「小学校高学年になったけど、英語の授業についていけるか心配…」
「中学校からの英語に備えておきたい。どんなコースが合うかな?」
「楽しく学べて、ちゃんと力になるコースを探している」

小学校5年生以上のお子さんを持つ保護者の方から、こうした相談をよく受けます。学校の英語が「教科」として本格化するこの時期、家庭でどう英語力を伸ばすかは、多くのご家庭にとって悩みどころです。

今回はKimini英会話の「小学生の英会話3」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から、レッスンの内容・難易度・学習効果を講師目線と保護者目線の両方からレビューします。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話「小学生の英会話3」は、小学校高学年が中学英語へスムーズにつなげるための橋渡しコースで、基本フレーズを「知っている」から「使える」レベルに引き上げることを目指している。
  • 発音矯正・質問練習・フリートークがバランスよく組み込まれており、話す・聞く・書くの4技能を楽しみながら総合的に伸ばせる設計になっている。
  • 英語をまったく初めて習う子や小学校低学年には難易度がやや高めなため、まず「小学生の英会話1」から始め、レベルを確認してからステップアップするのがおすすめ。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、初心者にも分かりやすく丁寧に教えてくれます。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。

レッスン紹介

今回受講したレッスンの内容を紹介します。

受講コース

今回受講したのは「小学生の英会話3」です。小学校5年生からを対象としたコースで、小学校5年生までに習う単語と基本的なフレーズを学習した後、それらを使って先生と会話の練習を行います。

レッスンではキーフレーズと一緒に使える英単語を学んでから「話す」練習を丁寧に行います。さらに事後学習のワークシートで「書く」練習まで取り組むことで、4技能をしっかり身につけられる設計です。「教科」としての英語を楽しく学びながら、中学校からの英語学習への土台を作ることがこのコースのゴールです。

レッスンの内容

小学生の英会話3」では、小学校高学年に必要な幅広い単語と表現を学びます。

  • 数字・食べ物・動物・スポーツやゲームの名前
  • 月・日付・曜日の言い方
  • 教科・楽器・職業・建物・国の名前
  • 動作を表す動詞
  • 気持ちや状態を表す形容詞
  • 色の名前・場所を表す前置詞

単語を覚えるだけでなく、それらを使って「自分のことを英語で話せるようになる」ことを目指します。

レッスン一覧

レッスン タイトル 内容・特徴
Lesson 1 名前と年れいを言ってみよう 自己紹介の基本。名前・年齢を英語で言う練習からスタート。
Lesson 2 好きなデザートを言ってみよう 食べ物の語彙を使いながら、好みを英語で伝える練習。
Lesson 3 犬が好きかたずねよう 動物の名前を使い、好きかどうかを尋ねる会話練習。
・・・
Lesson 39 好きな人物についてできるかどうかをたずねよう できること・できないことを英語で質問し合う応用練習。
Lesson 40 自分の持ちもののある場所を言おう 場所を表す前置詞を使い、ものの位置を英語で説明する。
Lesson 41 好きな人物をしょうかいしよう! 学んだ表現を総動員して、好きな人物を英語で紹介する。

レッスンの流れ

今回体験したLesson「行きたい場所を言おう」は、以下の流れで進みました。

ステップ 内容
1. 今日のフレーズ キーフレーズが実際の日常生活でどのように使われるかをイラストで確認。その後、学んだフレーズを使って講師の質問に答える練習をする。
2. 発音を練習しよう キーフレーズがきちんと相手に伝わるように発音練習。まずは講師に倣って声に出す。
3. 単語を言おう 身の回りのものや人を英語で言えるように練習する。
4. 学んだフレーズを言おう 習ったキーフレーズと単語を使って文を作る練習をする。
5. 自由に話そう 習ったキーフレーズと単語を使って講師と自由に会話をする。

このレッスンで使う会話フレーズは以下の通りです。

  • Where do you want to go?
  • I want to go to Australia.

