オフィスの移転や設備点検、システムメンテナンス、感染症対策、福利厚生の変更など、企業ではさまざまな情報を社内に周知するために「社内掲示文(Internal Notice)」を作成します。

日本語の掲示文であれば簡単に作成できても、英語になると「どのような表現を使えばよいのか分からない」「長くなりすぎてしまう」と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、総務担当者が知っておきたい英文社内掲示文の基本構成と、すぐに使えるテンプレート、便利な表現をご紹介します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 英文社内掲示文は、タイトル・結論・詳細情報・注意事項・問い合わせ先の順で構成するのが基本です。
  • 「結論→詳細→注意点・補足」の流れで簡潔にまとめることで、読み手が迷わず理解できます。
  • Please be advised that…やPlease note that…など定番表現を活用すると、丁寧で分かりやすい掲示文が作成できます。

英文社内掲示文の構成とポイント

税務関連文書の基本ポイント

英文の社内掲示文は、一般的に次のような構成で作成します。

  1. タイトル(Title)
  2. 結論・概要(Announcement)
  3. 詳細情報(Details)
  4. 注意事項・補足(Additional Information)
  5. 問い合わせ先(Contact Information)

短く、簡潔で、誤解のない整理された内容で

お知らせ文は必要な範囲だけに情報を絞り、読み手が迷わず理解できる形に整えることが大切です。
長い文章で背景を説明しすぎると、大事な情報が埋もれてしまいます。情報をシンプルにすることで、読み手は必要な内容をすぐに理解できます。

「結論→詳細→注意点・補足」の順で書く

英文社内掲示文は、次の流れで記載すると分かりやすくなります。

① 結論

何が起こるのかを最初に伝えます。

  • The office will be closed on September 22.
  • The network system will be unavailable on Friday.
  •  A fire drill will be conducted next week.

② 詳細

日時や場所、対象者などを記載します。

  •  Date and Time
  •  Location
  •  Affected Employees
  •  Schedule

③ 注意点・補足

必要な対応や問い合わせ先を記載します。

  •  Please save your work in advance.
  •  Employees are requested to use the emergency exit.
  •  For questions, please contact the General Affairs Department.

英文社内掲示文テンプレート

そのまま使える英文テンプレート


Internal Notice

Date: July 15, 20XX

Subject: Temporary Network System Maintenance

Please be advised that the company network system will be unavailable due to scheduled maintenance.

Date: July 20, 20XX
Time: 8:00 p.m. – 11:00 p.m.

During this period, employees will not be able to access the company server, email system, or shared folders.

Please save all files before leaving the office on July 20.

If you have any questions, please contact the General Affairs Department.

Thank you for your cooperation.


unavailable=利用できない(英辞郎

General Affairs Department=総務部、庶務部(英辞郎

注意喚起で使える表現

テンプレートのポイント解説

社内掲示文では、社員に重要な情報や対応を促す場面が多くあります。そのため、「お知らせする」「注意を促す」「協力をお願いする」といった定番表現を覚えておくと便利です。これらのフレーズは、設備点検やシステム障害、安全管理のお知らせなど、さまざまな場面で幅広く活用できます。

また、強い命令口調ではなく、丁寧かつ分かりやすい表現を用いることで、読み手に必要な情報をスムーズに伝えられます。以下の定番フレーズを覚えておけば、英文社内掲示文を作成する際に役立つでしょう。

「お知らせします」を伝える表現

社内掲示文では、まず社員に情報を周知することが目的になります。その際によく使われるのが、通知や案内を丁寧に伝える表現です。

Please be advised that …
(…についてお知らせいたします。)

ややフォーマルな表現で、設備点検や制度変更など、重要なお知らせに適しています。

Please be advised that the office will be closed on Friday.

「ご注意ください」を伝える表現

社員に注意を促したい場合は、簡潔で分かりやすい表現を使います。

Please note that …
(…にご注意ください。)

社内掲示文で非常によく使われる定番フレーズです。

Please note that the parking area will be unavailable during the construction work.

「ご協力をお願いします」を伝える表現

社員に何らかの対応を依頼する場合は、命令口調ではなく、丁寧な依頼表現を使うのが一般的です。

 Employees are requested to …
(従業員の皆さまに…をお願いいたします。)

Employees are requested to wear their ID cards at all times.

Your cooperation is appreciated.
(ご協力をお願いいたします。)

掲示文の締めくくりとしてよく使われる表現です。

Your cooperation is appreciated during the maintenance work.

 「お問い合わせ先」を案内する表現

社員からの質問が想定される場合は、問い合わせ先を明記しておくと親切です。

 If you have any questions, please contact …
(ご不明な点は…までお問い合わせください。)

If you have any questions, please contact the General Affairs Department.

 「ご理解をお願いします」を伝える表現

業務への影響や一時的な不便を伴う案内では、最後に理解を求める一文を添えることがよくあります。

Thank you for your understanding.
(ご理解のほどよろしくお願いいたします。)

Thank you for your understanding and cooperation.

 まとめ

英文社内掲示文(Internal Notice)は、社員に必要な情報を迅速かつ正確に伝えるための文書です。重要なのは、「何を伝えたいのか」を誰もがすぐに理解できるよう、簡潔かつ分かりやすくまとめることです。

作成する際は、「結論→詳細→注意点・補足」の順で情報を整理し、定番表現を活用すると、読みやすい英文になります。また、一度テンプレートを作成しておけば、設備点検やシステムメンテナンス、社内イベントなど、さまざまな場面で効率的に活用できます。

正確で分かりやすい英文社内掲示文は、スムーズな情報共有と円滑な社内コミュニケーションにつながります。ぜひ本記事のポイントを日々の業務に役立ててください。

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anna 英語教育コンテンツライター / English Education Content Writer
新聞記者としての取材・執筆経験を経て、英語教育分野を中心に活動するライター。英文学専攻および国際交流経験を活かし、英語学習や異文化理解に関する情報を発信している。