映画監督は、作品の世界観づくりから演技指導、カメラワークの指示、スタッフとの調整まで、映像制作の全体を統括するクリエイティブな職業です。
脚本の理解や演出意図の共有、俳優とのコミュニケーション、撮影・編集チームとの打ち合わせなど、多くの場面で英語が必要になる機会も増えています。近年は海外映画祭への出品、国際共同制作、海外スタッフとの協働プロジェクトも多く、制作内容を英語で説明する力が大きな強みになります。
この記事では、映画監督の現場で使える英単語、シーン別フレーズ、そして実践的なロールプレイ会話をご紹介します。英語でコミュニケーションしたい映画関係者の方は、ぜひ参考にしてください。
映画監督に役立つ英単語

ここでは「撮影・技術」「演出・物語」「制作管理・コミュニケーション」の3カテゴリに分けて、映画監督がよく使う英単語をご紹介します。
普段カタカナ語で親しんでいる言葉も多いですが、この機会に正しい意味と綴りを覚えていきましょう。
撮影・技術に関する単語
- camera angle(カメラアングル):カメラの角度
- close-up(クローズアップ):寄りの画
- wide shot(ワイドショット):引きの画
- lighting(ライティング):照明
- sound check(サウンドチェック):音声確認
【ピックアップ単語】
close-up
a photograph, or picture in a film, taken very close to somebody/something so that it shows a lot of detail
人や物に非常に近づいて撮影し、細部まで写し出した写真や映画のショット。
演出・物語に関する単語
- narrative(ナラティブ):物語・ストーリー展開
- emotion(エモーション):感情表現
- dialogue(ダイアログ):台詞
- tone(トーン):作品の雰囲気
- pacing(ペーシング):展開のテンポ
【ピックアップ単語】
dialogue
a conversation in a book, play or film or in language teaching materials
本・戯曲・映画、または語学教材に出てくる会話。
制作管理・コミュニケーションに関する単語
- cast(キャスト):出演者
- crew(クルー):スタッフ
- rehearsal(リハーサル):演技・動きの練習
- schedule(スケジュール):制作計画
- revision(リヴィジョン):修正
【ピックアップ単語】
rehearsal
time that is spent practising a play or piece of music in preparation for a public performance
本番の公演に備えて、劇や音楽の演目を練習するために費やされる時間。
映画監督が使える英語フレーズ

ここでは、撮影説明・演技指導・スタッフ打ち合わせ・スケジュール調整など、映画監督がよく使う英語フレーズをシーン別に紹介します
まずは使いやすい表現から、少しずつ覚えていきましょう。
撮影について説明するフレーズ
Let’s try a close-up for this scene.
(このシーンはクローズアップで撮ってみましょう。)
I want a wider shot to show the background.
(背景を見せたいので、もっと引きの画にしましょう。)
We need to adjust the lighting here.
(ここは照明を調整する必要があります。)
演技・演出に関するフレーズ
Could you express a stronger emotion in this moment?
(この場面ではもう少し感情を強めてください。)
Let’s slow down the pacing of this dialogue.
(このセリフのテンポを少しゆっくりにしましょう。)
This scene should have a more serious tone.
(このシーンはもっとシリアスな雰囲気にしたいです。)
スタッフとの打ち合わせで使うフレーズ
Could you check the camera angle for this cut?
(このカットのカメラアングルを確認してもらえますか?)
Let’s review the storyboard before shooting.
(撮影前に絵コンテを見直しましょう。)
I’ll revise the plan if the location changes.
(ロケ地が変わる場合は、計画を調整します。)
スケジュール・進行に関するフレーズ
We can finish today’s shoot by 6 p.m.
(今日の撮影は18時までに終えられます。)
The rehearsal starts in 10 minutes.
(10分後にリハーサルが始まります。)
Let’s confirm tomorrow’s shooting schedule.
(明日の撮影スケジュールを確認しましょう。)
映画監督の実践的な英会話ロールプレイ
ここでは、映画監督が実際の現場で使う3つのシチュエーションを想定した、英会話のロールプレイをご紹介します。
ぜひ、監督役・俳優役・撮影スタッフ役に分かれて実戦的に練習してみてください。
パターン1:俳優への演技指導
Could you try expressing more tension in this moment?
この場面では、もう少し緊張感を出してみてください。
Sure. Should the tone be serious?
わかりました。シリアスな雰囲気ですか?
Yes, this part is very emotional.
そう、ここは感情が強く出る場面です。
Got it. I’ll give it more intensity.
了解です。もっと強く表現してみます。
パターン2:撮影前のスタッフ打ち合わせ
Let’s check the camera angle for the first shot.
最初のショットのカメラアングルを確認しましょう。
The lighting team is ready.
照明チームは準備できています。
Great. We need a soft, warm tone for this scene.
よし。このシーンは柔らかい暖色の雰囲気にしたいです。
Understood. We’ll adjust the lighting.
了解しました。照明を調整します。
パターン3:スケジュールの最終確認
How is the progress on the rehearsal?
リハーサルの進行状況はどうですか?
We’ll finish in five minutes.
あと5分ほどで終わります。
Perfect. Can we start shooting right after?
よかった。そのあとすぐ撮影に入れますか?
Yes, the crew is standing by.
はい、クルーは待機しています。
まとめ
今回は、映画監督に役立つ英単語・フレーズ・ロールプレイ会話をご紹介しました。
撮影や演技指導、スタッフとの調整を英語で行えるようになると、国際共同制作や海外の映画祭・撮影現場でもスムーズにコミュニケーションを取れるようになります。
今回の内容を参考に、リハーサルや打ち合わせの中で少しずつ英語表現を使ってみてください。
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