「英会話をやっている時間があったら、単語をやったほうがいいのでは」。高校生の英語学習でいちばんよく聞かれるのが、この問いです。塾も参考書も模試もある。そこに週何回かのオンライン英会話を足すのは、受験に対して遠回りではないか、と。

Kimini英会話では2026年6月、有料会員を対象に利用実態調査を実施しました(有効回答940件)。学齢別の内訳を見ると、いちばん多いのは小学生の493人、次いで中学生の158人。高校生は22人で、全体の2.3%にとどまります。たしかに少数派ですが、その22人がどう使っていたかを追っていくと、続いている高校生に共通した「使い分け」がはっきり出てきました。

この記事では、高校生の会員が英会話を受験勉強のどこに置いていたのか、そして続けた結果どこにいるのかを、この調査のデータで見ていきます。なお高校生は22人と少数のため、数値はすべて参考程度としてお読みください。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 続いている高校生は英会話で受験勉強を置き換えず、「覚える作業は紙の教材、話す練習はレッスン」と使い分けていたのが最大の共通点。文法・語彙は参考書中心、スピーキングは95.5%・発音は77.3%がKiminiで補っている。
  • 高校生の総合満足は95.5%、NPSも+64と全体を上回る高水準だが、一番のハードルは「上達している実感がない」36.4%で、満足しているのに手応えだけが見えないねじれが特徴。足りないのは伸びを確認する物差しだといえる。
  • 高校生の学習目的は「英検・受験対策」45.5%が最多で、英検対策コースを二次面接の練習に活用したという声も寄せられている。ただし高校生は22人と少数のため、数値はあくまで参考程度に読む必要がある。

大学受験に英会話は遠回りなのか

データを見るかぎり、続いている高校生は英会話で受験勉強を置き換えていませんでした。覚える作業は紙の教材、話す練習はレッスン、という分け方をしています。

学習領域ごとに、何で勉強しているかを聞いた結果です。

学習領域ごとの勉強方法(高校生22人・複数回答)

文法

参考書・問題集

77.3%

Kiminiの教材

36.4%

語彙

紙の単語帳・参考書

68.2%

Kiminiの教材

36.4%

リーディング

参考書・問題集

40.9%

Kiminiの教材

77.3%

学習領域ごとの勉強方法(高校生22人・複数回答)
学習領域 紙の参考書・単語帳 Kiminiの教材・レッスン
文法 77.3% 36.4%
語彙 68.2% 36.4%
リーディング 40.9% 77.3%
スピーキング 選択肢なし 95.5%
発音 選択肢なし 77.3%

※高校生は22人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)のうち受講者が16〜18歳の22人の回答に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。調査の対象・時期により結果は異なる場合があります。

文法は参考書・問題集が77.3%、語彙は紙の単語帳・参考書が68.2%。どちらもKiminiの教材(各36.4%)を大きく上回りました。全体(940人)では文法も語彙もKiminiの教材が最多(50.7%・48.8%)ですから、高校生だけ逆転しています。

一方で、スピーキングは95.5%、発音は77.3%が「Kiminiのレッスン」と答えています。発音については「レッスンで講師に直してもらう」という選択肢が77.3%でした。暗記と演習は紙、話すことと直してもらうことはレッスン。この分け方が、続いている高校生の共通点です。

言い換えると、英会話は受験勉強を削って入れているのではなく、参考書では埋まらない場所に入っています。単語帳を1冊やっても発音は直りませんし、問題集を解いても口は動きません。そこだけを外注している形です。

「話す」を続けた高校生は、いまどこにいるのか

続けた結果を見ると、高校生の会員にレベル1の人はいませんでした。レベル5以上が72.7%を占めています。

高校生の会員の英語レベル(22人)

レベル1(超初級)

0%(0人)

レベル2〜4

27.3%(6人)

レベル5〜7

50.0%(11人)

