幼児〜小学校低学年くらいのお子さんがオンラインレッスンを始めると、 “楽しそうに受けている”ことと、 “英語が話せるようになっている”ことが結びつきにくく、「ただ画面を見て終わっているだけでは」と不安になる保護者の方も少なくありません。

私自身、家庭でも複数のオンライン英会話を試してきました。その中でKimini英会話は、“英語を勉強する場所”というより、「英語を返してみる怖さ」を少しずつ減らしていく場所に近いと感じています。

特にスピーキングについては、「急に流暢になる」という変化ではなく、“最初の一言が出るまで”の過程がとても分かりやすかったです。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話では、間違いを恐れずに英語を話せる環境が整っており、子どもの「最初の一言」を引き出しやすい。
  • 日本語が混ざった発話や不完全な英文でも受け止めてもらえるため、「伝わった」という成功体験を積み重ねられる。
  • スピーキング力の向上は単語数だけでなく、英語を話すことへの抵抗感が減り、自分から発話する機会が増えることにも表れている。

最初は、“答えを知っていても言えない”状態だった

Kiminiを始めたばかりの頃、子どもは英語を全く知らなかったわけではありません。

色も動物も分かっていましたし、“apple” や “dog” も聞けば理解していました。

でも、先生に “What fruit do you like?” と聞かれると、黙ってしまうんです。

こちらから見ると、「りんごって言えばいいだけなのに」と思ってしまうのですが、幼児のスピーキングは、知っているはずなのに、口から出ない。そんな場面は幼児には本当に多いです。

特にオンラインでは、画面越しになると、急に声が小さくなる子もいます。

最初の頃は、先生に質問されるたびに、こちらを見て確認していました。

“ママが言って” “これ何だっけ?”

そんな表情をしながら固まることもありました。

そんな答えられない時間が続くと、つい親のほうが先に助けたくなります。

でもKiminiの先生たちは、その沈黙を急かさないんです。

“Take your time.”や “It’s okay.”と声をかけながら、子どもが少しでも口を動かすのを待ってくれていました。

この“待ってもらえる感覚”は、幼児にはとても大きいです。

最初の一言は、“きれいな英語”ではなかった

ある日、“What did you eat today?” と聞かれたときのことをよく覚えています。

それまでなら黙っていた場面で、子どもが小さな声で、“ごはん…rice…”と言ったんです。

英語だけではありませんでした。日本語も混ざっていましたし、文章にもなっていませんでした。

でも先生はすぐに、 “Oh, rice! You ate rice?”と笑顔で返してくれました。

「日本語が入ったからダメ」という空気がなかったんです。

すると子どもが安心したように、 “Yes. Rice and egg.”と続けました。

このやり取りを見ていて、 “完璧じゃなくても通じた”経験が、子どもの中ではとても大きいのだと感じました。

幼児は「間違えないこと」より、「言っても大丈夫だった」を積み重ねるほうが、あとから話し始めることが多いです。

Kiminiは、その“最初の一歩”を止めにくい空気がありました。

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日本語が混ざっても、会話を止められなかった

幼児のオンライン英会話を見ていると、日本語が混ざる時期はかなりあります。

“Blueが好き” のように英語と日本語が混ざったり、“Today、公園行った” のような話し方になる時期もありました。

ただ、Kiminiの先生たちは、「英語だけで話して」と強く修正することが少なかったです。

子どもが、“I went…えっと…おばあちゃん house.”と言ったときも、先生は、

“おばあちゃん?Oh, you mean grandma? You went to grandma’s house?”

