遊園地は大人も子どもも大好き!
ローカルな小さな遊園地から、世界的に有名なテーマパークまで、そこにはいつも夢がたくさん詰まっています。
コロナが収まったら、思い切り遊園地で遊びたい!
そう思っている方に、世界の遊園地をご紹介しましょう!!
遊園地の歴史
「遊園地(Amusement park)」の歴史は古く、世界で最初に作られた遊園地はデンマークの首都、コペンハーゲンにある「デュアハウスバッケン」と言われています。
一般には「バッケン」と呼ばれていて、1583年に開園した世界最古の遊園地になります。
また1661年、イギリスのロンドンに建てられたボクソール庭園も有名です。
日本では1853年にオープンした「浅草花やしき」で、開園当時はブランコが一台しかなかったそうです。
その後1942年に一度解体され、1947年に再開し、健在している遊園地となっています。
その後1912年に大阪の「ひらかたパーク」、1926年に「豊島園」などが次々に開設されました。
遊園地とテーマパークの違い
同じようなものと思われがちですが、実ははっきりした違いが定義されています。
・遊園地
主として屋内、屋外を問わず、常設の遊戯施設(観覧車、ジェットコースター、メリーゴーランドなど)を3種類以上有し、フリーパスの購入もしくは料金を支払うことにより施設を利用できる事業所のこと。
・テーマーパーク
入場料を取り、特定の非日常的なテーマのもとに、施設全体の環境づくりを行い、テーマに関する常設かつ有料のアトラクション施設(ショー、イベント、乗り物、映像など)を有し、パレードやイベントなどを組み込んで、空間全体を演出する事業所。
遊園地で人気のアトラクション
遊園地の出し物や乗り物を称して「アトラクション(attraction)」と言います。
ライドアトラクション(ride attraction)
ライド(ride)とは乗り物のことです。ローラーコースター、ダークライド(屋内に作られたレールなどのコースを進むもの)、ゴーカート、ロードトレインなどがあります。
ウォーターライド(water ride)
水の上で移動する乗り物のことです。ウォーターシュート、急流すべり(Log flume)、激流下り(River rapids ride)、ウォータースライダー、ディズニーランドで人気の「カリブの海賊」などもありますね。
垂直運動する乗り物(vertically moving vehicle)
フリーフォール、ドロップタワー、スペースショット、ターボドロップ、パラシュートタワーなどたくさんの種類があります。
回転する乗り物(spinning rides)
メリーゴーランド、コーヒーカップ、回転ブランコ(trapeze)、スカイローラー、飛行塔(flying tower), ロックンロールなど、聞いただけで目が回りそうですね!
そのほかにも、ウォータースルーアトラクション、ショーアトラクションなど、どんどん新しいものが出てきて話題になっています。
あなたはどんなアトラクションが好きですか?
遊園地で人気の乗り物ベストテン
1位 ジェットコースター (roller coaster)
2位 観覧車 (Ferris wheel)
3位 ゴーカート
4位 メリーゴーランド
5位 お化け屋敷 (haunted house)
6位 空中ブランコ(trapeze)
7位 バイキング/ パイレーツ
8位 コーヒーカップ
9位 迷路(maze)
10位 空飛ぶじゅうたん(flying carpet)
世界の人気遊園地・テーマパークはここ!
