皆さんは英語で「カメレオン」をどのように言いますか?

もしも英語で単語がすぐに出てこない場合は、ぜひこの記事をご一読ください。

こちらの記事では、そんなあなたの為に「カメレオン」の英語表現はもちろん、「カメレオンみたいな人」の言い方や略称や別の意味、学名なども紹介しています。

記事の最後には、カメレオンの関連表現も紹介しているので、例文を見ながらぜひ一緒に見ていきましょう。

では、早速始めていきます。

「カメレオン」は英語で何と言う?

「カメレオン」は英語で何と言うかご存じですか?

身体を自由自在に変色できるフシギな生き物「カメレオン」の英語に関して、色々と学んでいきましょう。

まずは、「カメレオン」の英語名の解説から「カメレオンみたいな人」の言い方、略称表現や学名なども紹介しています。

Aさん
「カメレオン」の英語に関して詳しく見ていきましょう!

「カメレオン」は英語で”chameleon”と言う

結論から言うと、「カメレオン」は英語でも”chameleon”と表現します。

単語をローマ字読みすると「チャメレオン」となりそうですが、アメリカ英語での発音は「カミェーリオン」となるようです。

品詞は「名詞」となり、複数形にする場合は”chameleons”となります。

Aさん
The chameleon can change its own color at any time.
訳)カメレオンは自身の色を自由自在に変えられます。

“chameleon”の略称は”cha”となる

“chameleon”は時々略称で”cha”と略されることがあります。

日常会話で使う場合は理解されない可能性もあるので、普通に”chameleon”と言うのが無難です。

ただし、天文学の領域では略称表現”cha”が使われることが多いので、使用用途によってしっかりと使い分けると良いでしょう。

“chameleon”のもう一つの意味

実は、“chameleon”には生き物の「カメレオン」という意味のほかに、「無節操な人」という意味もあります

直接的に相手へ伝える際に使うというよりは、人に第三者目線でイメージを伝える際の例えなどに使われることが多いです。

Aさん
He is like a chameleon without views of his own.
訳)自分の意見を持たないカメレオンのような人です。

「カメレオン」の語源は「ギリシャ語」に由来する

ギリシャ語の「khamaileon」は、「khamai(地上)」と「leon(ライオン)」からなる語である。 この場合の「地上」は「樹の上」のことで、カメレオンは「樹上のライオン」の意味で付けられた名と解釈されている。

引用:語源由来辞典

カメレオンの語源は、英語ではなくギリシャ語に由来するようです。

日本語のカタカナ表現の中には、英語由来ではないものも複数存在するので、気になった時に調べてみると、知識の幅が広がります。

「カメレオン」の学名は”chamaeleonidae”となる

「カメレオン」を学名で表記する場合、”chamaeleonidae”となる点にも注目です。

英会話で特別出てくるシーンは限られていることから、日常会話で使うシーンはほとんどないでしょう。

ただし、サイエンスの領域では学名を知っていることでメリットが多く存在するので、使用用途によっては”chamaeleonidae”も一緒に覚えておくと便利です。

カメレオンの体の色変化に秘められた謎

まとめ

カメレオンは体の色を自由自在に変えられることで有名ですが、なぜ体の変えるのか、どうやって変えているのかについて、英語表現も紹介しながら、詳しく解説します。

カメレオンが体の色を変える理由

カメレオンが体の色を変える理由は、大きく分けて2つあります。

1つめは、獲物に近づくときに、体の色を周りの風景に擬態させて近づくと、相手に気づかれづらいので、獲物を仕留めやすくなるからです。

2つめは、カメレオンの命をねらっている敵が近づいてきたときに、周りの風景に擬態させると、敵の目をごまかして、気づかれづらくなるからです。

Aさん
Do you know why chameleons change their body color?
訳)なぜカメレオンが体の色を変えるか、知ってる?

Bさん
I think it’s because chameleons can protect themselves by mimicking the surrounding when enemies approach.
訳)カメレオンは、敵が近づいてきたときに擬態することで、敵から自分の身を守ることができるからだと思うよ。
Aさん
That’s right. In addition, chameleons mimic the surrounding when approaching their prey.
訳)その通りね。それに加えて、カメレオンは獲物に近づくときに、周囲に擬態するんだ。
カメレオンが体の色を変えるのは、厳しい自然界で生き抜いていくために編み出した技のようです。

カメレオンはどうやって体の色を変えるのか

カメレオンは、一体どうやって体の色を変えているのでしょうか。

カメレオンは、目ではなく、体の皮膚で周りの色を感じています。皮膚で周りの色を感じとって、必要に応じて体の色を変えているので、目かくしをしても、体の色を変えられます。

カメレオンは、体の皮膚の細胞の中に、白、赤、黄、黒などの色の粒を持っています。この色の粒や、外から光や熱を感じると大きさが変わるので、大きさの組み合わせがいろいろ変わると、色が変わるという仕組みになっています。

Aさん
Do you know how chameleons change their body color?
訳)どうやってカメレオンが体の色を変えているか知ってる?

