子どもに「もう英語やりたくない」と言われたことはありませんか。
中学生になると、英語は単語や文法が少しずつ難しくなり、学校の宿題や定期テストの勉強も増えてきます。
わが家には、中学生と高校生の息子がいます。二人とも、英語の勉強がいつも順調だったわけではありません。
とくに、疲れている日や思うように勉強が進まない日には、「もう英語やりたくない」と口にすることもありました。
親としては、「少しでもやったほうがいい」「ここでやめたら、もっとわからなくなるのでは」と心配になります。
一方で、無理に続けさせて、英語そのものを嫌いになってしまうのも避けたい。
今回は、子どもが「もう英語やりたくない」と言ったときに、わが家で意識してきた声かけや、英語との関わり方についてお伝えします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 「やりたくない」の裏には理由があることが多い。すぐに勉強させようとせず、「どこがしんどい?」と理由を聞くことで、気持ちが見えてくることがある。
- 「全部やる」より「できそうな量」に減らすことが効果的。知っている単語を除いて量を絞ったり、できたことに目を向けたりすると、前向きに取り組みやすくなる。
- 無理に続けさせず、英語との関わり方を柔軟に変えるとよい。映画や音楽で触れる日、思い切って休む日など、その日の状態に合わせることが長続きのコツになる。
「もうやりたくない」の理由をまず聞いてみた

「もう英語やりたくない」と言われると、つい「そんなこと言わないの」「少しだけでもやったら?」と言いたくなります。
私も、子どもが英語を嫌いになってしまったのではないかと不安になったことがありました。
ただ、話を聞いてみると、英語そのものが嫌いというより、別のところに理由があることもありました。
次男が英会話教室に通っていたころは、学校の宿題に加えて、英会話の宿題にも取り組んでいました。
レッスン前になると、終わっていない宿題を親子で急いで進めることもあり、次男だけでなく、私まで疲れてしまうことがありました。
その様子を見ていた先生が、次男に合わせて宿題の量を減らしてくれたことがあります。
「ここまでできれば大丈夫」と言ってもらえたことで、親子ともに気持ちが少し楽になりました。
この経験から、「やりたくない」という言葉の奥には、「量が多くてしんどい」「今の自分には難しい」といった気持ちが隠れていることもあるのだと感じました。
それ以来、「やりたくない」と言われたときには、すぐに勉強を始めさせようとせず、「どこがしんどい?」「今日は疲れている?」と、まず理由を聞くようにしています。
「全部やらなくてもいい」と伝えた
英語の勉強が嫌になっているときに、「全部やりなさい」と言われると、それだけでさらに気が重くなることもあります。
そこで、わが家では「全部やらなくてもいいよ」「今日はどこまでならできそう?」と声をかけるようにしました。
たとえば、次男が新しい英単語を覚えるのを嫌がったときは、最初からすべて覚えさせようとはしませんでした。
まず新出単語を見ながら、「知っている単語」と「まだ知らない単語」に分けてみます。
教科書では新しく習う単語でも、子どもにとってすべてが初めて見る言葉とは限りません。
カタカナ語として普段から使っているものや、以前どこかで見聞きしたことのある単語、すでに意味を知っている単語が含まれていることもあります。
「これは知っている」「前に見たことがある」という単語を除いていくと、実際に覚える必要がある単語は、最初に感じていたより少なくなりました。
最初に見たときには「こんなに覚えられない」と感じていても、数が減ると「これならできそう」と思えることがあります。
わが家では、すべて終わらせることよりも、まず取り組みやすい量にすることを意識していました。
勉強したくない日は、英語との関わり方を変えた
「今日は単語も文法もやりたくない」という日もあります。
そんなときには、無理に机に向かわせず、英語との関わり方を変えることもありました。
わが家では、子どもたちが小さいころからディズニー映画や英語の歌を楽しんでいました。
中学生になった今は、「アベンジャーズ」などの映画や、少し前の名作を見ることもあります。先日は、25年以上前の映画「キャスト・アウェイ」を見ていました。
どうやらSNSで紹介動画を目にし、気になって見てみたようです。私もまだ見たことがない作品だったので、「そんな映画も見るんだ」と少し驚きました。
どうしても勉強する気になれない日は、英語の映画を見たり、好きな音楽を聞いたりするだけでもよいのではないかと思っています。
もちろん、映画を見ただけで学校の宿題が終わるわけではありませんし、単語や文法を覚えられるわけでもありません。
それでも、英語に触れることが「勉強だけ」になってしまうより、好きなものを通して英語を聞く時間があってもよいのではないかと感じています。
英語を嫌いになってほしくない。
でも、だからといって、英語から完全に離れてしまうのも少し違う気がする。
わが家では、「全部やる」か「何もしない」かの二択にせず、その日にできそうな方法で英語との接点を残すようにしてきました。
できなかったことより、できたことを見るようにした