レベル8〜10

22.7%(5人)

高校生の会員の英語レベル(22人・単一回答)
Kiminiレベル 人数 比率
レベル1 0人 0%
レベル2〜4 6人 27.3%
レベル5〜7 11人 50.0%
レベル8〜10 5人 22.7%

※高校生は22人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。すでにやめた方の回答は含まれないため、続いた人だけを見た数値である点にご注意ください。

全体では940人の48.9%がレベル1です。高校生でレベル1が0人という結果は、この層の利用歴の長さと関係しています。高校生の会員は利用歴1〜2年が36.4%、2年以上が22.7%で、1年以上続けている人が59.1%。中学生や小学生のうちに始めて、そのまま持ち上がっている人が多いということです。認知経路で「家族の紹介」が40.9%と最多だったのも、きょうだいや親の流れで入っているためだと考えられます。

もう一つおもしろかったのが、得意なスキルです。高校生がいちばん得意だと答えたのはリスニングで40.9%、スピーキングは22.7%でした。一方、これから伸ばしたいスキルはスピーキングが54.5%で最多。話す練習を続けた結果、先に聞く力が上がっている、という順番が読み取れます。

忙しい娘にとって、隙間時間で英語学習ができるのは助かっています。フリートークだけでなく教材に沿って進むので、その日何を学んだかが分かるところも選んだ理由です。

利用歴2年以上・高校生の保護者

※アンケート回答を再構成した一例です。効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

高校生が講師に求めるのは、褒めることではない

高校生が講師に求めるものは、ほかの世代と逆転しています。最多は「間違いをしっかり指摘・修正してほしい」で77.3%でした。

講師に求めるもの(高校生22人・全体940人・複数回答)

間違いをしっかり指摘・修正してほしい

高校生(22人)

77.3%

全体(940人)

58.0%

楽しい雰囲気で褒めてほしい

高校生(22人)

45.5%

全体(940人)

70.5%

発音がきれいな講師がいい

高校生(22人)

54.5%

全体(940人)

49.9%

講師に求めるもの(高校生22人・全体940人・複数回答)
講師に求めること 高校生(22人) 全体(940人)
間違いをしっかり指摘・修正してほしい 77.3% 58.0%
発音がきれいな講師がいい 54.5% 49.9%
楽しい雰囲気で褒めてほしい 45.5% 70.5%
テンポよくレッスンを進めてほしい 27.3% 21.5%
子どもの対応が上手い講師がいい 18.2% 50.5%

※高校生は22人と少数のため参考程度にご覧ください。数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、継続中の会員の自己申告によります。

小学生では「楽しい雰囲気で褒めてほしい」が79.5%で最多、「子どもの対応が上手い」が72.6%です。高校生ではこれが45.5%・18.2%まで下がり、代わりに「間違いを指摘してほしい」が77.3%に上がります。期待されている役割が、盛り上げ役から添削役に切り替わっているわけです。

ここが「遠回りではない」と言える二つ目の理由です。参考書は間違いを指摘してくれません。模範解答と自分の答えを見比べるだけです。発音や言い回しのどこが違うのかを、その場で口頭で直してもらえる場は、高校生の学習環境のなかでは意外に少ない。週に1〜2回でもそれがあるなら、時間の使い方としては筋が通っています。英検対策とオンライン英会話の組み合わせ方はこちらの記事でも詳しく扱っています。

英検対策のコースが分かりやすくて身につきました。同じコースを繰り返していたので音読もスムーズにできて、二次の面接対策にもなりました。おかげで2級の一次試験に合格できました。

