近年、日本に沢山の外国人観光客が訪れていることから販売員も英語で接客対応をする必要が高まっています。コンビニやカフェなど、接客までとはいかないまでも簡単なお金のやり取りをレジでする際も、さらっと英語で対応ができたらお互い気持ち良いですよね。
今回は、英語でレジ対応を行う際に必要な挨拶方法やお釣り、カードに関する単語やフレーズを例文を用いて紹介していきます。
お会計の最初はまずは英語で挨拶
英語圏の方がレジで”Hello”や”Excuse me”と声を掛けてきた際、または入店したきた際、店員はまず「いらっしゃいませ」や「こんにちは」と挨拶をします。
「いらっしゃいませ」は”Welcome”ですが、レジ対応では挨拶からはじまるため”Welcome”はあまり言う必要はないでしょう。レジ対応では単純に「こんにちは」と挨拶する程度で良いかと思います。
もちろん、”Hello”だけでなく、時間に応じて”Good morning” “Good afternoon” “Good evening”と言うのも良いでしょう。コンビニエンスストアやカジュアルな雰囲気のカフェや雑貨店などでは”Hi”と気軽に挨拶するのも大丈夫です。
英語圏で接客の際によく使われるフレーズは「元気ですか?」に当たる”How are you?” “How is it going?” (How’s going?)” です。
「こんにちは」といったシンプルの挨拶に加えて、お会計の間を埋めるため、お互いの警戒心を解くために良く「元気ですか?」というやりとりと簡単にするのが英語圏では日常的に見られます。
訳)こんにちは。
訳)こんにちは。お元気ですか?
訳)とっても元気です。ありがとう。小さいサイズのラテを一つください。
訳)もちろんです!
“How are you?”と店員側のこちらが質問したら、相手はたいてい「元気です」”Good” “Great” “Fine”などと答えます。この時、お客さんである相手からも”How are you?” “How about you?”などと聞き返される場合もあるので、店員自身も「元気です」などと答えられるように心の準備をしておきましょう。おしゃべり好きなお客さんの場合は、そこからちょっとした会話を始める方も多いです。
袋の有無を聞く
お客さんが購入したい商品をレジに持ってきた際、店員は袋が必要か不要かを聞きます。袋が有料化しているところでは、お会計の金額確定の前に袋の有無を聞く必要があります。
袋は英語で”bag”です。レジ袋は”plastic bag”、紙袋は”paper bag”です。
訳)袋はいりますか?1袋5円です。
訳)いや、大丈夫です。
袋詰めの方法も余裕があれば聞けるとよいでしょう。
訳)すべて一緒にお入れしても良いですか?
訳)いいえ、別々にのバッグに入れてくれますか?
英語でお会計の金額提示と金銭授受をする方法
お客さんと挨拶をしたら、次は商品をスキャン、またはお客さんが欲しい商品をレジに入力しお会計をします。そして、カードや携帯アプリ、現金で金銭のやり取りを行います。
合計金額の提示をする
お会計の際は、まず店員側が合計金額をお客さんに提示します。
例えば「合計金額は1,500円です。」と言いたい場合は、”That will be one thousand five hundred yen.” “The total (amount) is 1,500 yen.”と言います。
「合計金額」は”the total amount” “the total”などと言います。
日本円だと桁が多くて読むのが大変な時もあるので、それを回避したい方はレジの金額表示を指しながら”Here (This) is the total (amount)”「お会計金額はこちらです」と言うのもおすすめです。
金額の読み方は、例えば
- 10,000円 ”ten thousand yen”
- 1,000円 “one thousand yen”
- 100円 ”one hundred yen”
です。
訳)合計金額はいくらですか?
訳)合計は1,000円です。
金銭授受
次に、カードもしくは現金のやりとりを行います。お客さんから”Do you take credit card?” “Can I use a credit card?”「クレジットカードは使えますか?」と聞かれる場合もあります。もし、現金のみしか使えないお店なら”No, we only accept cash.” 「いいえ、現金のみ使えます。」と言いましょう。“take cash” “accept cash”はどちらも「現金が使える」という意味で”take” も”accept”もどちらも同じ意味で使われます。
訳)合計は1,800円です。
クレジットカードは使えますか?
訳)はい。ここをタップしてください。
コンビニやカフェでは、クレジットカードや交通機関のカード、アプリの決済機能がついているスマホなどをタップする機械があります。「タップ」は、英語でも”tap”なので、「ここにカードをタップしてください」と言いたい場合は”Please tap your card here.”などと言います。また、”touch your card” 「カードをかざす」と言うこともできます。
カード会計では、機械にカードを差し込んで会計することもあります。その際は”swipe your card”を使います。
そして、お釣りを渡す際は”Here is your change.”と言います。また、レシートは”receipt”です。
訳)こちらがお釣りとレシートです。
訳)ありがとう。
署名(サイン)をいただく
署名をお客さんからいただきたい場合は、”Could you please sign here?” “May I have your signature?” “Please sign your name.”などと言います。
訳)ここにサインをお願いできますでしょうか。
訳)分かりました!
商品をお渡しして挨拶をする
最後に、商品をお客さんにお渡しして挨拶をします。
商品を渡すときは「こちらになります」「こちらです」と言います。英語では”Here you are” “Here you go”と言います。
最後に”Thank you so much.” “Thanks for coming”と来店をしてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えます。旅行で日本に来ていることを話していてくれた方には”Enjoy your trip” “Have a lovely trip”などと言葉を添えてみるのもよいでしょう。
訳)こちらどうぞ。ありがとうございました。残りの旅も楽しんでください!
まとめ:お会計対応はどんどん使えば慣れていく
英語でお会計と聞くと、少し緊張して構えてしまいますが、数をこなしていくうちに自然と言葉が出てくるようになります。お会計は流れがが決まっているのでどんどん使っていくうちに慣れていきます。余裕が出てきたら、お客さんと日常会話をするのも良いでしょう。実践の場ではぜひ、臆することなくコミュニケーションにチャレンジしてみてください。