ビジネスにおけるメールやチャットは、連絡手段だけではありません。書き方ひとつで、仕事の進め方や信頼度、相手への配慮が伝わる大切なコミュニケーションツールです。

本記事では、英語ビジネスメールやメッセージ(Slack・Teams・Chatworkなどのビジネスチャットで使う短い英文)でそのまま使える定番フレーズを、場面別に紹介します。日常業務で頻繁に使う表現を覚えておくことで、やり取りがスムーズになり、実務の負担も軽減できます。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 英語ビジネスメールは定型フレーズの活用で、簡潔かつ丁寧に伝えられ、やり取りがスムーズになる。
  • 書き出し・本文・結びを場面に応じて使い分けることで、目的が明確で信頼感のある文章になる。
  • 依頼・確認・謝罪・催促などはクッション表現を用い、配慮ある伝え方を意識することが重要。

よく使うフレーズ:書き出し・結び

よく使うフレーズ:書き出し・結び
email flat icon on white block cube with modern computer keyboard on wooden table, Business contact us online concept

メールの第一印象は書き出しで決まります。状況に合ったオープニングと結びを使うことで、丁寧で信頼感のあるコミュニケーションにつながります。

書き出し(Opening)

取引先や久しぶりの連絡

I hope you are doing well.
お元気でお過ごしのことと思います。

I hope this email finds you well.
お変わりなくお過ごしのことと存じます。

I hope this email finds you well.は、「時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます」「お世話になっております」(Weblio

お礼から始める(返信・継続案件)

Thank you for your email.
メールをありがとうございます。

I appreciate your support on this project.
本プロジェクトへのご支援に感謝いたします。

お詫びから始める

I apologize for the delay in my reply.
返信が遅くなり申し訳ありません。

用件を伝える

I am writing to inform you that the schedule has been updated.
スケジュール変更についてご連絡いたします。

I am writing to follow up on our previous discussion.
先日の件についてフォローアップのご連絡です。

結び(Closing)

英語には「よろしくお願いします」に相当する表現はありません。内容に応じて、感謝・期待・協力依頼などで締めくくります。

I look forward to working with you.
今後ともよろしくお願いいたします。

Thank you for your cooperation.
ご協力ありがとうございます。

Please feel free to contact me if you have any questions.
ご不明点があればお気軽にご連絡ください。

締めの定型

Best regards,

Kind regards,

Sincerely,

よく使うフレーズ:本文

本文では、「依頼」「確認」「資料送付」「日程調整」など、目的を明確にすることが重要です。ここではビジネスシーンで頻出の表現を紹介します。

依頼のフレーズ

(資料依頼・社内外の協力依頼など)

Could you please send me the updated file?
更新版ファイルをお送りいただけますか。

I would appreciate it if you could review the document by Friday.
金曜日までにご確認いただけますと幸いです。

Please let me know if you have any questions.
ご不明点があればお知らせください。

I would appreciateは「~だと幸いです」(Weblio

確認のフレーズ

(出欠・内容確認・意思確認)

I would like to confirm the meeting time.
会議時間を確認させてください。

Could you confirm whether the data is correct?
データに誤りがないかご確認いただけますか。

情報・資料送付のフレーズ

Please find attached the report.
報告書を添付いたします。

Here is the information you requested.
ご依頼の情報をお送りします。

I’ve shared the file on Teams.
Teamsにファイルを共有しました。

日程調整のフレーズ

(会議設定・変更)

I would like to schedule a meeting next week.
来週、打ち合わせを設定したく存じます。

Would you be available on March 10 at 10:00?
3月10日10時はいかがでしょうか。

We need to reschedule the meeting due to a scheduling conflict.
都合により、日程を変更させていただきます。

期限を提示するフレーズ

(業務依頼・進行管理)

Could you submit the draft by Wednesday?
水曜日までにドラフトをご提出いただけますか。

The deadline for submission is March 15.
提出期限は3月15日です。

よく使うフレーズ:謝罪・苦情・催促

よく使うフレーズ:謝罪・苦情・催促

謝罪や催促など、書きにくい内容こそ丁寧な表現が重要です。クッション言葉を使うことで、関係性を損なわずに伝えられます。

謝罪のフレーズ

My apologies for the delay in my response.
返信が遅れましたことをお詫びいたします。

We sincerely apologize for the inconvenience caused.
ご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます。

問題・不具合の連絡(苦情)

I’m afraid there seems to be an issue with the shipment.
恐れ入りますが、発送に問題があるようです。

Could you please check this matter?
ご確認いただけますでしょうか。

直接的な批判より、「状況+確認依頼」がビジネスでは一般的です。

催促・フォローアップ

(返信待ち・進捗確認)

I’m writing to follow up on my previous email.
先日のメールについてフォローのご連絡です。

I would appreciate it if you could reply at your earliest convenience.
お手すきの際にご返信いただけますと幸いです。

SlackやTeams、Chatworkなどのメッセージでは、下記のように簡潔に書くこともできます。

Just a quick reminder about the deadline.
期限についてのリマインドです。

まとめ

英語のビジネスメッセージでは、難しい表現よりも、「簡潔で丁寧」「目的が明確」であることが重要です。定型フレーズを活用すれば、伝え方に迷う場面が減り、やり取りのスピードと質の両方が向上します。

メールでもメッセージ(チャット)でも、感謝・配慮・確認を適切に伝えることが、信頼関係の構築につながります。よく使う表現をストックし日々の業務で繰り返し使うことで、実践力を身につけていってください。

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anna 英語教育コンテンツライター / English Education Content Writer
新聞記者としての取材・執筆経験を経て、英語教育分野を中心に活動するライター。英文学専攻および国際交流経験を活かし、英語学習や異文化理解に関する情報を発信している。