と自然に拾って会話を続けていました。

すると子どもも、「伝わった」と感じるのか、そのあと自分から話そうとする量が増えていきました。

逆に、最初から完璧な英文を求められると、急に話さなくなる子は多いです。

特に慎重なタイプの子は、「間違えるくらいなら黙る」を選びやすくなります。

1対1レッスンだったことで、先生が子どもの反応を細かく見ながら進めてくれていたのも大きかったと思います。

“正しく言う”より、“伝わった”が先に増えていった

Kiminiを続けていて感じたのは、子どもの中で、“正解を言う場所”から、“伝わる場所”へ変わっていったことでした。

最初の頃は、“What color do you like?” と聞かれても、最初の頃は“Blue.” の一言だけ。それも小さい声でした。

でも何度もレッスンを受けるうちに、最初は “Blue.” の一言だけだった返答が、そのうち “I like blue.” になり、さらに理由まで続けて話すようになりました。

ある日、レッスン終わりに先生が、“What will you do after this?”と聞いたとき、子どもが、

“I will play Minecraft with my brother.”と自然に返したことがありました。

練習した文ではなく、“自分のことを伝えるための英語”になっていたんです。

横で聞いていた私も、思わず驚きました。

しかも、そのときの子どもの表情が、「ちゃんと話せたかな」ではなく、“通じた”という安心感に近かったのを覚えています。

幼児のスピーキングは、「知っている単語数」だけでは測れません。

“英語を返すことが怖くなくなる”ことで、急に話し始める子はとても多いです。

1対1だから、“途中の英語”も受け止めてもらえた

マンツーマンの良さを強く感じたのは、“途中の英語”でも会話が止まらなかったことです。

幼児は、頭の中で英語を探しながら話しています。

そのため、“I go… yesterday… park…”のように、途中で止まりながら話すことがあります。

集団だと、その瞬間に次へ進んでしまうことがありますが、Kiminiでは先生がその子の言葉を待ってくれていました。

そして、“You went to the park yesterday?”と自然に言い換えながら返してくれるんです。

訂正されるというより、“意味を受け取ってもらえた”感覚に近かったと思います。

この体験が積み重なると、子どもの中で「全部完璧じゃなくてもいい」が少しずつ育っていきます。

すると、発話量が増え始めます。

最初は “Yes.” しか言えなかった子が、“Yes, I do.” になり、そのあと “Yes, I do. I like cats.” と続くようになっていきました。

家庭の中でも、“英語を口にする抵抗感”が減っていった

家庭の中でも、“英語を口にする抵抗感”が減っていった

面白かったのは、レッスン外での変化でした。

以前は英語を聞くだけだった子が、家の中でも、“Open please.” や “Help me.” のような短い英語が自然に出るようになりました。

しかも、“英語を言わされている感じ”が減っていくんです。

毎回のレッスンで、「少し間違っても通じた」を経験しているので、“英語を口に出す怖さ”が減っていくのだと思います。

保育現場でも、話せる子は「知識が多い子」というより、“英語を出すことを怖がらない子”が多いです。

Kiminiは、その最初の壁を下げやすいオンライン英会話でした。

まとめ

オンライン英会話というと、「どんな教材か」「どれだけ話せるようになったか」に目が向きやすいです。

でも幼児期のスピーキングは、“安心して間違えられるか”がとても大きいです。

Kiminiでは、最初は日本語が混ざっていた子が、少しずつ英語だけで返す場面が増えていきました。

そして、“単語だけ”だった返答が、“自分のことを説明する文”へ変わっていきました。

その変化は、急ではありません。

でも、自分の英語が通じたことや、わからなくても待ってもらえた経験が、少しずつ積み重なっていきました。

気づくと、前より返事が増えていたり、自分から話そうとする場面が増えていきました。

もし今、「楽しそうだけど、本当に意味があるのかな」と感じている保護者の方がいたら、“どれだけ難しい英語を話したか”より、“前より自分から返そうとしているか”を見てみてほしいです。

その小さな変化は、子どもの中で確実に積み上がっています。

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lily 子ども英語教育講師・保育士 / Early Childhood English Educator
英会話講師・保育士として活動し、インターナショナルスクールを10年間経営。独学で英語を習得し、幼児英語教育の現場で長年指導に携わる。シンガポールをはじめ各国で幼児教育を研究し、「生きた英語」を重視した指導を実践している。