世界中で愛される食とコーヒー、ファッション、芸術、建築そして歴史と独自の文化を持つ国、イタリア。その首都がローマです。海外から多くの人が訪れる都市ですが、皆さんはローマでどのような体験をしてみたいですか?

この記事では、イタリアの首都「ローマ」を特集します。ガイドブック以上の記事として、英語表現を散りばめて様々な情報をお届けしましょう。

イタリアの首都「ローマ」

イタリアの首都「ローマ」

南ヨーロッパに位置するイタリア(Italy)は、地中海の中央部に突き出した長靴の形をした国です。ローマ帝国時代からヨーロッパ文化の中心として栄えてきました。このイタリアの首都が、本記事で紹介するローマです。

ローマのこと

ローマは、イタリア中部のラツィオ州にあり、国のほぼ中央に位置しています。
人口は約430万人で、これはミラノに次いで国内第2位、ローマの持つ特別な特徴として、カトリックの中心地で都市内に「バチカン市国」があります。バチカン市国については、後ほど別に取り上げます。公用語はご存知のとおり、イタリア語。しかし、英語も広く通じます。

ローマはイタリア最大の都市の一つであり、その歴史は古代ローマ時代に遡ります。ローマ歴史地区には、なんと世界遺産に登録されている建造物や遺跡が約20ケ所もあります。これは、単一の登録エリアでは世界有数の資産数を誇っています。これだけでも、ローマを訪れる理由になります。

「すべての道はローマに通ず」All roads lead to Rome

最盛期のローマ帝国では、ヨーロッパ、北アフリカ、そして中東まで巨大な道路網が整備されました。このため、どこからでもローマに行くことができました。

「すべての道はローマに通ず」という言葉がありますが、英語では”All roads lead to Rome”です。これは文字どおりの意味だけでなく、比喩的にもよく使われます。
「目的や目標に至る方法はいくつもある」
「どんな道を通っても最終的に本筋に戻る」

ローマの英語Rome

”All roads lead to Rome”にすでに登場していますが、ローマの英語は”Rome”です。

Romeで「ローマ」

日本語ではローマと言うものの、英語”Rome”は、カタカナ語では「ロウム」のようにしますので意識して発音しましょう。
ここで、例文で”Rome”の使い方をみていきましょう。

Rome was called the “Eternal City” by the ancient Romans because they believed that no matter what happened in the rest of the world, the city of Rome would always remain standing.
訳)古代ローマ人は、世界で何がおこっても、ローマの街は常に存続すると信じていたため、ローマを「永遠の都」と呼んでいました。

参考:civitatis Rome “ROME”

the ancient Romansで「古代ローマ人」、“Eternal City”で「永遠の都」です。古代のローマ人たちがいかにローマに誇りを持って暮らしていたかが伺えます。

Romanで「ローマの」「ローマ人」

オードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペック共演の有名な映画「ローマの休日」があります。英語タイトルは”Roman Holiday”です。

Romanを使えば、「ローマの」や「ローマ人」を表現することができます。すでに上で紹介したthe ancient Romansで「古代ローマ人」にも使用されています。Roman cultureでローマの文化、Roman wineならローマのワイン、そして昔、社交場であったお風呂が遺跡として残っていますが、これらはRoman Bathと表現します。

イタリアの治安事情

ここで、イタリアの治安についてみていきましょう。注意すべき点なども紹介します。

軽犯罪が多いイタリア

観光客に対し、暴力を伴う重犯罪はそれほど多いわけではないものの、イタリアではスリ・置き引き・ひったくりなどの軽犯罪の件数が高い水準で推移しています。特に、ローマといった大都市の観光地、駅などではかなり注意が必要です。歩きながらスマホを使っていると、ひったくりのターゲットになりやすいです。

Aさん
Italy, especially major cities like Roma, is known for a high number of petty crimes such as pickpocketing and bag snatching.
訳)イタリア、特にローマのような大都市は、スリやひったくりなどの軽犯罪が多いことで知られています。

petty crimesで「軽犯罪」、pickpocketingが「スリ」です。bag snatchingをmobile snatchingにすれば「スマホのひったくり」になりますね。

軽犯罪に巻き込まれないための対策

イタリアに限りませんが、海外ではバッグは体の前に持つ、スマホなどをテーブルの上に置きっぱなしにしない、話しかけてくる人には用心するといった注意が必要です。また、早朝の公園や人気のない場所の夜の一人歩きは避けてください。
せっかくの旅を嫌な体験で台無しにしないためにも、しっかりと意識して行動しましょう。

「バチカン市国」の人口やトリビア

「バチカン市国」の人口やトリビア

ローマ市内にバチカン市国があることを述べました。ここでは、世界でもっとも小さな独立国家「バチカン市国」について紹介します。

カトリック教会の総本山「バチカン市国」

バチカン市国は、国家であり宗教の中心であり、ローマ教皇であるPopeが居住するカトリック教会の総本山です。
サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂など世界的文化遺産を所持しています。

バチカン市国の英語はVatican City、ローマ教皇はPopeです。

Aさん
Vatican City is the smallest independent state in the world.
訳)バチカン市国は、世界でもっとも小さな独立国家です。
Aさん
The Pope resides in Vatican City.
訳)ローマ教皇は、バチカン市国に住んでいます。

