「英語をネイティブスピーカーみたいに、格好良く話したい!」

「教科書では習わない英語を話してみたい!」

そんなあなたには、英語の砕けた流行り表現である「スラング」に触れてみることをおすすめします。

スラングはカジュアルな表現として英語圏で頻繫に話されています。また、教科書で習わないカジュアルな表現なので、使いこなせば教科書英語から脱した格好いい英語に一歩近づけるかもしれません。

ただし、スラングはカジュアルで砕けた表現だからこそ、使いどころを間違えたら赤っ恥をかいてしまうリスクもあります。

この記事では、そんな英語のスラング表現についてお伝えしていきます。

この記事を読み終わる頃には、教科書では習わない英語圏のカジュアルなスラング表現に詳しくなっているので、ぜひ最後まで読んでください。

そもそもスラングってなに?

スラングとは、俗語、略語、若者言葉などを総称した言葉です。

日本語で例えるなら「ヤバい」を連想するとイメージしやすいですね。「とても」や「素晴らしい」などの意味を持っていながら、ネガティブな「危険」や「最悪」などの意味を含むことさえあります。

また、「インターネットスラング」と呼ばれるインターネットやSNSで用いられるスラングもよく目にします。

検索エンジンで調べることを「ググる(Googleで検索をすることから)」、笑っている事を「w」で表すのを目にしたことが一度はあるのではないでしょうか。

こうした「スラング」が英語でも多く使われ、「英語の教科書には出てこない表現で、ネイティブっぽくて格好いい!」という理由から、スラングを覚えてみたい!と思う人も少なくありません。

それでは、実際にどんなスラングがあるのかを見ていきましょう。

あいさつに使われるスラング5選

あいさつに使われるスラング5選

How’s it going?

How’s it going?は「調子はどう?」を表すカジュアルなスラングです。

主にオーストラリア英語で使われます。

「How are you?」と同じ使われ方をイメージするとわかりやすいですね。

Aさん
Hi, how’s it going?
訳)やぁ!最近どう?
Bさん
Nothing special.
訳)変わりはないわ
Aさん
Good for you.
訳)それはよかった

Cheers!

Cheers!はイギリス英語でよく使われるスラングです。

「ありがとう」「さようなら」「元気?」など、軽いあいさつとして汎用(はんよう)性が高く、使い勝手が良いスラングです。

Aさん
You dropped your pen!
訳)ペンを落としましたよ!
Bさん
Oh! Cheers!
訳)あら、ありがとう!

What’s up?

「What’s up?」は、上述の「How’s it going?」と同様に「How are you?」と同じ「調子どう?」のイメージで使われるスラングです。

How’s it going?がオーストラリアで使われる表現なのに対して、What’s up?はアメリカ英語で使われる表現です。(イギリス英語ではあまり使われません。)

また、語尾にクエスチョンマークがつくので疑問文に見えますが、実際は「What’s up?」と声をかけられたら、「Hi, What’s up?」と、同じ言葉で言い返すのが自然な返し方です。

Sup?

Sup?は上述した「What’s up?」をさらに短縮した言い方です。

What’s up?と同様にSup?と聞かれたらSup?と返すのが自然なやり取りです。

Say wussup?

Say wussup?も上記3つ同様に「調子はどう?」を表す英語表現です。

What’s up?を早く言うことで、音が変化して「wussup?」になったようなイメージですね。

「というか」を「てか」と短縮して言うようなイメージです。

Aさん
Say wussup?
訳)最近どうよ?
Bさん
Just board.
訳)退屈してるんだ

カジュアルに使われるスラング6選

カジュアルに使われるスラング6選

Piece of cake

Piece of cakeは「そんなの簡単だよ!」の意味で使われるスラングです。

「朝飯前さ!」くらいのニュアンスで使われます。

Aさん
Do you think you can handle it?
訳)君はそれを対処出来ると思う?
Bさん
A piece of cake. Leave it to me.
訳)簡単です。私に任せてください。

Easy as pie

上述のPiece of cakeと同じ意味で使われます。

「そんなの簡単さ!」を表すスラングです。

Aさん
I didn’t know such a good way!
訳)そんないいやり方があるとは知らなかった!
Bさん
See? It’s a piece of cake!
訳)どうだ、簡単だろ?

Awesome!

Awesome!は「スゴい!」「素晴らしい!」の意味で使われるアメリカ英語のスラングです。

Wonderful!を砕けたニュアンスで表現するイメージですね。

砕けた表現ではありますが、若者から大人まで幅広い年代に使われるスラングなので出会う場面は多いです。

Aさん
I finally got accepted into Harvard University!
訳)ついにハーバード大学に合格したよ!
Bさん
Wow, that’s awesome! Congrats!
訳)わぁ!すごいや!おめでとう!

Flaky

Flakyは「信用が出来ない」を表すスラングです。

ドタキャンが多い人や時間にルーズな人に対して使われます。

Aさん
She’s such a flake. Don’t invite her again.
訳)彼女は本当にいい加減だね。次から誘うのやめなよ。

in my book

in my bookは「私の考えでは…」を意味するスラングです。

in my opinion(私の考えでは…)という英語表現がありますが、それをカジュアルに表現出来る言い方ですね。

Aさん
In my book, baseball is the most interesting sport in the world.
訳)私が思うに、野球こそ世界一面白いスポーツだね。
Bさん
No, nothing is more fun than football.
訳)いいや、サッカーより面白いスポーツなんてないね。

bummer

bummerは「とてもガッカリした」「嫌なことがあった」を表すスラングです。

Aさん
It’s a real bummer he didn’t make in to that college. He really wanted to go.
訳)彼があの大学に入れなかったは、ホントに残念だね。すごく行きたがってたから。

スラングを使う際は時と場合を考えて

スラングは英語の教科書に載っていないカジュアルな表現なので、英会話で使いこなせばネイティブらしくて格好いいです。

しかし、忘れてはならないのが「スラングはとても砕けた表現」であること。

会社で上司に「仕事の進み具合、ヤバいです」とは言わないように、オフィシャルな場でスラングを使うのは避ける必要があります。

また、気の知れた友人が相手だったとしても、あまりにもスラングを頻繁に使うと「いつも言葉遣いが軽い」と受け取られるリスクもあります。

スラングを使う時は、使う場面や意味をしっかりと理解した上で使えう必要があるので注意しましょう。