海外のお客様にオーガニック商品の魅力を伝えたいけど、英語に自信がない……。そんな不安を感じていませんか?
この記事ではオーガニックコスメ売り場で働く販売員さんに向けて、すぐに使える英語フレーズや単語の意味、実際のシーンを想定したロールプレイングの例文をご紹介します。
オーガニックコスメの現場で使う!英単語リスト

オーガニックコスメを取り扱っていると、成分や製造背景について質問されることもありますよね。
そんなとき、よく使う英単語をいくつか覚えておくだけで英語での接客にも自信が持てるようになります。
ここでは、売り場でよく登場する英単語を5つピックアップ。会話やPOPにもすぐ使えますよ。
認証オーガニック:certified organic
第三者機関(例:ECOCERT、JOCA)によって安全性が保証されたオーガニック成分を使用していることを表す言葉です。
店員This product is made with certified organic ingredients approved by ECOCERT.
この商品はECOCERTに認証されたオーガニック成分で作られています。無添加:additive-free
合成香料・着色料・防腐剤などの添加物を使用していないことを伝えるフレーズ。敏感肌向けの商品説明によく使われる単語です。
店員It’s completely additive-free, so it’s gentle on sensitive skin.
完全に無添加なので、敏感肌の方にもやさしいです。パラベン不使用:paraben-free
パラベンは防腐剤の一種。パラベンを含まないことで、肌へのやさしさをアピールできます。
店員This cream is paraben-free and suitable for daily use.
このクリームはパラベン不使用でデイリー使いしやすいです。動物実験なし:cruelty-free
製品の開発やテストにおいて、動物実験を行っていないことを示す言葉です。特に海外では、購入時に重視されるポイントのひとつです。
店員All of our products are cruelty-free and not tested on animals.
当店の商品はすべて動物実験を行っていないクルエルティフリーです。フェアトレード:fair trade
“fair trade(フェアトレード)” は、原料を作っている人たちがきちんとした環境で働き、公正に取引されていることを表します。
店員The shea butter used in this balm is fair trade and sourced from women’s cooperatives in Africa.
このバームに使われているシアバターはフェアトレードで、アフリカの女性協同組合から仕入れています。引用
ECOCERT:https://www.ecocert.com/ja-JP/home
JOCA:https://joca.jp/oc/
【シーン別】オーガニックコスメの英語接客をロープレイ

実際の売り場をイメージした、短くて覚えやすい英語のやりとりをご紹介します。
接客中の“ちょっとしたひと言”として、ぜひ取り入れてみてください。
シーン①:お客様に声をかける
こんにちは。オーガニックの商品をお探しですか?
はい、スキンケアが気になっています。
かしこまりました。人気の商品をご紹介しますね。
シーン②:商品を紹介する
こちらは認証オーガニック成分を使っています。
良いですね。敏感肌でも使えますか?
はい、やさしい処方で刺激の強い成分は使っていません。
シーン③:ナチュラル志向のお客様におすすめする
ナチュラルで環境にやさしい商品が好きです。
では、こちらがおすすめです。植物由来で、動物実験も行っていません。
ぴったりですね。ちょっと見てみます。
シーン④:香りや質感について説明する
この商品は香りが強いですか?
いいえ、やさしい香りで、天然のエッセンシャルオイル由来です。
それはいいですね。人工の香料にはちょっと敏感なので。
シーン⑤:日本製コスメの特徴を伝える
これは日本製ですか?
はい。日本製で、国産のお米や緑茶などの自然由来成分を使用しています。
いいですね。日本のスキンケアってやさしくて効果的だと聞きました。
「オーガニック」と関連性する英単語5選

オーガニックを選ぶお客様は、「肌にやさしいか」「環境にいいか」など、こだわりを持って商品を購入される方もいらっしゃいます。
そんなとき “organic” だけじゃなく近い意味の単語も知っておくと、より的確にお客様のニーズに応えられるようになります。
ここではよく使われる5つの英単語を、使い方と一緒にチェックしてみましょう。
natural:自然由来
オーガニックと似た意味で使われる定番ワードです。
ただし “natural(自然由来)” は、有機(organic)とは限らず、化学合成されていないという広い意味で使われます。
This lotion is made with natural ingredients.
このローションは自然由来の成分で作られています。
plant-based:植物由来
原材料がすべて植物由来であることを示す表現です。スキンケアやヘアケアで、動物性成分を含まないことを伝えるのに便利です。
Our shampoo is 100% plant-based and silicone-free.
このシャンプーは100%植物由来で、シリコンフリーです。
clean:有害成分不使用
防腐剤やパラベン、合成香料などを排除した安心して使える“クリーンビューティー”の考え方に基づいた製品に使われます。
This brand focuses on clean beauty without harsh chemicals.
このブランドは刺激の強い化学物質を使わないクリーンビューティーを重視しています。
eco-friendly:環境に優しい
製品だけでなく、製造工程やパッケージにも環境配慮がなされていることを表します。サステナブル志向のお客様へのご説明でよく使われる単語です。
The packaging is eco-friendly and fully recyclable.
このパッケージは環境に優しく、完全にリサイクル可能です。
ethical:倫理的な
労働環境・動物福祉・環境問題など、製品の背景への配慮があるブランドに使われます。「オーガニック」と並べて使われることが多いですが、意味は異なります。
We only carry ethical brands that support fair trade and sustainability.
当店ではフェアトレードや持続可能性に配慮したエシカルブランドのみを取り扱っています。
まとめ
オーガニックコスメを求めるお客様は、成分の安全性や製造過程に対して高い関心を持つ傾向があります。
だからこそ、正確でわかりやすい説明を英語できる力が求められています。
あなたのひと言がお客様に安心感を与え、商品との「橋渡し」になるのです。
とはいえ「英語を勉強したいけど、仕事が忙しくて時間がない」と、お悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、オンライン英会話サービスを活用してみるのもひとつの手です。
たとえば、接客やビジネス現場で使える英語が学べるKimini英会話では、忙しい販売スタッフ向けにスキマ時間で学べるレッスンが用意されています。
自分のペースで、実践的な英語を少しずつ身につけていきましょう。