「バチカン市国」の人口&トリビア

世界でもっとも小さな独立国家「バチカン市国」の人口は、約800人前後です。その多くが聖職者、修道士、スイス衛兵です。なぜ、スイス衛兵?となりますね。1506年、教皇ユリウス2世がスイス人兵士をローマに招き、教皇専属の護衛として採用し、その忠誠心の高さや勇敢さが評判で今日までその伝統が継続しています。

この国の人たちが使うもののなかに、バチカン市国独自の郵便局があります。切手や郵便物を送ると世界中で人気になっています。

ローマに行き、バチカン市国を訪れたいと考える方は、以下のサイトから事前予約をおすすめします。システィーナ礼拝堂にはミケランジェロによる天井画「天地創造」、祭壇壁の「最後の審判」というルネサンス美術の最高傑作があります。

civitatis Rome “Vatican Museums & Sistine Chapel Guided Tour”

「ローマ観光」と英語表現

イタリアのなかでも、大人気のローマ。ここで、観光スポットをいくつか紹介しましょう。

歴史的建造物

ローマで必ず見たいのは、歴史的建造物と言っても過言ではないでしょう。
コロッセオ/Colosseum 古代ローマの円形闘技場
フォロ・ロマーノ/Roman Forum 古代ローマの政治・宗教の中心地
パンテオン/Pantheon 古代神殿を改装した教会

スペイン階段

映画「ローマの休日」の象徴的なロケ地がスペイン階段でした。スペイン階段は”Scalinata di Trinità dei Monti”と表現します。全138段、優雅な曲線を描くスペイン階段は、バロック様式の華やかさを持っています。

その他にも「トレビの泉」や「真実の口」なども、ローマの代表的な観光スポットです。

裏道にも楽しみのあるローマ

ローマでは、ガイドブックに載っているスポットだけが観光の魅力ではありません。メインの観光地から外れた裏道には小さな教会が点在していますし、古代ローマの遺跡の一部が裏道の壁にあったり、古い建物には扉を開けると素敵な中庭が隠れていたりします。古い家具や本を扱うショップを見た後は、地元の人が行くカフェやレストランを発見するのも醍醐味でしょう。

「イタリア旅行」の英語

皆さんはイタリアを旅したことがありますか?魅力ある国ですから、数度となく行ったことがある人もいることでしょう。

イタリア旅行に関する英語

イタリア旅行を英語にすると”a trip to Italy” “travel to Italy” “visit to Italy”などになります。

Aさん
I’m planning a trip to Italy for 10 days next Spring.
訳)来年の春、10日間でイタリア旅行を計画しています。
Aさん
We traveled to Rome, Italy, by train from Switzerland.
訳)私たちは、スイスから電車でイタリアのローマに旅しました。
Aさん
Our visit to Italy was short but unforgettable.
訳)イタリアへの訪問は短かったけれど、忘れないものになったわ。

「ローマ帝国」の英語表現

ローマと言えば「ローマ帝国」の存在を知ることも重要です。最後に、ローマ帝国の紹介、そして英語の表現をみていきましょう。

ローマ帝国とは

古代ローマが発展させた中央集権的な帝国が「ローマ帝国」です。成立は、なんと紀元前27年、アウグストゥスが初代皇帝となったときに始まりました。
現代ヨーロッパの法律、行政、都市計画、建築そして言語の基礎を形成するというほどの影響を持ち、またキリスト教の拡大にも大きく寄与しました。道路、水道、円形劇場の建築など、高度な技術を持っていたのがローマ帝国です。
また、軍人で政治家だったジュリアス・シーザーは、ローマ共和国からローマ帝国への移行で、重要な役割を果たしました。

The Roman Empireで「ローマ帝国」

ローマ帝国は英語でThe Roman Empireです。ここで、THE ROMAN EMPIREというウェブサイトから、英文を紹介しましょう。

Lasting many centuries and spanning over 1.7 million square miles, the Roman Empire was the predominant power in the ancient Western world.
訳)数世紀に渡り存続し、170万平方マイル以上に及んだローマ帝国は、古代西洋世界における主要な勢力でした。

At times, the Roman Empire brought stability and prosperity to its subjects. But eventually, it fell into crisis and turmoil before its inevitable demise.
訳)時には、ローマ帝国は臣民に安定と繁栄をもたらしました。しかし最終的には、危機と混乱に陥り、避けられない滅亡を迎えました。

参考:THE ROMAN EMPIRE

歴史上、最大級の帝国の一つだったのが「ローマ帝国」です。広大な帝国を統治するため、約8万km以上もの道路網を整備しました、この道路網こそが「すべての道はローマに通ず」の由来なのです。

まとめ

本記事では、イタリアの首都「ローマ」について特集しました。今回紹介したのはローマのほんの一面に過ぎません。「百聞は一見に如かず」という言葉が似合うのがローマです。機会があればぜひ訪れてみてください。

 

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sachifre 日英リエゾン・通訳翻訳者 / UK-Japan Liaison & Translator
イギリス在住で日英間のリエゾンや通訳・翻訳業務に従事。日本文化とイギリス文化をつなぐ活動を行いながら、英語とコミュニケーションに関する実践的な情報を発信している。