社員研修の導入を検討している方のなかには、社員研修の種類について具体的に知りたいという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、社員研修の種類について、いくつか例を挙げて具体的に解説します。また、おすすめの社員研修についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

社員研修の種類

社員研修の種類

社員研修とは、自社の従業員に対して行う研修のことです。社員研修にはさまざまな種類がありますが、大きく分けて形式別の社員研修と、テーマ別の社員研修の2種類に分類されます。

形式別の社員研修

形式別の社員研修とは、研修の実施方法や研修環境によって分類される社員研修です。

ここからは、形式別の社員研修の種類について、3つ解説します。

集合研修

1つ目が、集合研修です。集合研修とは、複数の研修参加者を特定の場所に集めて、研修講師が対面で行う社員研修のことです。一般的に、社員研修と聞くと、集合研修をイメージする方が多いのではないでしょうか。

集合研修には、テキストやレジュメなどの資料を用いて研修講師が講義形式で行うものや、研修参加者に役割を与えて実際の現場に準じたロールプレイをさせて、講師がフィードバックを行うものなどがあります。

オンライン研修

2つ目が、オンライン研修です。オンライン研修とは、インターネットに接続したパソコンやスマートフォンなどを利用して行う研修のことです。

オンライン研修は、インターネットを活用して行うため、集合研修のように研修参加者を特定の場所に集める必要はなく、研修参加者はそれぞれ自宅や会社の自席から研修を受けることができます。

オンライン研修には、研修講師がリアルタイムで研修を行うものや、あらかじめ録画された動画などの教材を利用して行うものなどがあります。

OJT研修

3つ目が、OJT研修です。OJT研修とは、実際の職場で行う研修のことです。

OJT研修において、研修参加者は実際の現場で通常業務を行うことで、業務を通じて実務経験や必要なスキルなどを習得することになります。

OJT研修では、業務に関する基本的な知識やスキルを研修参加者が身に着けられるように、先輩従業員や上司が研修参加者を指導しながら行われます。

テーマ別の社員研修

テーマ別の社員研修とは、研修の目的によって分類される社員研修のことです。研修の目的となるテーマを設定して、そのテーマにもとづいて研修内容を決めます。

ここからは、テーマ別の社員研修の具体的な内容について、3つ解説します。

コミュニケーション研修

1つ目は、従業員のコミュニケーション能力の向上をテーマにした研修です。

コミュニケーション能力は、業務を円滑に進めるためには必要不可欠な能力のひとつです。従業員のコミュニケーション能力を向上させることで、先輩や上司など従業員相互で齟齬の無い正確な情報共有や、円滑な意思疎通が可能になります。

従業員相互で正確な情報共有ができていないと、たとえば、上司が業務上必要な情報の内容を誤って部下に伝えたり、部下が与えられた情報を誤って理解したりと、業務上のミスが生じる原因になる場合があります。従業員相互で円滑な意思疎通や正確な情報共有が可能になれば、コミュニケーション不足が原因で生じる業務上のミスの防止につながるでしょう。

従業員のコミュニケーション能力を向上させるための研修には、たとえば、複数の研修参加者をいくつかのグループに分けて、グループ内で実際の現場を想定して実施するケーススタディ研修などがあります。

ITスキル研修

2つ目は、従業員のITスキルの向上をテーマにした研修です。

IT化が進んでいる現代においては、ITの活用は業務を効率的に行うための重要な要素のひとつです。ITの活用によって効率的に業務が行えるようになれば、時間や労働力といった業務に必要なコストが最適化されて、生産性の向上にもつながるでしょう。

ITを活用して業務に生かすためには、従業員が現場でITを活用できるようにする必要があります。どれだけ優れたIT技術を現場に導入したとしても、従業員のITIスキルが不足していると導入したIT技術を実際の業務に活かすことが難しく、業務効率化などの期待した効果が得られない場合があるでしょう。