利用歴1〜2年・高校生本人

※アンケート回答を再構成した一例です。効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

受験期のスケジュールに、どう入れていたのか

【英検スケジュール】受験日から結果発表、成績表が送付されるまでの日程

時間の使い方はかなりはっきりしていました。夜に寄せて、毎日か週数回、1回25分か50分です。

高校生22人のうち、学習の頻度は毎日が54.5%、週3〜4回が18.2%、週5〜6回と週1〜2回が各13.6%。1回あたりの時間は25分程度が45.5%、50分程度が40.9%で、2コマ続けて取っている人が4割います。時間帯は夜(18〜22時)が68.2%、夕方(15〜18時)が31.8%でした。部活や塾のあとに1コマ、という形が中心です。

意外だったのは目標の期限です。「特に期限は決めていない」が50.0%で最多。3ヶ月以内が22.7%、半年〜1年くらいが22.7%と続きます。受験という締め切りがある層なのに、半数は英会話については期限を切っていません。入試日から逆算する勉強と、期限を決めずに積む練習を、別の引き出しに入れているように見えます。スコアを期限で追う学習法はTOEIC対策のまとめ記事のほうが近い形です。

それでも残るのは「上達している実感がない」

満足度は高い一方で、続けるうえでの壁は残っています。高校生が挙げた一番のハードルは「上達している実感がない」36.4%でした。

学習を続ける上で一番のハードル(高校生22人)

上達している実感がない

36.4%

特にハードルは感じていない

31.8%

忙しくて時間が取れない

13.6%

モチベーションが続かない

13.6%

何をやればいいかわからない

4.5%

学習を続ける上で一番のハードル(高校生22人・単一回答)
ハードル 人数 比率
上達している実感がない 8人 36.4%
特にハードルは感じていない 7人 31.8%
忙しくて時間が取れない 3人 13.6%
モチベーションが続かない 3人 13.6%
何をやればいいかわからない 1人 4.5%

※高校生は22人と少数のため参考程度にご覧ください。総合満足度・NPS(顧客推奨度)を含む数値は「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件)に基づく自社調査の結果で、いずれも継続中の会員の自己申告によります。長く続けている層の数値は、合わずにやめた方が含まれないぶん高く出る点にご留意ください。

「上達している実感がない」36.4%は、全体の26.6%より高い数字です。ただし「特にハードルは感じていない」も31.8%(全体11.9%)と高く、22人が二つに割れています。模試の偏差値のような数字が英会話には出ないので、伸びているかどうかを自分で判定しづらい。これは高校生に限った話ではなく、学習目的が「英検・受験対策」の会員241人で見ても、一番のハードルは「上達している実感がない」24.9%が最多でした。

満足度そのものは高く出ています。高校生22人の総合満足は「非常に満足」54.5%と「やや満足」40.9%を合わせて95.5%(全体93.4%)。NPS=顧客推奨度(友だちや知り合いにKimini英会話をすすめたいと思う気持ちを数値化した指標)のスコアも+64で、全体の+50を上回りました。満足しているのに手応えだけが見えない、というねじれがこの層の特徴です。

実際、あったら嬉しいサポートとして挙がったのは「定期的な成果レポート」40.9%、「自分に合ったコースの自動おすすめ」40.9%、「学習進捗の可視化」36.4%。欲しい情報でも「効果的な学習方法・コツ」が68.2%で最多でした。足りないのはレッスンではなく、伸びを確認する物差しだということです。

飽きずに続けられているのは、コースのカリキュラムの楽しさと講師の質の高さだと思います。もう少し上のレベル向けのコースが増えるとうれしいです。

利用歴2年以上・高校生本人

※アンケート回答を再構成した一例です。効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

遠回りにしないための3つの分け方

【英検】申し込み方法・検定料・持ち物など受験までの流れを詳細に解説!
ここまでのデータを、これから始める人向けに整理します。

1つめは、覚えるものは紙、直してもらうものはレッスンに置く。高校生の77.3%が文法を参考書・問題集でやり、68.2%が語彙を紙の単語帳でやっています。英会話に単語暗記まで期待すると、どちらも中途半端になります。逆に発音や言い回しの修正は、参考書ではどうにもなりません。

