新型コロナもやっと落ち着いてきて、職場や学校などが元に戻りつつあります。

しかしながら、新型コロナウイルスの影響は世界中の教育機関にも大きな影響を与えてきました。

今回は、世界のスクールが実践している効果的なコロナ対策に焦点を当て、アフターコロナの子育てにも参考になる具体的な情報をご紹介します。

 

オンライン授業の導入とそのメリット
Introduction of online classes and their benefits

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界中の多くのスクールがオンライン授業を導入しました。

これにはいくつかのメリットがあり、家庭学習考える親御さんにとって魅力的な選択肢となっています。その理由を挙げてみます。

柔軟性と効率性

オンライン授業は時間や場所に制約を受けず、生徒が自分のペースで学べる柔軟性があります。これにより、家庭学習を進める際に、家庭のスケジュールに合わせて学習ができます。

専門的な教育プラットフォーム

オンライン授業は専門の教育プラットフォームを活用することが一般的です。これにより、高品質で質の高い教育を提供でき、家庭学習において効果的な学びが期待できます。

 

ハイブリッドモデルの採用
Adoption of hybrid model

ハイブリッドモデルの採用

アメリカなどの多くのスクールでは、オンライン授業と対面授業を組み合わせたハイブリッドモデル【hybrid model】を採用しています。

これにより、生徒は柔軟に学習スタイルを選択でき、同時に安全な環境で学びを進めることが可能です。

家庭学習を進める際には、家庭と学校のバランスを保ちながら、効果的な学習が実現できるでしょう。

自己責任の育成

ハイブリッドモデルでは、生徒は自己管理と自己責任を強化する機会が増えます。これは家庭学習においても、学習の主体的な姿勢を育む助けとなります。

交流と社会性の維持

対面とオンラインの授業が交互に行われることで、生徒は仲間との交流や社会性を維持することができます。これが、コミュニケーション能力を向上させる一因となります。

 

予防策としての徹底した衛生管理
Thorough sanitation as a preventive measure

予防策としての徹底した衛生管理

スクール全体での衛生管理の徹底は、感染拡大を防ぐために不可欠です。

これが子供たちが安心して学べる環境を提供する重要な要素となります。

日本でもマスクの着用は個人の判断にゆだねられることになりましたが、引き続き必要とされるであろう項目を挙げてみます。

手洗いと消毒の推進

スクールは手洗いや手指の消毒の推進を徹底することで、生徒たちが清潔な状態を保つことをサポートします。これは家庭においても、健康的な環境を提供する上で不可欠です。これはコロナに限らず、インフルエンザなどのウイルス感染を防ぐのにも同様です。

密室を避け、喚起をよくする

生徒の健康状態を把握するのは必須ですが、できるだけ大人数で部屋に密閉される状態を避けて、喚起をよくすることを心がけます。

フィリピンなどの公立学校では数千人の生徒に対して手洗い場が一つしかなかった例もあって大きな問題になり、現在急ピッチで改善を進めているそうです。

保護者とのコミュニケーションの強化
Strengthen communication with parents

家庭学習を進める上で、スクールと保護者との密なコミュニケーションは不可欠です。

スクールが保護者と継続的に情報を共有し、安全対策や授業内容について透明性を持つことで、双方が協力して子供たちの学びをサポートできます。

定期的なオンラインミーティング

スクールが保護者との定期的なオンラインミーティングを行うことで、双方の理解を深め、協力体制を築くことができます。これが子供たちの学習状況を共有し合うプロセスとなります。

アンケート調査の実施

スクールが保護者に対してアンケート調査を行うことで、ニーズや不安を把握し、それに基づいたサポート策を検討できます。これが保護者との信頼関係を築く一助となります。

インドではコロナ以降の子どもたちの心理的負担に注意喚起をしていて、「Manodarpan」という精神社会的支援を立ち上げています。

  1. オンラインチャット
  2. カウンセリング
  3. 学校関係者や保護者向けのガイドライン
  4. フリーダイヤルによる相談やカウンセリング
  5. ウェブサイトの立ち上げ

このような内容で、コロナ渦時点で立ち上げられたものですが、コロナ以降も子どもたちの精神的なケアのために多額の予算を組んで続けられています。

 

デジタル教材の充実
Enhancement of digital teaching materials

デジタル教材の充実

日本では比較的嫌われていた「デジタル教材」の導入も、コロナのパンデミックをきっかけに世界中で急ピッチで進められました。

そこで、どの国がデジタル教材を積極的に導入したのでしょうか?

