水は私たちの生活に欠かせない貴重な資源です。
しかし、日本でも限りある水資源をどのように守り、活用するかが大きな課題となっています。
水を大切にすることは、私たちの未来を守ることにつながります。
水はどれだけ大切な資源なのか?
How Important a Resource is Water?
地球の表面の約70%が水で覆われていますが、そのうち私たちが利用できる淡水はたったの3%しかありません。
その少ない淡水も、農業、工業、飲料水などさまざまな用途で使用されており、限られた資源です。
日本では年間降水量が比較的多いですが、人口密度が高く、水の需要も大きいため、水不足のリスクが存在します。
また、世界的に見ると、2億人以上が安全な飲み水を得られない状況にあります。
こうした背景を考えると、水を無駄にせず、大切に使うことが私たち一人ひとりに求められているのです。
日本国内で水資源の保全や節水に取り組む企業や団体
Companies and Organizations in Japan that Work to Conserve Water and Conserve Water Resources
日本国内でも取り組みがあり、水資源の持続可能な利用と環境保全に大きく貢献しています。
私たち一人ひとりも、日常生活の中で節水や水質保全に努めることで、これらの活動を支援することができます。
環境省の「Water Project」への参加企業
環境省が主導する「Water Project」には、多くの企業が参加し、水資源の保全活動を推進しています。
株式会社アースアンドウォーター
独自のサステナブル節水システムを導入し、健全な水循環の保全を継続しています。
キッコーマン株式会社
水環境の保全に取り組み、工場で使用した水をできるだけきれいにして自然に返還することを心がけています。
株式会社クボタの取り組み
株式会社クボタは、JIT(ジャストインタイム)と自働化を柱として、水資源のムダ・ロス削減を推進しています。具体的には、節水対策や漏水点検、自社技術を活用した排水再生処理設備の導入、排水の適切な管理などを行っています。
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの水資源保全活動
コカ・コーラ ボトラーズジャパンでは、専門機関の協力のもと、工場の水源を科学的に調査・特定し、水源の脆弱性を評価した上で、水源保護計画を策定しています。また、災害対策や地域との連携を強化し、水資源の持続可能な利用を目指しています。
日常的に家庭でできる節水方法
How to Save Water at Home on a Daily Basis
私たちの日々の行動を少し工夫するだけで、大量の水を節約することができます。
つぎのような習慣を家庭で取り入れることで、水資源の節約に大きく貢献できます。
シャワーの時間を短くする
シャワーを1分短縮するだけで、約10リットルの水を節約できます。
洗い物の水を止める
食器を洗う際、流しっぱなしにせず、洗う時だけ水を出すようにしましょう。
雨水を再利用する
雨水を集めて、庭の水やりや掃除に利用するのも効果的です。
トイレの節水グッズを活用する
節水型のトイレや、タンクに節水グッズを設置することで、1回の流しで使用する水の量を減らせます。
洗濯物はまとめて洗う
洗濯機を使う頻度を減らすことで、大量の水を節約できます。
英語で節水を伝えましょう
Communicate Water Conservation in English!
節水についての英会話
歯を磨いている間、水を節約しようね。
分かった!蛇口を閉めるよ。
どうして水を節約するのが大切か知ってる?
水は限りある資源だから!
日常生活での表現
蛇口を出しっぱなしにしないでね。
庭のために雨水を集めよう。
この水を床掃除に再利用できるよ。
子どもが節水や水の大切さを学ぶ方法
Ways for Children to Learn about Water Conservation and the Importance of Water
子ども向けの本
『水ってなんだろう? 地球をめぐる水のひみつ』
著者: ロビン・ケンプ (著), カールトン・ブックス (監修)
対象年齢: 小学校低学年~中学年
地球上の水のサイクルについて、子どもでも分かりやすいイラストとともに学べる本。水がどのように私たちの生活を支えているかを知ることができます。
『水のふしぎを科学しよう』
著者: 坂本耕司
対象年齢: 小学校高学年~中学生
水の科学的な特性や、どのように水が浄化されるかについて紹介。子どもたちが身近な水を科学的視点で捉えるきっかけを与えてくれます。
『ぼくたちが地球を救う! 水を大切にする50の方法』
著者: ユーリ・ファンデルランド
対象年齢: 小学校低学年~高学年
家庭や学校でできる50の節水アイディアを紹介。実践的で、親子で一緒に取り組むのに最適です。
『しずくのぼうけん』
著者: マリア・テルリコフスカ
対象年齢: 幼児~小学校低学年
水滴を主人公に、水の循環を物語形式で紹介する絵本。小さい子どもでも楽しく理解できます。
動画・アニメーション
NHK for School: 『水の旅』シリーズ
概要: 水の循環や川の仕組みなどを学べる教育番組。シンプルな説明と美しい映像で、子どもたちにも人気です。
視聴方法: NHK for Schoolのウェブサイトやアプリで無料視聴可能。
おすすめポイント: 学校の授業でも使われるほど分かりやすい構成。
YouTubeチャンネル: 『Water Wise Kids』
節水方法や水資源の保護について英語で学べるチャンネル。簡単な英語なので、英語学習にも役立ちます。
Netflix: 『Our Planet』 (わたしたちの地球)
概要: 地球上の水の重要性や水生生物について触れたエピソードが含まれるドキュメンタリーシリーズ。映像が美しく、大人も一緒に楽しめます。
おすすめエピソード: 「淡水」
ゲームやアクティビティ
『アクアアドベンチャー: 水の探検』(アプリ)
概要: 水の循環や水質管理について学べる教育用ゲームアプリ。プレイヤーは水滴になって、地球を循環する冒険をします。
対応機種: iOS, Android
おすすめポイント: インタラクティブな体験を通して楽しく学べる。
『ペーパークラフトで水の循環を学ぶ』
概要: インターネットからダウンロードできるペーパークラフト素材を使い、水の循環を工作で表現。作りながら水の動きを理解できます。
素材提供: 日本環境協会のウェブサイトや、各種教育団体のPDF教材。
対象年齢: 小学校低学年~高学年
子ども向けイベント
水道記念館(全国各地)
概要: 日本全国にある水道記念館では、水の大切さを学べる展示やワークショップを定期的に開催。
体験内容: 節水の仕組みを体験できる実験や、実際の水道施設の見学。
おすすめ地域: 東京都水の科学館、大阪市水道記念館など。
自然体験プログラム「川の学校」
概要: 実際に川辺に行き、水の重要性や水生生物について学べる体験型プログラム。
対象年齢: 小学生~中学生
提供団体: NPO法人などが主催。
英語学習者向けの書籍
『Water Is Life』
概要: 簡単な英語で水資源の重要性を解説した本。単語も簡単で、初級レベルの英語学習者に最適。
著者: Katie Marsico
対象年齢: 小学校高学年~中学生
『Earth’s Water Cycle (Let’s Explore Science)』
概要: 英語で水の循環を学ぶ絵本。イラスト付きで、英語初心者の子どもにも読みやすい。
対象年齢: 小学校低学年~中学年
まとめ
水は命の源であり、地球の未来を守る鍵となる資源です。
私たち一人ひとりが水の大切さを理解し、日々の行動を少しずつ変えることで、持続可能な社会への第一歩を踏み出すことができます。
また、英語を学びながら水を大切にする意識を育てることは、次世代にとっても大きな財産となるでしょう!