中学英語では、小学校までと違って「書けること」「文の形(文法)を理解すること」「テストで点を取ること」がはっきり求められるようになります。なかでも、最初に混乱が起きやすいのが、be動詞と一般動詞の使い分けです。
どちらも「動詞」と言われるので一緒に見えてしまいますが、役割はまったく異なります。ここがあいまいなままだと、疑問文・否定文に入った瞬間に語順が崩れやすく、英語が一気に「わからない」へ傾きがちです。
そこで今回は、be動詞と一般動詞の見分け方を整理しつつ、疑問文・否定文の「型」を身につけるコツをご紹介します。
【ポイント!】be動詞と一般動詞は「役割」が違う

- be動詞:主語と後ろを「=(イコール)」でつなぐ
- 一般動詞:主語が「(動作・行動)する」を表す
以下で確認しましょう。
【be動詞】
I am a student. (I=student)
She is happy. (She=happy)
【一般動詞】
I play soccer.(Iがplayする)
I sing a song.(Iがsingする)
be動詞は「=」の感覚で、一般動詞は「~をする」の感覚です。ここがしっかり理解できていると、次の疑問文・否定文の習得がグッとラクになります。
be動詞は3つ
中1序盤のbe動詞は am / are / is の3つが中心。おすすめは主語とセットで丸ごと覚えることです。
| I | am |
| you | are |
| we | are |
| they | are |
| he | is |
| she | is |
| it | is |
主語が I なら am、He / She / It なら is、その他は are でOKです。
一般動詞は「be動詞以外」
一般動詞は、be動詞以外の動詞ぜんぶ(play, like, study, go…)。肯定文のつくりはシンプルです。ただし、三人称単数現在形にはsがつくことに気をつけてくださいね。
I like music.
He plays tennis.
ここが分岐点!疑問文・否定文の型を「be動詞/一般動詞」で分けて覚える

同じ“疑問文”でも、be動詞と一般動詞では作り方が異なります。これが混乱する原因で、中1の壁になりやすいポイントのひとつです。混乱を避けるため、最初から別物として覚えるのがおすすめです。
be動詞の疑問文・否定文
【疑問文】be動詞を前に出す(入れ替える)
You are tired. → Are you tired?
She is your friend. → Is she your friend?
【否定文】be動詞+not
I am busy. → I am not busy.
He is happy. → He is not happy.
一般動詞の疑問文・否定文
一般動詞は疑問文や否定文にするときには、doやdoesが出てきます。
【疑問文】Do/Does+主語+動詞の原形
You like cats. → Do you like cats?
He likes cats. → Does he like cats?
【否定文】don’t / doesn’t+動詞の原形
I play soccer. → I don’t play soccer.
She plays soccer. → She doesn’t play soccer.
ここで大事なのが、「doesが出てきたら、後ろの動詞は原形に戻る」こと。Does he likes… は×。Does he like… が○。ここは混乱しやすいので気をつけてください。
【まとめ】迷ったらこれを見て!ルール比較表
ここで、be動詞と一般動詞のルールを簡単に比較できるように表にまとめました。
| be動詞 | 一般動詞 | |
| 役割 | イコールの関係 (A=B) | 動きや動作を表す |
| 疑問文 | 主語と入れ替える | Do / Does を文頭に置く |
| 否定文 | 後ろに not を置く | don’t / doesn’t を置く |
「これさえ覚えれば完璧!」…と言いたいところですが、実は我が家の場合、この表を見せる前にもう一つ高い壁がありました。 それは、「そもそも動詞って何?」という根本的な疑問です。
我が家の息子は、単語はそれなりに覚えているのに、文を書くとなると手が止まる。どうやら「動詞」が何を意味するのかが、まだピンと来ていませんでした。そこで難しい説明はいったん置いて、「動詞は、言い切る形にしてのばすと「う」で終わる言葉」と説明。そして一緒に「食べる」「歩く」「眠る」などの動詞が「う」段の音で終わることを確認しました。
そのうえで、『=でつなぐならbe動詞』『何かをするなら一般動詞』と、2択で判断する練習に切り替えたところ、「動詞の種類」を自分で見分けられるようになり、混乱がスッと解消しました。ちなみに、be動詞も「~である/いる」と訳せば「う」の音で終わるので、あわせて伝えると納得感が増すようでした。
よくある間違い3つ!ここがわかれば一気にマスター
be動詞と一般動詞のルールは頭では理解できていても、実際に書こうとすると「どっちだっけ?」と迷ってしまうもの。ここでは中1で特に多い間違いを3つにしぼって紹介します。どの型のミスかが分かれば、直すポイントも見えてきますよ。
① be動詞と一般動詞を“同時に”入れてしまう
× I am play soccer. → ○ I play soccer.(動作なら一般動詞だけ)
「英語の文には am / is / are を入れるもの」と思い込み、つい付け足してしまうパターンです。今回の例文では、文の中心となる動詞は play なので、be動詞は必要ありません。英語は基本的に、1つの文に中心となる動詞は1つというルールです。
② 一般動詞の疑問文をbe動詞のように入れ替えてしまう
× Like you cats? → ○ Do you like cats?
be動詞の疑問文は主語と動詞を入れ替えるので、一般動詞も同じだと思ってしまうパターン。一般動詞の疑問文は、Do / Doesを先頭に出すのがルールです。
③ Does のあとの動詞に s を付けてしまう
× Does he likes music? → ○ Does he like music?
肯定文で「He likes music.」と覚えているので、疑問文でもそのまま likes を使ってしまうパターンです。疑問文では does がすでに三人称単数のかたちなので、後ろの動詞にはsはつきません。「does のあとの動詞は原形」。このルールをしっかり覚えておきましょう。
おすすめは会話でまるごと覚えてしまうこと

ここまででルールは整理できても、実際に書くときに迷ってしまうのは「型」がまだ自動で出てこないから。そこでおすすめなのが、疑問文→答えまでを会話で丸ごと覚える方法です。単語を入れ替えるだけで使えるので、be動詞と一般動詞の切り替えも体に入りやすくなります。
特に「Are / Doのどっち?」で手が止まる子ほど、会話で丸ごと覚えるほうが早い印象があります。be動詞と一般動詞の使い分けがなかなか定着しないなら、ぜひ一度お試しください。
たとえば be動詞なら、
A: Are you busy today?
B: Yes, I am.(No, I’m not.)
一般動詞なら、
A: Do you like music?
B: Yes, I do.(No, I don’t.)
のように、短いペア会話をそのまま声に出して練習します。慣れてきたら busy を tired に、music を soccer に…と単語だけ替えてみるのがコツです。
Kimini英会話なら、学んだ表現をレッスンやAI英会話で繰り返し使えるので、「覚えた型を使ってみる→伝わる」経験が作りやすいのもメリット。まずは1つの会話を決めて、毎日30秒でも口に出して回してみてください。
まとめ
be動詞と一般動詞でつまずきやすいのは、どちらも「動詞」と言われる一方で、文の作り方のルールが違うからです。まずは be動詞は「=(イコール)」、一般動詞は「〜する」と役割で見分けましょう。もし「Are / Doのどっち?」で手が止まるなら、短い会話をまるごと覚えて声に出し、型を体に入れるところから始めてみてください。
文法を「知る」だけで終わらせず、実際のやり取りの中で「使う」機会を作ると、定着のスピードはぐっと上がります。Kimini英会話は、学んだ内容を会話で試しながら続けやすい流れ(知る→使う→続ける)を大切にしているので、be動詞・一般動詞の“型”を会話で固めたい方は、学習の進め方としてチェックしてみてください。
