ここ近年、コロナウイルス流行のために日本だけでなく、世界各地でイベントやお祭りがなくなり、世界中が静まりかえっていました。
特に四季がある日本は、行事のたびに季節を感じ、その風物詩を楽しむ習慣があります。
そんな中で、特に「子ども」に関係した行事をピックアップしてみましょう!
日本の子どもの年間行事~月別
1月 お正月
2月 節分
3月 ひな祭り
4月 入学式
5月 子どもの日
7月 七夕
8月 夏祭り
10月 運動会
11月 七五三・ハロウィン
12月 クリスマス
日本の子どもイベントを英語で説明
・節分
節分は英語ではそのまま「Setsubun」といいます。
Setsubun is the event held to pray for our happy and healthy life.
(節分は、健康や幸福を願うイベントです)
- 「鬼」は Devil, Demon, Ogure
- 「豆まき」は Bean-Throwing, Bean – Scattering
- 「恵方巻」は sushi roll eaten during Setsubun
<Setsubun>
Setsubun is a Japanese event that marks the beginning of spring.
It is meant to drive away evil spirits by children hurling beans at adults wearing demon maska, saying “Oni wa soto fuku wa uchi”(Demon is outside, good luck is inside.)
「節分は春の始まりを告げる日本の行事です。 鬼の面を付けた大人を、「鬼は外、福は内」と子どもが豆をぶつけて
悪霊を退散させるという意味があります。」
ひな祭り
ひな祭りは英語で ”Doll’s Festival, Girl’s Festival ”と呼ばれます。
Hinamatsuri is an occasion to pray for young girls’ growth and happiness.
(ひな祭りは、女の子の成長と幸せを願う行事です。)
- 「桃の節句」は Peach Festival
- 「菱餅」はDiamond- shaped rice cake
On Hinamatsuri, it is said that pink means peach, green means grass, and white means snow.
(ひな祭りは、ピンクは「桃」、緑は「草」、白は「雪」を意味していると言われます。)
<Hinamatsuri>
Hinamatsuri is an event for young girls held on March 3rd.
Family with girls celebrate by decorating gorgeous dolls called hina dolls and eating feasts.
(ひな祭りは女の子のために3月3日に行われる行事です。女の子のいる家庭は、豪華な人形を飾り、ごちそうを食べてお祝いをします。)
子どもの日
子どもの日は”Children’s Day”です。
Children’s Day is one of Japanese national holiday, and is May 5th.
(子どもの日は日本の祝日の一つで、5月5日になります。)
- 「兜」は helmet
- 「鎧」は armor
- 鯉のぼりは carp streamer
<Children’s Day>
Every year on May 5th, family with son to decorate their house with a carp flag and Gogatsu Ningyo to wish for their son’s health and success.
(毎年5月5日、男の子のいる家庭では鯉のぼりと五月人形を飾って、男の子の成長と立身出世を願う習慣があります。)
海外から来たイベント
日本の昔からの伝統行事に加えて、海外から伝わり、日本の恒例行事になったものをご紹介しましょう。
クリスマス
これはもう、日本では当たり前の行事として定着しているイベントですね!
日本にクリスマスが伝わったのは、1552(天文21)年に、山口県の教会で「降誕祭」を行ったのが始まりで、その時の宣教師は、イエズス会でフランシスコ・ザビエルとともに日本で布教活動をしていた、コスメ・デ・トレースでした。
それが日本における最古のクリスマスでしたが、その後幕府の禁教により、一時途絶えることになります。
明治時代になり、銀座の明治屋がクリスマスの売り出しを始めたことから全国に広がり、昭和には一般市民にも広がっていきました。
現在では必ず食べるといってもいい「クリスマスケーキ」は、1992年にお菓子メーカーの不二家が初めてクリスマスケーキを販売、
当時はとても高価なものでしたが、1975年(昭和50年代)くらいから一般に広まっていきました。
ハロウィン
日本で最初にハロウィン商品の販売を始めたのは、1970年代キディランド原宿店でした。
その後販売促進のために1983年、同キディランドがハロウィンパレードを行いましたが、まだ当時はそこまでの認識は薄かったようです。
大きく広まったきっかけになったのが、1997年に東京ディズニーランドが開催した「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」で、各々が仮装をして集まるというイベントが話題を呼び、その後2000年以降はお菓子メーカーやおもちゃ、コスプレ商品などが次々と売り出され、もともと日本のアニメなどで人気のあった「コスプレ」とリンクされ、ハロウィンの日は町中で仮装した人々が大騒ぎするという社会問題にまで発展していきました。
イースター
まだあまり馴染みのない、新しいイベントですが、徐々に浸透しているようです。
イースターもやはり東京ディズニーランドが仕掛け人となって、キャラクター商品やお菓子などの販売が始まりました。
もともとはキリスト教の「復活祭」のイベントで、欧米のキリスト教徒は大々的にお祝いをします。
「卵」はキリスト教で「生命の誕生」を意味し、イエスキリストの復活の象徴となされてきました。
また「ウサギ」は子だくさんなため、「繁栄と生命」を祝うシンボルだそうです。
ウサギが卵を産んだ、卵からウサギが生まれた、という説もあるようですよ!
母の日
アメリカからキリスト教由来のイベントとして、明治末期に初めて日本に伝わりました。
1931(昭和6)年、皇太后の誕生日の3月6日を母の日としたことから広がり、1947(昭和22)年に公式に5月の第2日曜日が母の日となりました。
母の日にカーネーションを送ることになったのは、アメリカの女性が母親が亡くなったとき、母が昔好きだった「白いカーネーション」を参列者に配ったことがきっかけになり、カーネーションが「母親を想う花」として広まったことが始まりでした。
まとめ
冒頭でふれたように、ここ数年次々と中止になった日本のイベントですが、どうにかして開催しようという動きがたくさん出てきているように思います。
海外のおしゃれなイベントともいいですが、日本の四季折々の風物詩は、ずっと心に残っていますよね!
日本人としてこの伝統を大切に守り、後世に残していけるようにしたいものです。