「福利厚生」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべますか?
企業が負担する従業員の保険や年金などのことでしょうか。
または、従業員が利用できるサービスや制度のことでしょうか。

「福利厚生」とは、法律で定められているものと、企業が独自で設けるものの2種類があります。
わたしたちがイメージする福利厚生は、おもに後者の企業独自のものであることが多いです。

福利厚生が企業の判断に任されているということは、福利厚生が良ければ、自ずと企業のイメージも良くなるというのは想像に難くありません。
今回は、福利厚生イメージをテーマに、企業の印象を良くするために欠かせない英語教育と語学支援について解説していきます。

「福利厚生」はどんなイメージ?

福利厚生の種類

「福利厚生」と聞いて、休暇や手当などを思い浮かべた方は多いのではないでしょうか。
申請すれば自由に取れる休暇をはじめ、通勤・出張手当や慶弔見舞い金などは、最低限の福利厚生であるともいえますよね。

福利厚生のイメージとしては、以下のようなものが挙げられます。

「福利厚生」のイメージ

  • 働く環境が整備され、従業員への配慮が行き届いていること
  • 従業員の生活の安定に貢献していること
  • ワークライフバランスを重視していること
  • 従業員の働く意欲を向上させ、満足度を高めていること
  • 従業員の定着率が良く、人材育成力を持っていること
  • 経営が安定しており、将来性があることを示していること

従業員が働きやすい企業は、職場環境が整い、従業員が健康でいて、ワークライフバランスが取れているものです。
劣悪な環境で長時間にわたる労働を強いるような企業は、いわゆるブラック企業とされ、従業員は定着しません。

「福利厚生」のイメージは、従業員を思っての制度やサービスが充実し、みんながイキイキと働いていることですね。
そんな企業は、定着率も高く、人材育成力にも長けています。
経営は安定し、事業の拡大や海外への展開も見込まれ、将来性があると判断されるでしょう。

福利厚生の種類

良いイメージのある「福利厚生」とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
福利厚生は、大きく「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2種類に分けられます。

法定福利厚生
  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 雇用保険
  • 労災保険
  • 介護保険
  • 子ども・子育て拠出金
法定外福利厚生
  • 家賃・住居補助
  • 業務環境支援
  • 健康診断・メンタルケア
  • 医療費補助
  • 自己啓発・学習支援
  • 子育て支援
  • 介護支援
  • 社内交流促進など

参考:厚生労働省

法定福利厚生とは、法律で定められた福利厚生のことで、企業が費用の一部を負担することが義務付けられています。
法定外福利厚生とは、どのような制度やサービスを設けるか企業の判断に委ねられているため、企業によって内容が異なります。

福利厚生で図る企業のイメージアップ

福利厚生に必須の英語教育と語学支援

良いイメージがある企業は、総じて福利厚生が整っていて、優秀な人材が集まりやすく、定着率も高い傾向にあります。

まさに、『福利厚生がいい=企業イメージが良い』ということですね。

企業のイメージアップを図るためには、福利厚生の充実は不可欠といえます。
以下のような好循環が生まれれば、企業は太く長く続いていけることでしょう。

 1. 福利厚生で従業員に還元する
 ↓
2. 従業員の満足度が上がる
 ↓
3. 従業員のモチベーションが高まる
 ↓
4. 生産性・業績が向上
 ↓
5. 経営が安定、企業のイメージアップ
 ↓
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独立行政法人 労働政策研究・研修機構が2020年に発表した調査結果によると、福利厚生制度・施策の目的として重視するのは、「従業員の仕事に対する意欲の向上」が60.1%で最も高いことがわかっています。
次いで「従業員の定着」が58.8%、「人材の確保」が52.6%と、雇用の維持と確保に関する項目が5割を超えていました。

福利厚生制度・施策の目的

従業員の仕事に対する意欲の向上 60.1%
従業員の定着 58.8%
人材の確保 52.6%
従業員同士の一体感の醸成 35.0%
従業員が仕事に専念できる環境づくり 32.5%

参考:企業における福利厚生施策の実態に関する調査

企業ごとにさまざまな制度や施策が実施されている福利厚生の内容は違っても、目的は共通していることがわかります。
福利厚生は、従業員の満足度に直接影響し、最終的には企業の業績とイメージアップにつながるとても重要な要素なのです。

福利厚生に必須の英語教育と語学支援

経済産業省が2020年に公表した「人的資本経営」により、従業員は資本であり、企業価値を高めるために投資すべき、という考え方が広まりました。

人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方
参考:経済産業省

従業員のモチベーションを向上させ、企業への定着率を高めるには、どうしたら良いのか、福利厚生の課題に真剣に取り組む企業が増えています。

従業員の立場からすると、どのような企業ならずっと働いていたいと思うでしょうか。
休みが多ければいい?自由に働けるのがいい?給料が高ければいい?
これら全てを満たしているのはもちろん嬉しいことですが、「やりがいを持って働きたい!」と思っている人も少なくないはずです。

2023年の厚生労働省の調査では、転職者が直前の勤め先を離職した理由として、「賃金以外の労働条件がよくなかったから」が 27.2%で最も高く、次いで「満足のいく仕事内容でなかったから」が26.7%と、3割弱が労働条件と仕事内容を理由に辞めていることがわかりました。
参考:厚生労働省

グローバル化が加速する昨今で、「やりがいを感じ、働き続けたい」と思ってもらえるような企業になるためには、福利厚生で英語教育を導入することは必須といえます。
英語力は「あったらいい」ではなく、「なくてはならない」スキルになってきており、伸びている企業ほど、英語を重視しているのが現実です。

英語教育と語学支援のメリット

  • 従業員全員の英語力が底上げされる
  • 業務効率と生産性が向上する
  • 海外展開など事業の幅が広がる

企業が英語教育と語学支援を推進していくことで、従業員の英語力は底上げされます。
英語が苦手な従業員も、学習意欲の高い従業員も、福利厚生による手厚いサポートを受けて安心してスキルアップを図れるでしょう。
生産性が向上し経営が安定すれば、人材の確保と定着、そして企業のイメージアップにもつながります。

英語教育と語学支援の福利厚生の例

  • 英語研修、語学研修
  • eラーニング
  • オンライン学習
  • 教材購入費用補助
  • 留学のための休職許可
  • 資格取得報奨金など

いろいろな福利厚生があるなかでも、断然おすすめなのは「オンライン英会話」です。
時間と場所を選ばないため自由度が高く、従業員全員に英語を学べる機会を提供できます。
導入にかかる手間や人員、費用も大幅に減らせるので、企業側の負担も少なく済みます。

まとめ

福利厚生には、従業員を思う企業の気持ちや姿勢がよく表れており、良いイメージを持っている方が多いでしょう。
「福利厚生が良い」=「企業のイメージも良い」というのは、みなさんおわかりのことと思います。

企業の印象を良くしてくれる福利厚生として、強くおすすめしたいのが「オンライン英会話」を使った英語教育と語学支援です。
パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末とインターネット環境さえあれば、場所と時間に縛られず、すき間時間を有効活用した学習ができます。

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