうなる

ESAT-Jを「受けなかった」「受けるか迷った」ケースは、決して珍しくありません。
実際にあったのは、次のような理由です。

  • インフルエンザなどの感染症で当日欠席
  • 「点数が低そうだから意味がない」と本人が消極的だった
  • 保護者が「影響は少ない」と判断し、受験を見送ろうとした

特に多いのが、「受けなくても大丈夫なら、無理に受けなくていいのでは?」という考え方です。
しかし、この判断はお子さんの偏差値や内申点、志望校を総合的に判断した上で行う必要があります。

ESAT-Jを欠席・未受験の保護者の反応

ESAT-Jの受験を見送る、あるいは感染症などで欠席をする生徒が少なからずいます。
その時の保護者・生徒からは次のような質問が出ます。

  • 「ESAT-Jを受けないと都立高校は受けられないんですか?」
  • 「私立高校のイベントと重なっているのですが、それでも受けないといけませんか?」
  • 「追試はありますか?」
  • 「高校入試に本当に影響しますか?」
  • 「内申点に響きますか?」
  • 「受けなくても大丈夫ですか?」

この時点で、多くの方がESAT-Jの位置づけを正確に理解できていない状態にあります。

ESAT-J 追試験|実際にあった対応例

ESAT-Jには、正当な理由がある場合に限り追試験が認められています。
実際に対応したケースでは、

  • 感染症(インフルエンザなど)で当日欠席
  • 学校を通じて「措置申請書」および「理由を証明する書類(医師の診断書など)」を提出
  • その後、追試験を受験

という流れでした。重要なのは、自己判断で欠席した場合は、追試の対象にならないという点です。
「家庭の都合」や「私立高校のイベント」などの理由では、追試は受けられません。

参照:東京都教育委員会|都立高等学校入学者選抜におけるスピーキングテストの結果活用に関する措置

ESAT-Jを受験しない場合の扱いとは?

受けないとどうなる

ESAT-Jを受験しなかった場合、原則「点数なし」という扱いになります。
このとき、私が保護者・生徒に必ず説明しているのは次の点です。

  • やむを得ない病気や事故で受験できない場合は、都立高校はESAT-Jの結果を点数換算して利用する
  • 点数がない場合、その分の加点は得られない
  • 不利になるというより「有利にならない」状態

特に、 志望校に対して学力がギリギリの生徒の場合、ESAT-Jの点数が合否を分けるケースも考えられます。

そのため、「受けなくても大丈夫」ではなく、「受けなかった分、筆記試験の点数で全てカバーする必要がある」という認識が重要です。

点数換算による見込み点数の落とし穴

万が一ESAT-Jが受験できなかった場合、志望校の受験生のうち、英語の点数で順位をつけ、不受験者の上下合わせて10人の平均グレードを「仮のESAT-J結果」とすると定めています。

参照:ESAT-J不受験者の主な扱いについて

しかし、以下のような規定があります。

※中学校を経由して、措置申請書及び理由を証明する書類の提出が必要です。提出いただいた書類を東京都教育委員会で確認し、承認を得た場合、換算対象となります。

参照:中学校3年生対象の中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J YEAR 3)結果の都立高校入試へ
の活用について

つまり、上記を満たさなければ、点数は0点ということになります。

指導者として感じる「受験しない」判断の影響

指導者の立場としては、

  • 英語が得意な生徒は、受験しない理由がない
  • 英語が苦手な生徒でも、加点のメリットは大きい
  • 都立高校を受験するなら、基本的には受けた方がよい

と感じています。
ESAT-Jは、英語ができる子のためだけのテストではありません。
「話すことに慣れているかどうか」で評価されるため、事前に準備をすれば、英語が苦手な生徒でもプラスになる可能性があります。

ESAT-J 欠席が高校入試に与える影響とは?

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ESAT-Jを欠席・未受験した場合でも、都立高校を受験できなくなるわけではありません。
ただし、高校入試における扱いは次のようになります。

  • ESAT-Jの評価が「点数換算されない」
  • その分の加点が一切入らない
  • 当日の学力検査(筆記試験)の点数がすべて

つまり、不利になるというより、有利になるチャンスを失うという状態です。
志望校に対して余裕がある生徒であれば、大きな問題にならない場合もあります。
しかし、合否ライン付近にいる生徒ほど、この加点が効いてくるのが実情です。

ESAT-Jの点数なしだとどうなる?現場での説明ポイント

保護者・生徒から「ESAT-Jの点数がないと、どれくらい困るんですか?」と聞かれたとき、私は次のように説明しています。

  • ESAT-Jの点数がない=加点ゼロ
  • その分、筆記試験での失点が許されなくなる
  • 同レベル帯の受験生との差がつきやすくなる

特に、英語が比較的得意な生徒ほど、ESAT-Jを受けないのはもったいないと感じます。
一方で、「英語が苦手だから受けない」という判断もよく聞きますが、実は逆です。

英語が苦手な生徒ほどESAT-Jを受けた方がいい理由

ESAT-Jは、

  • 難しい単語や構文
  • 完璧な英文

を求めるテストではありません。
評価されるのは、

  • 質問を聞き取ろうとしているか
  • 自分の言葉で伝えようとしているか
  • 沈黙せずに話し切れているか

といった姿勢です。
実際、「英語が全然できないと思っていたのに、思ったより評価が高かった」というケースは珍しくありません。
英語が苦手=ESAT-Jが不利ではない点は、ぜひ知っておいてほしいポイントです。

「受ける・受けない」を判断するためのチェックリスト

自分の英語レベルをチェックする方法

ESAT-Jを受けるか迷ったときは、次の視点で考えると判断しやすくなります。

  • 都立高校を受験する予定がある
  • 志望校の合否ラインがギリギリ
  • 英語で話すことに極端な苦手意識がない
  • 事前に少しでもスピーキング対策ができる

これらに当てはまる場合、受けない理由より、受けるメリットの方が大きいと言えるでしょう。

受けると決めたなら「事前対策」がすべて

ESAT-Jは、当日の一発勝負でどうにかなるテストではありません。

  • 質問形式に慣れているか
  • 英語を声に出すことに抵抗がないか
  • 緊張しても話し続けられるか

これらは、事前の練習量でほぼ決まります。
ここで有効なのが、Kimini英会話のようなオンライン英会話です。

  • 中学生レベルの質問が豊富
  • マンツーマンで発話量を確保できる
  • 間違えても止まらず話す練習ができる

という点は、ESAT-J対策と非常に相性が良いと言えます。

まとめ|ESAT-Jは受験しておくと有利

ESAT-Jを受けない場合、

  • 受験資格を失うわけではない
  • ただし加点のチャンスはなくなる
  • 合否ライン付近では影響が出やすい

というのが現実です。
そして何より重要なのは、受けると決めたなら、必ず事前対策をすること。
ESAT-Jは、才能ではなく準備量が結果を左右するテストです。
早めに英語を話す環境を整え、本番で「受けてよかった」と思える状態で臨みましょう。