アイランズ・オブ・アドベンチャー(アメリカ)
アイランズ・オブ・アドベンチャーは、アメリカのフロリダ州オーランドのユニバーサル・オーランド・リゾート内にあるテーマパークで、「IOA」が略称になっています。
テーマごとに分かれた6つの島があり、ハリー・ポッター、ジェラシックパークなどの素晴らしいアトラクションがあり、また絶叫系のアトラクションも豊富です。
ウォルト・ディズニーワールド(アメリカ)
アメリカフロリダ州オークランドに位置し、ディズニーパークとディズニーウォーターパークを中心とした世界最大のディズニーリゾートになります。
広さは山手線の約1.5倍という膨大な広さを誇り、4つのテーマパークに加えてショッピングモールや巨大なウォーターパークなど、すべてを回るには最低でも5~6日は必要と言われています。
ピュイ・デュ・フー(フランス)
フランスのレ・ゼぺスに位置する、ヨーロッパの歴史を主題としたテーマパークです。
ジェットコースターなどのアトラクションではなく、古代・中世のヨーロッパを舞台にした活劇やショーがメインで、ヨーロッパの歴史を再現した村に分かれていて、ショッピングも楽しめます。
チボリガーデン(デンマーク)
1843年にデンマークの首都コペンハーゲンに建てられた歴史のある遊園地です。
懐かしいメリーゴーランドや観覧車、ローラーコースターなどが美しく、ゆったりとした庭園も楽しめます。
あのアンデルセンが、物語の構想を練るときに訪れたともいわれています。
ヨーロッパ・パーク(ドイツ)
南西ドイツのフライブルクとフランスのストラスブールの真ん中の、国境近くに位置するテーマパークで、ヨーロッパでナンバーワンの人気を誇ります。
95ヘクタールの広大な土地に、ジェットコースターだけでも11台あり、アトラクションの数は100を超えるという世界でもトップクラスの遊園地です。
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(アメリカ)
カリフォルニア州ロサンゼルス郡サンフェルナンド・バレー地区にある、映画スタジオとテーマパークです。
映画撮影スタジオから発展したテーマパークなので、実際に有名作品が撮影されたセットなどを見学できる「スタジオツアー」が体験できるのもここだけです。
人気のアトラクションは、「ハリーポッター」「ミニオンズ」「ジュラシックワールド」などで、映画の舞台裏を見ることができるライブショーなどは大迫力!
この場所がテーマパークを超えた実際の撮影スタジオであることが実感できるでしょう。
知ってますか?こんな遊園地
ディガーランド(イギリス)
イングランドにある、なんと工事用の重機のテーマパークです!
国内にはショベルカーやクレーン車などの重機を改造したアトラクションがあり、実際にインストラクターに教わりながら重機を動かすことができたりと車大好きな大人も子どもも楽しめる遊園地です。
石景山有楽園(中国)
一時期話題になった「どこかで見たことあるキャラクター」を集めた遊園地です。
どうみても「○○の偽物」と物議を醸しだした場所ですが、話のネタに楽しめるテーマパークかもしれませんよ!
化粧室文化公園(韓国)
こちらは世界初、「トイレのテーマパーク」です。
公園内には世界のトイレ、トイレで用を足している絵画やブロンズ像などトイレにまつわるものだらけのテーマパークです。
全体的にユーモアが満載で、笑ってしまうこと請け合いです。
番外編:屋上遊園地
屋上遊園地は、昭和30~40年代をピークに、主にデパートの屋上に設置された遊園地のことを指します。
屋上遊園地は、1910年松坂屋が屋上に子ども用ブランコを設置したのが始まりでした。
その数はどんどん減っていき、原因として少子化やレジャーの多様化があげられています。
お母さんがお買い物をしている間に、お父さんと屋上遊園地のゴーカートや観覧車に乗って、ソフトクリームを食べたなあ、なんて懐かしく思う人もいるのではないでしょうか?
まとめ
ビッグなテーマパークに行くと、現実を忘れて夢のような時間が過ごせますよね。
でも、ゴーカートや電車など昔からあるアトラクションも、子どものころに帰ったような気持ちになれて、それはそれで楽しいものです。
コロナ渦で遊園地に行くこともままならなくなり、家でゲームばかり・・・という子どもたちも多いと思いますが、やはり遊園地には子どもの笑顔と笑い声が似合うもの、一日も早く子どもたちが安心して遊べる日が来るように世界中の平和と健康を祈るばかりです。