従業員のITスキルを向上させるための研修には、たとえば、専門の外部講師に委託して、IT技術に関する知識や活用方法などのデジタルリテラシーを従業員に身に着けさせたり、IT技術の活用による情報漏洩リスクを少なくするための情報セキュリティについての知識を習得させるための講義研修などがあります。

グローバル化対応研修

3つ目は、従業員をグローバル化に対応した人材へ育成することをテーマにした研修です。

現代のグローバル社会においては、国内だけではなく国外の顧客にも対応する必要があり、グローバル化に対応するための人材の育成は重要になっています。グローバル化に対応できる人材が不足していると、国外の顧客への対応が難しくなり、企業の生産性の低下につながるでしょう。

従業員をグローバル化に対応できる人材へ育成するための研修には、たとえば、海外の顧客の価値観を理解して正しいコミュニケーションを取るために、日本とは異なる海外の文化について知るための異文化対応研修を行うという方法があります。

また、従業員の英語力を向上させるために、専門の講師に委託して、講師と対面で日常英会話やビジネス英会話を実践することで従業員の英会話スキルアップを図る英会話研修などがあります。

グローバル化対応研修の重要性

グローバル化対応研修の重要性

社員研修には、研修方法や研修環境によって分類される形式別研修と、研修の目的であるテーマによって分類されるテーマ別研修の2種類があることは、これまで見てきたとおりです。とくに、テーマ別研修にはさまざまな種類があるため、どんな研修をすればよいのかと、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

さまざまなテーマ別研修のなかでも、グローバル化対応研修は、おすすめの研修のひとつです。

グローバル化が進んでいる現代社会において、グローバル化に対応できる人材を育成するための研修の重要性は、これまで以上に高くなっています。グローバル化に対応できなければ、海外顧客の獲得が難しくなり、自社ビジネスを拡大する機会を失ってしまうことになりかねません

また、今後さらにグローバル化が進んで、競合他社がグローバル化に対応した人材を育成するための研修を充実させるようになれば、競合他社に後れを取ってしまうことにもなりかねません。

海外進出による自社ビジネスの拡大や、競合他社との競争に打ち勝つためにも、グローバル化に対応する人材を育成するためのグローバル化対応研修は重要な社員研修であり、おすすめの研修といえます。

社員研修におすすめの英語研修プログラム

社員研修におすすめの英語研修プログラム

グローバル化対応研修の内容はさまざまですが、グローバル化に対応するためには、海外の顧客とコミュニケーションを取るための基礎となる英語力を伸ばすことが大切です。

ここまでの記事を読んで、従業員の英語力を伸ばすための英語研修を導入したいと考えている方もいるでしょう。しかし、英語研修に活用できる英語教育サービスはさまざまであり、どれを選べばよいのかと、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

kimini英会話は、おすすめの英語教育サービスのひとつです。

kimini英会話では、100種類以上に及ぶ豊富な学習コースのなかから、受講者が自分のレベルや目的に応じて自由にコースを選んで自発的に英語が学習できるようになっているだけでなく、新入社員研修や選抜社員研修など、従業員の属性や英語能力のレベルに応じた英会話研修プランが用意されており、受講者にとって最適な英語学習ができるようになっているのが特徴です。

また、学習は完全オンラインであり、朝6時から夜12時までの時間帯のなかであれば、受講を希望する時間の15分前までに予約することでいつでも受講ができるため、各従業員が自分の好きな時間に効率よく受講できることも、魅力のひとつです。

さらに、専任の外国人講師とマンツーマンでレッスンができるため、業務に活かせる実践的な英会話スキルを身につけられるでしょう。

まとめ

今回は、社員研修の種類について具体的に解説しました。

社員研修には、大きく分けて研修方法や研修環境によって分類される形式別と、研修の目的ごとに分類テーマ別の2種類があります。とくに、テーマ別研修にはさまざまな種類がありますが、そのなかでもグローバル化対応研修は、今後ますます重要度の高い研修になるでしょう。

これから社員研修で英語教育を採用しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。