Bさん
I have no idea.
訳)全く見当がつかないよ。
Aさん
It is said that chameleons sense the colors of their surrounding not with their eyes, but with the skin of their body, and change their body color as needed.
訳)カメレオンは、目ではなく、体の皮膚で周りの色を感じとって、必要に応じて体の色を変えているらしいよ。
Bさん
It’s an extraordinary skill for chameleons to sense the colors of their surrounding with the skin of their body and change their color.
訳)体の皮膚で周りの色を感じとって、体の色を変えられるなんて、尋常じゃない技だね。

「カメレオン」の関連表現

「カメレオン」の関連表現

次は「カメレオン(Chameleon)」の関連表現を見ていきましょう。

本記事で紹介する単語は、下記の通りです。

  • 「擬態する」- “mimic” / “camouflage”
  • 「爬虫類」- “reptiles”
  • 「舌」- “tongue”
  • 「イグアナ」- “iguana”
  • 「蛇」- “snake”

どれもカメレオンの特徴を説明するのに使える英単語なので、ぜひ参考にしてください。

「擬態する」- “mimic” / “camouflage”

「擬態する」は英語で”mimic”か “camouflage”と表現します。

この単語は『ドラゴンクエスト』シリーズに出てくる、宝箱の敵「ミミック」の元ネタとなる英単語です。

「カメレオン」はモノに擬態すると言われていますが、諸説によるとあれは擬態ではないと言われていたりします。

Aさん
The chameleon has mimicked among the dead leaves.
訳)カメレオンが枯葉の中で擬態していた。

“mimic”の変形

  • mimicking – (現在分詞)
  • mimicked – (過去形)
  • mimicked – (過去分詞)
  • mimics – (三人称単数現在)

“mimic”は「擬態する」という意味を持つ他動詞です。元々の意味は「~をまねる」なので、「~」の部分にはまねるものが来ます。

また、変形する場合には、“k”を付けて変形させる必要があるので、注意して覚えておきましょう。

次に”camouflage”「カムフラージュ」の使い方を見ていきましょう。

「カムフラージュ」は日本語でも使われますし、擬態という意味があることがご存知の人が多いのではないでしょうか。”camouflage”はフランス語から来ている語です。

”camouflage”は名詞「カムフラージュ、偽装」と、他動詞「カムフラージュする、偽装する」で使われます。例文で使い方を見てみましょう。

Aさん
The chameleon camouflaged itself when the enemy approached, so it was unnoticed by the enemy.
訳)そのカメレオンは、敵が近づいてきた時にカムフラージュしたので、敵に気づかれなかった。

「カメレオン」という語は英会話で使う機会があまりないでしょうが、”mimic”「~をまねる、擬態する」や”camouflage”「カムフラージュ、~を偽装する」を使う機会はかなりあるのではないでしょうか。

「爬虫類」- “reptiles”

「爬虫類」は英語で”reptiles”と表現します。

元々は単数形の”reptile”が意味を成す単語なのですが、実際に使う際は複数形の”reptiles”を使うのが普通です。

Aさん
When I was young, I really loved reptiles.
訳)子供のころは爬虫類が大好きだった。
Bさん
「爬虫類」などを広く説明する場合には、特定の生物を指さないので複数形にするんです!

“reptile”には、「爬虫類」の他にも、「卑劣なやつ」という意味があります。

あまり使われる言い方ではありませんが、一緒に確認しておきましょう。

「舌」- “tongue”

「舌」を英語にする場合、”tongue”と表現するのが適切です。

「カメレオン」と言えば、長い舌で虫を食べるシーンが良く上げられますが、「カメレオンの舌」を表現する際に役立つ単語です。

Aさん
Chameleons have a long tongue.
訳)カメレオンの舌は長い。

ちなみに、「舌で舐める」は英語で”lick something up”と表現できるので、こちらも一緒に確認しておきましょう。

Aさん
I have a habit of licking honey off my tongue.
訳)私はハチミツを舌で舐める癖がある。

「イグアナ」- “iguana”

「イグアナ」は英語で”iguana”と表現します。

「カメレオン」に似ている生物であり、同じ「爬虫類」に分類されるイグアナですが、ローマ字表記と似た綴りが特徴的です。

複数形にする場合は”iguanas”と表記するので、一緒に覚えておくと便利です。

Aさん
Some monsters are based on iguanas.
訳)イグアナが元ネタになっているモンスターがいる。

「蛇」- “snake”

「蛇」を英語で表現する場合、”snake”と言います。

発音は「スネーク」となるので、カタカナ表記で馴染みのある方も多いでしょう。

蛇もカメレオンと同じ爬虫類に分類される生物であり、蛇の中にも数多くの種類が存在します。

Aさん
Snake bites can be fatal.
訳)蛇に噛まれると死に至ることがある。

「カメレオン」の名前が商品名に?

意外に思われるかもしれませんが、「カメレオン」の名前は商品名によく使われています。

どんな商品の名前に使われているか、確認してみましょう。

  • Chameleon Color Tones Markers
  • Chameleon Jewelry

美術に使われるマーカー名にも「カメレオン」の名前が使われています。このマーカーは微妙なグラデーションがついて、イラストがとてもきれいに仕上がるため大人気です。

また、「カメレオン」の名前ははネックレス、リング、ブレスレットなど様々なジュエリー名にも使われています。光の当たり方によってカメレオンのように色が変わる宝石を使っていたり、カメレオンのモチーフを使ったジュエリーなどがあります。

まとめ

こちらの記事では「カメレオン」の英語表現や関連表現について学んできました。

カメレオンが体の色を変える仕組みや理由についても解説したので、カメレオンについて詳しくなったのではないでしょうか。

記事の中ではたくさんの英単語が出てきたので、最後に一緒に復習していきましょう。

  • chameleon – カメレオン、無節操な人
  • cha – カメレオンの略称
  • chamaeleonidae – カメレオンの学名
  • mimic / camouflage – 擬態する
  • reptiles – 爬虫類
  • tongue – 舌
  • iguana – イグアナ
  • snake – 蛇

どれも非常に役立つ英語表現となるので、ぜひ何度も読み返しながら身に着けてもらえると嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。