子どもが英語の宿題を始めても、すぐに手が止まってしまう。
何度声をかけてもなかなか進まず、気づけば親子ともに疲れている。
そのようなことはありませんか。
わが家には、中学生と高校生の息子がいます。とくに次男は、長い時間、勉強に取り組むのがあまり得意ではありませんでした。
その様子がよく表れていたのが、英語の宿題に取り組んでいるときです。
長い時間、机に向かっていても、宿題はなかなか進みませんでした。
そんな次男の様子を見ながら、集中力が続きにくくても取り組みやすい方法はないだろうかと、考えるようになりました。
そこで今回は、次男の英語学習を通して、わが家で試してきた短時間学習の工夫についてお伝えします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 英語の宿題が進まないのは集中力だけの問題ではなく、単語・ワークブック・ディクテーションなど内容の異なる作業を一度に終わらせようとすることが負担になっている場合がある。
- 宿題を種類ごとに分け、さらに小さな作業に区切ることで、子どもが「それくらいならできそう」と取り組みやすくなる。
- 机に向かう学習だけでなく、歌やアニメ、散歩中の会話、場所を変えることなど、その日の様子に合わせて英語への触れ方を柔軟に変えることが続けやすさにつながる。
なかなか進まなかったのは、集中力だけが原因ではなかった

次男は小学4年生になると、英会話を習い始めました。
そこでは、単語、ワークブック、ディクテーションなどの宿題が出ていました。
私は最初、それらをまとめて「英語の宿題」と捉えていました。
次のレッスンまでに、できるだけすべて終わらせておきたい。そう思い、よく次男に声をかけていました。
ところが、机に向かっていても、途中から手が止まってしまうことがほとんど。
ぼんやりしたり、別のものに目が向いたりして、なかなか次の問題へ進みません。
「早くしよう」
「あと少しだから頑張って」
「時間がもったいないよ」
私が何度も声をかけるうちに、次男もだんだん不機嫌になり、私も疲れてしまいます。
時間をかけているのに、思ったほど宿題は進んでいない。そんな日も少なくありませんでした。
当時は、もう少し集中してくれればよいのにと思っていました。
ただ、今振り返ると、集中力だけが問題だったわけではなかったように思います。
単語を覚え、ワークブックを進め、音声を聞いて書き取る。
次男にとっては、「英語の宿題」という一つの課題ではなく、内容の異なる作業がいくつも並んでいたのです。
それを一度に終わらせようとすることが、負担になっていたのかもしれません。
宿題を種類ごとに分けてみた
そこで、単語、ワークブック、ディクテーションを、一度にすべて進めようとするのをやめました。
今日は単語。
ワークブックは別の日。
ディクテーションは、時間に余裕があるとき。
このように、宿題を種類ごとに分けるようにしました。
単語の宿題では、20個の単語を覚える必要がありました。
「今日は20個覚えよう」と言うと、始める前から大変そうです。
そのため、最初から覚えようとするのではなく、まずは単語をざっと見て、すでに知っている単語に印をつけるところから始めました。
知っている単語を見つけるだけなら、ハードルも低く、次男も取りかかりやすそうでした。覚える必要のある単語も、最初より少なく見えます。
次に、まだ覚えていない単語を5個ずつに分けて確認しました。
「20個の単語を覚える」という大きな宿題を、「知っている単語を探す」「5個ずつ確認する」という小さな作業に分けたのです。
ただ、こうした分け方を子ども自身で考えるのは、難しいこともあります。わが家でも、最初は私が「今日はここまでにしよう」と区切るようにしていました。
一度に取り組む量が減ると、次男も「それくらいならできそう」と思いやすかったようです。
私も、今日中に全部終わらせなければと焦らずに済むようになりました。
集中できない日は、同じ英語に別の形で触れた

どうしても、宿題に集中できない日もありました。
そのようなときは、机の上の学習を無理に続けず、別の方法に切り替えていました。
覚える単語やフレーズが、英語の歌やアニメの中で使われていたことを私が思い出したときには、その部分を一緒に聞いたり、場面を見たりしていました。
「このフレーズ、あの歌に出てきたね」
「この言い方、アニメのこの場面で使っていたよ」
そう話しながら見せると、教材の中だけにあった英語が、少し身近になるようでした。
もちろん、歌やアニメを一度見ただけで、すぐに覚えられるわけではありません。
それでも、集中できない日に何度も書かせたり、覚えるように言い続けたりするより、歌やアニメに切り替えたほうが、次男も抵抗なく英語に触れられるようでした。
その日の様子に合わせて、机に向かう学習から、歌やアニメへと英語への触れ方を変える。
わが家では、そのくらいやわらかく考えたほうが親子ともに続けやすかったです。
机に向かっていない時間にも、英語を使ってみた
覚えた単語やフレーズは、宿題の時間以外に使ったり、確認したりすることもありました。
次男は、レッスンで覚えた“How do you say ~ in English?”というフレーズを使い、散歩中や食事中に、
“How do you say ‘すいか’ in English?”
などと、私によく質問していました。
私が答えるだけでなく、反対に、以前覚えた単語やフレーズを次男に聞いてみることもありました。
英語の教材を開いているときに聞かれると、次男も「正しく答えなければ」と身構えてしまうことがあります。
しかし、散歩中や食事中であれば、少し気楽に受け止められるようでした。
すぐに答えが出てこないときは、その場でもう一度伝えます。
覚えたフレーズが出てきたときには、
「覚えていたね」
と一緒に確認できました。
机に向かう時間を長くするのではなく、日常の中で短く英語を使ったり、思い出したりする。
それも、次男には合っていたように思います。
家で進まないときは、環境を変えてみた

家で勉強していると、なかなか集中できない日もありました。
テレビやゲームが目に入ったり、家にいる安心感から気持ちが緩んだりすることもあるのかもしれません。
わが家では、週末の朝に次男とモーニングへ行き、そこで宿題を見ることがありました。
家を出る前に、教材と筆記用具をバッグに入れておきます。
注文したものが届くまでや、食事を終えたあとの短い時間に、単語を確認したり、ワークブックを進めたりしました。
何時間も勉強するわけではありません。
それでも、家とは違う場所へ移ると、「ここでは宿題をする」と気持ちを切り替えやすいようでした。
私にとっても、家事をしながら何度も声をかけるより、隣に座って短い時間だけ宿題を見るほうが、落ち着いて関われました。
もちろん、外での学習や朝の時間が、すべての子どもに合うわけではありません。
カフェでは周囲が気になる子もいるでしょうし、朝はなかなか動けない子もいると思います。
ただ、家で進まない日が続くときには、場所や時間帯を変えてみるだけでも、子どもの様子が変わることがあると感じました。
まとめ
子どもの集中力が続かないと、親としては、もう少し頑張ってほしいと思ってしまいます。
わが家でも、次男に何度も声をかけ、親子ともに疲れてしまうことがありました。
しかし、単語、ワークブック、ディクテーションを分けたり、20個の単語を5個ずつにしたりすると、次男も取り組みやすそうでした。
いきなり覚えようとせず、まずは知っている単語に印をつける。集中できない日は、歌やアニメに切り替える。散歩中や食事中に、覚えた英語を短く使ってみる。
そのように、時間だけでなく、学習の内容や取り組み方も小さく分けていきました。
また、家で集中できないときには、週末のモーニングで宿題を見ることもありました。
長く集中できるようにすることよりも、その子が今取り組める長さや方法を探すこと。
わが家では、そのほうが親子ともに無理なく、英語学習を続けやすかったように感じています。