行きたい国・場所を英語で言いながら、自分から相手に質問する力も身につけることが目標です。

レッスンレビュー

実際にレッスンを受講した率直な感想を紹介します。

率直な感想

優しく丁寧に進めてくれて、安心して受講できました。
このコースの先生は、一つひとつのステップを焦らず確認しながら進めてくれます。「次に何をするか」が常に明確で、初めてのレッスンでも迷う場面がありませんでした。

発音矯正もしっかりやってくれて、成長の実感があります。
「発音を練習しよう」のパートでは、口の形や息の出し方まで丁寧に教えてもらえます。自分の発音が少しずつ整っていく感覚は、英語学習の大きなモチベーションになります。

一方で、内容が簡単すぎると感じる場面もありました。
ただしこれは必ずしもデメリットではありません。簡単なフレーズでもとっさに口から出てくるようにするには、反復練習が欠かせません。「簡単な表現を瞬時に言える状態にすること」こそが、英会話上達の近道です。その意味では、このレッスンの繰り返し練習のアプローチは非常に理にかなっています。

楽しかったところ

先生への質問練習ができた点が特に良かったです。
先生からの質問に答えるだけでなく、自分から「Where do you want to go?」と質問する練習もできます。英会話は一方的に答えるだけでは成立しません。「自分から質問する」体験が1回のレッスンの中に組み込まれている点は、このコースの大きな強みです。

フリートークでフィリピンの食文化について話せたのも嬉しかったです。
「自由に話そう」のパートでは、テキストを離れた自然な会話に発展しました。先生の出身国の食べ物について質問できたことで、「英語を使って世界を知る」という体験が生まれます。こうした瞬間が、英語学習を「勉強」ではなく「楽しいもの」に変えてくれます。

難しかった点

今回のレッスンで特につっかかる場面はありませんでした。ただ、いくつか気になった点があります。

取り上げる国が6カ国に絞られていました。
シンプルで学びやすい反面、もっと多くの国を扱えると語彙の幅が広がるかもしれません。

発音強化の観点でもう一工夫できそうです。
「Turkey(トルコ)」「Germany(ドイツ)」など、日本語の呼び方と英語の発音が大きく異なる国や、発音の難しい国名を積極的に取り上げると、発音トレーニングとしても面白くなると感じました。

保護者目線での考察|向いている子・向いていない子

小学生英会話3のコースがおすすめの子とあまり向いていない子の特徴を解説します。

このコースが特におすすめの子

小学校高学年で、英語表現のバリエーションを増やしたい子。
文法の難易度は中学2年生レベルの内容も含まれており、小学校高学年が取り組むのにちょうど良い挑戦度があります。「I want to go to〜」のような表現は、中学校の英語授業でも頻繁に使うフレーズです。

中学校からの英語学習に備えたい子。
教科書に出てくる基本フレーズを「話せる形」で先取りできるため、中学入学後の英語授業がスムーズになります。「知っている」から「使える」に変えておくことで、中学の英語への自信につながります。

英語を楽しみながら力をつけたい小学校高学年の子。 ゲーム感覚のアクティビティやフリートークが組み込まれており、勉強感が少なく取り組めます。小学生高学年でも十分に楽しんで習得できるコースです。

少し合わないかもしれない子

英語を始めたばかりの子・小学校低学年の子。
フレーズの難易度が「小学生の英会話1」より上がるため、英語をまったく初めて習う子や低学年の子には少しレベルが高すぎる可能性があります。その場合は「小学生の英会話1」からスタートするのがおすすめです。

まとめ

「「小学生の英会話3」」を体験して感じたのは、小学校高学年が中学英語への橋渡しとして使うのに最適なコースだということです。

  • 小学校5年生までの単語・フレーズを使った実践的な会話練習ができる
  • 発音矯正のパートがあり、正しい発音を丁寧に身につけられる
  • 先生への質問練習が組み込まれており、双方向の英会話力が育つ
  • フリートークで「英語を使う楽しさ」を自然に体験できる
  • ワークシートで「書く」練習までカバーし、4技能を総合的に伸ばせる

中学校からの英語は「使える英語」が求められます。このコースで話せる力の土台を作っておくことが、中学英語を楽しむための最短ルートです。

まずは無料体験で、お子さんに合うレベルかどうかを確かめてみてください。

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Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。