2つめは、講師に「直してほしい」と最初に伝える。高校生が講師に求める1位は「間違いをしっかり指摘・修正してほしい」77.3%でした。ただ、講師側は年少の受講者に合わせて褒める進め方をすることもあります。目的を伝えておくと、25分の中身が変わります。

3つめは、伸びの物差しを自分で決めておく。「上達している実感がない」が36.4%で最多だったのは、裏を返せば測り方を決めていないからです。英検の級、模試の音読、レッスンで言い直された回数など、何でもかまいません。期限を決めていない人が50.0%いる層だからこそ、区切りは自分で作る必要があります。

そのうえで、合うかどうかは受けてみないと分かりません。高校生の会員のうち、入会前に他社と比較しなかった人は50.0%、決め手は「無料体験でのレッスン内容が良かった」27.3%が最多でした。まずはKimini英会話の無料体験で、講師に間違いを直してもらう25分がどんな感覚なのかを確かめてみてください。

※無料体験の内容・回数・条件は変更される場合があります。最新の内容は公式サイトの案内をご確認ください。

よくある質問

大学受験を控えた高校生がオンライン英会話を続けるのは遠回りですか。

使い方によって変わります。有料会員実態調査2026の高校生22人(参考値)では、文法は参考書・問題集77.3%、語彙は紙の単語帳・参考書68.2%で、暗記と演習は紙の教材で行っていました。レッスンに任せていたのはスピーキング95.5%と発音77.3%です。受験勉強を置き換えるのではなく、参考書では埋まらない部分だけを担当させている形が多数でした。

受験勉強と英会話は、週にどれくらい両立できますか。

調査では高校生22人のうち毎日が54.5%、週3〜4回が18.2%でした。1回の時間は25分程度が45.5%、50分程度が40.9%。受ける時間帯は夜(18〜22時)が68.2%で、部活や塾のあとに1コマ入れる形が中心です。回数を決める前に、続けられる時間帯を先に決めるほうが現実的です。

スピーキングの練習は入試に役立ちますか。

本調査は学習実態と満足度を聞いたもので、入試の得点との関係は検証していません。データで分かっているのは、高校生がいちばん得意だと答えたスキルがリスニング40.9%だったこと、発音をレッスンで講師に直してもらっている人が77.3%いたことです。英検の音読や面接形式の試験で手応えを感じたという声も寄せられていますが、効果や感じ方には個人差があります。

高校生でも初心者レベルから始められますか。

始められます。有料会員実態調査2026では受講者940人の48.9%がレベル1で、いちばん人数が多い入口でした。高校生22人ではレベル1が0人、レベル5以上が72.7%を占めていますが、これは1年以上続けている人が59.1%と多いためで、開始時点のレベルを示すものではありません。

英検などの資格対策と並行できますか。

高校生22人の学習目的は「英検・受験対策」が45.5%で最多、「学校の勉強」が22.7%でした。英検対策のコースを繰り返して二次試験の面接対策に使ったという声も寄せられています。一方で、上位級や上級レベル向けのコースをもっと増やしてほしいという要望も出ていました。開講中のコースは変わることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。

※本記事のデータは「Kimini英会話 有料会員実態調査2026」(2026年6月実施・有効回答940件、継続中の会員が対象)に基づきます。高校生の回答は22件と少数のため、数値は参考程度にご覧ください。体験談は、アンケートに寄せられた複数の利用者の声をもとに再構成した一例で、効果や感じ方には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。料金・キャンペーン・サービス内容は変更される場合があります。最新かつ正確な情報は公式サイトをご確認ください。

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Kiminiオンライン英会話ブログ マーケティング・調査チーム / Marketing & Research Team
学研グループが運営するKimini英会話のマーケティング・調査チーム。有料会員や無料体験ユーザーへの独自調査、レッスン評価データの分析をもとに、実データに基づく英語学習コンテンツを制作している。