英語の勉強をしていると、どうしても「できなかったこと」に目が向きやすくなります。
「単語を全部覚えられなかった」
「問題を最後まで解けなかった」
「テストの点数が思ったほどよくなかった」
親としても、できていないところが気になってしまいます。
ただ、「もうやりたくない」と感じているときには、できなかったことを指摘するよりも、その日にできたことを見るほうがよいのではないかと思うようになりました。
「今日は単語を5個見たね」
「知らない単語を分けられたね」
「ここまではできたね」
中学生になると、「すごいね」「えらいね」と褒めるよりも、実際にできたことをそのまま伝えるほうが受け入れやすそうに感じることもあります。
全部できなかったとしても、何もしていないわけではありません。
その日の小さな取り組みを見つけることは、「またやってみよう」と思える気持ちにつながるのではないかと感じています。
本当にしんどい日は、休むこともあった
どうしても疲れている日や、気持ちが英語に向かない日は、思い切って休むこともありました。
一日休んだからといって、すぐに英語ができなくなるわけではありません。
ただ、わが家では、何となくそのまま休むのではなく、次にどうするかを決めてから休むようにしていました。
「今日は休もう」
「じゃあ、明日は単語だけ見てみようか」
「週末に少しだけやろうか」
そんなふうに、次に英語に取り組むタイミングや内容を簡単に決めておくと、休むことと、英語から離れてしまうことを分けて考えやすくなりました。
以前は、「続けるなら毎日きちんとやらなければ」と思うこともありました。
でも、子どもたちを見ているうちに、続けることと、毎日無理をさせることは同じではないのだと感じるようになりました。
疲れている日は休む。
できる日は少しだけやる。
勉強する気になれない日は、映画や音楽で英語に触れる。
そんなふうに、その日の状態に合わせながら続けていく方法もあるのではないかと思っています。
まとめ

子どもに「もう英語やりたくない」と言われると、親はつい焦ってしまいます。
私も、「どうしたら今日の勉強をやらせられるだろう」「ここで休ませたら、そのまま英語から離れてしまうのではないか」と考えることがありました。
ただ、子どもたちの様子を見ているうちに、その日に何とか勉強させることよりも、まず何がしんどいのかを聞き、今できそうなことを一緒に考えるほうが大切なのではないかと思うようになりました。
全部やらなくてもいい。覚える量を減らしてもいい。どうしても机に向かう気になれない日は、勉強とは違う形で英語に触れるだけでもいい。本当に疲れている日は、次にいつ取り組むかを決めて、思い切って休むこともありました。
無理に続けさせて、英語そのものを嫌いになってしまうのは避けたい。
一方で、英語から完全に離れてしまうのも少し違う。
その間で、その日の子どもの様子に合わせながら、無理なくできることを探していく。
わが家では、そんな声かけや関わり方が、英語を長く続けていくうえで合っていたように感じています。
