「最近おなか回りの脂肪が気になる」「健康に気を付けて低脂肪の牛乳を飲んでいる」といったように、日常会話で「脂肪」という言葉がよく出てきますよね。

また、脂肪には、「体脂肪」「体脂肪率」「低脂肪」「内臓脂肪」などさまざまな関連用語があります。

そこで、今回は、「脂肪」を英語で何と表現するのか、「脂肪」にまつわる関連ワードも紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

「脂肪」を英語で言うと?

「脂肪」を英語で言うと?

研究社 新和英中辞典で「脂肪」の英訳を調べてみると、以下のような記載がありました。

しぼう4 脂肪
fat
grease
lard (豚の)
suet (牛・羊などの固い)

「脂肪」とは、「何の脂肪」かによって表現が異なることが分かりますね。

たとえば、「動物性の脂肪」を表現する場合には、fatという表現を使います。

一方、動物性の油でも、「精製した豚の脂」にはlard、「牛や羊の脂」にはsuetを使用します。

日本語でも、「ラード」という言葉があるので、lardについては意味が解釈しやすいでしょう。Suetは牛脂をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

また、greaseは機械用の脂を表現する英単語です。

「脂」「油」は英語でも表現が違う?

ここで、「脂」ではなく、「油」に関する英語表現も紹介します。

そもそも、日本語でも「脂」「油」の違いがよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

日本語における「脂」「油」には明確な違いがあります。

「脂」は動物性油脂で、常温の場合に固形のもの

「油」は植物性油脂で、常温の場合に液体のもの

「サラダ油」「こめ油」を想像すると、常温で液体であるため「油」という言葉が使われているのが想像できるでしょう。

英語でも「油」は「脂」とは異なる英単語が使用されており、oilという言葉が適切です

Olive oilやcoconut oilなど、常温で液体の「油」にはoilという英単語が使われてのが分かりますよね。

「脂肪」を含むフレーズ・例文一覧

「脂肪」を含むフレーズ・例文一覧

「人間の体の脂肪」にはfatという表現が使われることが分かりましたね。

ここでは、「脂肪がつく」「脂肪の取りすぎ」「脂肪のない体」など「脂肪」にまつわる表現や例文を紹介していきます。

日常会話でも「脂肪」という言葉はよく出てくるので、気になるフレーズは覚えてみてください。

「脂肪」を含むフレーズ

・脂肪がつく:put on fat
・脂肪が落ちる:lost body fat
・脂肪の多い:fatty
・脂肪の多い肉:fatty meat
・脂肪を取る:remove fat
・内蔵脂肪を減らす:lose visceral fat
・脂肪の多い食べ物:food with a lot of fat
・皮下脂肪:subcutaneous fat
・内蔵脂肪:visceral fat
・低脂肪牛乳:low fat milk

「脂肪」を含む例文

Aさん
I’ve reduced my body fat!
訳)体脂肪が減った!

Reduceは「減らす」「減少させる」「縮める」などの意味がある英単語であり、reduced+〇〇で「〇〇が減った」というニュアンスになります。
ダイエットが成功したら、行ってみたいフレーズですね。

Aさん
I lost my body fat after I stopped eating meat.
訳)私はお肉を食べるのを止めたら、脂肪が落ちた。

「脂肪が落ちる」はlost body fatというフレーズで表現できます。ダイエット成功の理由を答える場合は、lost body fatを活用して表現すると良いでしょう。

Aさん
It’s best not eat fatty meat.
訳)脂肪の多い肉は、食べないほうが良いです。
Aさん
I am fat so I must diet.
訳)私は太っているので、ダイエットをしなければならない。

「体脂肪」って英語でなんて言う?

「体脂肪」って英語でなんて言う?

「脂肪」に関連する言葉で、「体脂肪」「体脂肪率」は英語で何と表現するのでしょうか。

「体脂肪」という言葉は「体」+「脂肪」で分けられるため、英語でもそのままbody fatとなります。

「体脂肪率」という言葉は、「体脂肪」+「率」で分けると考えやすく、body fat percentageとなります。Percentageは日本語でも「パーセント」という言葉があるので分かりやすいですよね。

「税率何パーセント?」「体脂肪率が15パーセントだった」という場合に使われるのと、percentageは同じニュアンスです。

Aさん
I’m worried about my body fat percentage.
訳)私は自分の体脂肪率が気になっている。

to worry aboutで「心配する」「気にする」という意味になるため、body fat percentageと組み合わせて「体脂肪が気になる」のを表現できます。

Aさん
She body fat went down by 3 percent.
訳)彼女は体脂肪率が3%減った。
Aさん
I want to lose more body fat.
訳)私はもっと脂肪を減らしたい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「脂肪」は英語ではという英単語で表現できることが分かりましたね。

また、「脂」は「何の脂か」によってfat、grease、lard、suetなどと表現が使い分けられていることを覚えておきましょう。また、「油」にはoilが使われます。

「体脂肪」を表現する場合は、「体」+「脂肪」で分けると考えやすく、body fatとなります。

何の脂肪かによって、英単語を使い分けると細かなニュアンスが伝わりやすくなりますよ。

また、シーンによって使い分けることが難しいという場合は、「人間の体の脂肪」にはfatを使うことを覚えておくとよいでしょう。

ぜひ、今回の記事を参考に「脂肪」に関する表現を覚えてみてくださいね。。