現在の最新情報ははっきりとは確認できませんが、コロナ禍においてデジタル教育の充実が進んだ国としては、いくつかの国が挙げられます。

これには、デジタル教材やオンライン学習の導入が積極的に行われ、学生や教育機関が適応できる環境が整備された国が含まれます。

シンガポール

シンガポールは、高度なICT(情報通信技術)基盤を有し、教育分野でもこれを積極的に活用しています。コロナ禍では、オンライン学習プラットフォームが広く利用され、教育機関がデジタル教材を採用するよう促進されました。

韓国

韓国もデジタル教育に積極的であり、コロナ禍においてはオンライン授業やデジタル教材の充実が進んでいます。国内では高速なインターネット接続が一般的であり、学生がスムーズにオンライン教育に参加できる環境が整備されています。

フィンランド

フィンランドは、教育制度が進んでおり、コロナ禍においてもオンライン学習やデジタル教育の導入が進んでいます。教育機関や教師に対するデジタルツールのトレーニングが行われ、生徒たちが柔軟かつ効果的にデジタル教材を利用できるような環境が整備されました。

これらの国では、オンライン学習プラットフォームの整備、教師のデジタルスキル向上プログラム、デジタル教材の開発などが行われました。また、学生や教育機関に対するデジタル機器の提供や高速なインターネット接続の整備などが進んでいます。

パンデミック以降の教育においての課題
Challenges in post-pandemic education

ハイブリッドモデルの採用

パンデミック以降の教育において、世界が直面している課題は複雑で多岐にわたりますが、いくつかの一般的なトレンドや課題が浮かび上がっています。

デジタル格差とアクセスの不平等

オンライン教育が一般的になる中、デジタル機器や高速なインターネット接続へのアクセスには依然として格差が存在しています。特に発展途上国や一部の地域では、デジタルアクセスが制約されており、これが学習機会の不平等を引き起こしています。

学習損失と教育格差の拡大

パンデミックにより学校が閉鎖された期間や、ハイブリッドなどの柔軟な学習形態が採用されたことで、学習機会の不均衡が生じました。これが生徒たちの学習損失や格差を拡大させています。

教育システムの柔軟性と適応性の向上

将来に向けて、教育システムは柔軟で適応性があり、さまざまな状況に対応できる必要があります。これは、伝統的な学習方法だけでなく、デジタルツールやオンラインリソースを活用した教育の統合を含みます。

教師のデジタルスキルの向上

オンライン教育の普及に伴い、教師はデジタルスキルを向上させる必要があります。これには、オンライン授業の設計やデジタル教材の効果的な利用、生徒とのオンラインコミュニケーションのスキルなどが含まれます。日本でも高齢で教師歴が長い先生が、大変苦労しているというケースを多く聞きますよね。

いくつかの国ではこれらの課題に取り組んでおり、教育改革を進めています。例えば、以下のような取り組みが行われています:

エストニア(Estonia)

エストニアは、デジタル教育に注力しており、全体的なデジタルインフラの整備やデジタルスキルの教育を進めています。

フィンランド(Finland)

フィンランドでは、柔軟で適応性のある学習環境を構築するために、教育システム全体の改革が進行中です。

シンガポール(Singapore)

シンガポールは、教育システムのデジタル化や教師のデジタルスキル向上のためのプログラムを積極的に実施しています。

これらの国々は、教育のデジタル化や遠隔教育に関する取り組みを通じて、将来の教育に対応するための基盤を築こうとしています。何でもかんでも教師に一任しがちの日本とは大きな違いを感じませんか?

まとめ

世界規模で考えて、コロナ渦中、そしてコロナ以降に懸念される子どもの問題として学校閉鎖やオンライン教育による学習損失や教育格差、孤立感や不安による精神的健康の問題、運動や栄養不足による身体の健康の問題、デジタル依存やその安全性の懸念など、まだまだたくさんの問題が残されています。

世の中の変化が激しい中、子どもたちも十分犠牲になっています。

子どもたちの未来を暗くしないためにも、迅速な対応が進められることを心から願っています!