「英語の語順がいつもバラバラになってしまって、相手に伝わっているか不安…」 「smell・soundに動詞としての使い方があるなんて知らなかった」 「文型は習ったはずなのに、会話になった瞬間に頭から消えてしまう」

英語学習の中でも「文型」は地味に見えて、実は英語の伝わり方を大きく左右する非常に重要なテーマです。文型を理解していないと、語順が崩れて「なんとなく意味は伝わるけど自信がない」という状態に陥りやすく、逆にきちんと身につくと表現の幅と正確さが一気に上がります。

今回はKimini英会話の「文法特訓コース<基本5文型>編」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・学習効果を正直にレビューします。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話の「文法特訓コース<基本5文型>編」は、文法は知っているが会話で使えないという「知識と実践のギャップ」を埋めることに特化したコースである。
  • 講師がコースの意図を理解していれば、”It is good smell.”を”It smells good.”に修正するような、実際の誤りを通じた定着体験が得られる。
  • 文法を発話レベルに落とし込みたい方に向いている一方、主語と動詞だけで返答するのが難しい方はまず基礎コースを先に受講することが推奨される。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

今回受講したのは「文法特訓コース<基本5文型>編」です。英語の基本5文型を理解し、それを使って会話ができるようになることを目標としたコースです。既存のコースから重要単元を選んでコンパクトに再構成しており、文法は知っているが会話で使えないという方の「知識と実践のギャップ」を埋めることに特化しています。

レッスンの内容

このコースでは、英語の骨格となる文型と時制を扱います。

  • 基本5文型(SV・SVC・SVO・SVOO・SVOC)
  • 現在形の文
  • 現在進行形

レッスン一覧

Lesson タイトル 内容・特徴
Lesson 1 自分のことを伝えよう、相手のことをたずねよう be動詞を使った肯定文・疑問文を学習。「私は〜です」「あなたは〜ですか」といった簡単な会話ができるようになる。
Lesson 2 相手の調子をたずねよう be動詞を使った疑問文・否定文を学習。「あなたは〜ですか」と質問したり、「私は〜ではありません」と否定の文を言えるようになる。
Lesson 3 身近な人についてたずねよう 三人称が主語の場合のbe動詞の使い方を学習。「彼/彼女は〜です」「彼らは〜ですか」のように、第三者について話せるようになる。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 8 友達がふだんすることを伝えよう 三人称単数が主語の一般動詞の現在形を学習。「ボブは日本語を勉強します」「私の母は数学を教えています」のように、家族や友達について伝えられるようになる。
Lesson 9 友達がふだんすることをたずねよう 三人称単数が主語の疑問文・否定文を学習。「彼女はふだんネットサーフィンをしますか」のように、友達や家族についてたずねたり答えたりできるようになる。
Lesson 10 毎日することについて話してみよう 毎日の習慣について英語で話す実践練習。

レッスンの流れ

Lesson タイトル 内容・特徴
Lesson 1 自分のことを伝えよう、相手のことをたずねよう be動詞を使った肯定文・疑問文を学習。「私は〜です」「あなたは〜ですか」といった簡単な会話ができるようになる。
Lesson 2 相手の調子をたずねよう be動詞を使った疑問文・否定文を学習。「あなたは〜ですか」と質問したり、「私は〜ではありません」と否定の文を言えるようになる。
Lesson 3 身近な人についてたずねよう 三人称が主語の場合のbe動詞の使い方を学習。「彼/彼女は〜です」「彼らは〜ですか」のように、第三者について話せるようになる。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 8 友達がふだんすることを伝えよう 三人称単数が主語の一般動詞の現在形を学習。「ボブは日本語を勉強します」「私の母は数学を教えています」のように、家族や友達について伝えられるようになる。
Lesson 9 友達がふだんすることをたずねよう 三人称単数が主語の疑問文・否定文を学習。「彼女はふだんネットサーフィンをしますか」のように、友達や家族についてたずねたり答えたりできるようになる。
Lesson 10 毎日することについて話してみよう 毎日の習慣について英語で話す実践練習。

レッスンレビュー

今回はLesson 2「第2文型(SVC)の文」を受講した感想をお伝えします。

率直な感想

ターゲットの文法を強化する会話練習が充実していました。今回担当した講師は「文法特訓」というコースの意図を的確に理解しており、自然と第2文型を使うような流れに持っていくのが非常に上手でした。意図的に第2文型を使った文章を紹介してくれたり、そのような回答が引き出される質問を投げかけてくれたりと、講師の経験値の高さを感じる25分間でした。

楽しかったところ

会話の中で第2文型が自然に使えた瞬間がありました。特に印象的だったエピソードを紹介します。
レッスン中に「どんな食べ物が好き?」という質問があり、smellが新出単語として出てきました。あえて「It is good smell.」と答えてみたところ、講師がすかさず”It smells good.”と第2文型の形に修正してくれました。

今回はレッスン全体の流れが秀逸で、文法習得の実感と自由会話の満足感を両方得られました。

難しかった点・受講生がつまずきそうなポイント・教材への要望

講師が「文法特訓」の意図を理解していれば特に詰まる場面はありません。 ただし、講師によってその理解の深さに差があるため、コースの目的を最大限活かせるかどうかは担当講師に左右される部分があります。

「Let’s learn the words」のセクションにfeel・sound・look・tasteなどの単語を加えると、さらに効果的なコースになると感じました。 第2文型の核心は「be動詞以外にも補語を取る動詞がある」という気づきです。しかし現状の教材では、この気づきを引き出す設計が少し物足りないと感じました。

実際に中学生を指導していても、「美味しい」を”It is good.”とは言えても、”It tastes good.”はなかなか出てこない生徒がほとんどです。feel(感じる)・sound(聞こえる)・look(見える)・taste(味がする)といった知覚動詞を使った英作文をレッスンの中に組み込むことで、第2文型の理解が格段に深まり、実際の会話でも自然に使えるようになると考えます。

保護者目線での考察|向いている人・向いていない人

保護者

文法特訓コース<基本5文型>編を受講してみて、このコースに向いている人、向いていない人を解説します。

このコースが向いている人

文法を発話できるレベルに落とし込みたい方。文型を頭では理解しているが、会話で使いこなせない方が多いです。英語は語順で意味が変わるという点が日本語と大きく異なります。「なんとなく通じているけど正確に伝わっているか自信がない」という感覚がある方は、語順が乱れている可能性が高いです。このコースで会話の中で文型を使って習得していきましょう。

このコースが向いていない人

主語と動詞だけで返答するのが難しい方。文型を学ぶには、まず「主語と動詞の組み合わせで文が成立する」という感覚が前提として必要です。この部分に不安がある場合は、まず英語初級レベルのコースやbe動詞・一般動詞の特訓コースでしっかり練習を重ねてからこのコースに進むことをおすすめします。

まとめ

「文法特訓コース<基本5文型>編」を体験して感じたのは、「文法は分かるのに会話で使えない」という壁を、実際の会話体験を通じて突き破るのに最適なコースだということです。

  • 基本5文型・現在形・現在進行形を会話を通じて実践的に習得できる
  • 講師がコースの意図を理解していれば、25分間の密度が非常に高くなる
  • 「It is good. → It smells good.」のような実際の誤りを修正される体験が定着を加速させる
  • 語順の崩れを文型という枠組みで根本から整理できる
  • 「文法を知っている」から「文法を使って話せる」への橋渡しとして機能する

英語の語順に自信を持って話せるようになることで、英会話全体の質が変わります。

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Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。