いよいよ近づいてきた東京オリンピック!オリンピック観戦で来日した外国人の方との出会いや、仕事先でオリンピック関連の話題が増えることでしょう。そんなとき、カタカナ英語で発音していては通じませんよー!早速、オリンピック関連の英語表記やアクセントをチェックしていきましょう。

オリンピックの英語表記とアクセント

オリンピックの聖火

まずは東京オリンピック、開会式、閉会式などに関する英語表記とアクセントからチェックしていきましょう。

オリンピックの英語表記とアクセント

The Olympics Games ジ オンピクス ゲームス
The Olympics ジ オリーンピクス
音声プレーヤー

オリンピックの英語表記のポイントは2つ。

  1. オリンピックの「リ」にあたる部分は、“ly”で表記します。「ン」にあたる部分は、“n”ではなく、“m”を使います
  2. 最後の“Games”のところは、競技がたくさんあることから複数形の“s”がついた「ゲームス」で表します

英語のアクセントにおけるポイントも2つ。

  1. アクセントは「リ」の部分。「オリーンピクス」という感じに「リ」を強調します
  2. 冒頭につける“The”は、母音“O”の前だから「ザ」ではなく、「ジ」と発音しましょう

日本語では、あまり抑揚をつけずに「オリンピック」と発音しますが、英語では「オリーンピクス」と、アクセントを強調して発音するのがポイントです。

2020東京オリンピックの英語表記とアクセント

The 2020 Olympics ザ トゥンティ― トゥンティ― オリーンピクス
The Tokyo Olympics ザ トウキョウ オリーンピクス

オリンピックの英語表記に関する基本をおさえたら、「東京オリンピック」の言い方をチェックしましょう! 英語表記の際の基本ルールは、Olympicsの前に、「開催年」もしくは「開催都市」をつけるというものです。
ここで、開催年である2020年の英語の読み方に、ちょっと迷いませんか? これは “twenty twenty”(トゥンティ― トゥンティ―)と発音します。
つまり英語では、「二千二十年(two thousand twenty)」ではなく、2桁ずつ区切って「二十  二十」twenty twentyと表現するのが一般的なのですね。とてもネイティブっぽくて、かっこいい表現のひとつなので、ぜひ覚えて使ってみましょう。

2024 パリオリンピックの英語表記とアクセント

The 2024 Olympics ザ トゥンティ― トゥンティ― フォア オリーンピクス
The Paris Olympics ザ パリ オリーンピクス

「パリオリンピック」の言い方もチェックしましょう! 英語表記の際の基本ルールは、Olympicsの前に、「開催年」もしくは「開催都市」をつけるというものです。
ここで、開催年である2024年の英語の読み方はどうなるでしょうか? これは “twenty twenty-four”(トゥンティ― トゥンティ― フォア)と発音します。
つまり英語では、「二千二十四年(two thousand twenty-four)」ではなく、2桁ずつ区切って「二十  二十四」twenty twenty-fourと表現するのが一般的なのですね。こちらもネイティブっぽい、かっこいい表現のひとつなので、ぜひ覚えて使ってみましょう。

オリンピック競技に関する英語表記とアクセント

「私は水泳競技が好きです」、「私は陸上競技のチケットを持っている」、「私はベルサイユ宮殿で馬術競技を見たいです」というのを、英語でどう表現すればいいでしょうか?

そういった表現をさらっと英語で言えるように、オリンピック競技関連の英語表記やアクセントを見ていきましょう

オリンピックの開会式・閉会式など式関連の英語表記とアクセント

Opening Ceremony 開会式(オープニング セレモニー)
Closing Ceremony 閉会式(クロージング セレモニー)
Olympic Awards Ceremony オリンピック表彰式(オリーンピック ド レモニー)
Medal Ceremony メダル授与式(ダル レモニー)

式は「レモニー」で、アクセントは最初の「セ」におきます。開会・閉会は、開ける・閉めるという意の「オープニング」「クロージング」を使うだけでOKと意外と簡単です。
オリンピックの表彰式は、「ワード セレモニー」で、「ア」にアクセントをおきます。「メダル セレモニー」(メダル授与式)という表現も◎!
今から、日本人選手団(The Japanese Team)の入場シーンが楽しみですね。

Aさん
The pictograms representing playing sports at the opening ceremony of the Tokyo Olympics were very impressive.
訳)東京オリンピックの開会式では、スポーツを表すピクトグラムがとても印象的でした。

オリンピックの聖火・聖火リレーの英語表記とアクセント

The Olympic Flame 聖火(ジ オリーンピック  フレィム)
The Olympic Torch Relay 聖火リレー(ジ オリーンピック ォーチ   リィーレイ)

聖火は、「火」を連想する“Fire”を使うよりも、「炎・火炎」という意を持つ“Flame”を使う表現が一般的です。
聖火リレーでは、元は「たいまつ」という意を持つ「トォーチ」を使います。アクセントは冒頭の「ト」ですが、“To”に続く“r”の発音を意識して、少し巻き舌の「ォー」を入れて、「トォー」と発音します。
リレーの発音も要注意。日本語式に「リレー」と言っては通じにくい!英語では冒頭の“re”にアクセントがあるので、そこを強めに「リィーレイ」と発音するのがポイントです。

「聖火」と「オリンピック聖火リレー」の英語表現を使っている文例を紹介します。

Aさん
The Olympic flame is lit at Olympia, Greece several months before the Olympic Games.
訳)オリンピックの聖火は、オリンピックの数ヶ月前にギリシャのオリンピアで点火されます。
Bさん
This ceremony starts the Olympic torch relay, which formally ends with the lighting of the Olympic cauldron during the opening ceremony of the Olympic Games.
訳)このセレモニーでオリンピック聖火リレーは始まり、オリンピック開会式でのオリンピック大釜への点火で正式に終了します。
Aさん
The Olympic torch relay is a tradition where the Olympic flame is carried through various places to herald the upcoming games.
訳)オリンピックの聖火リレーは、オリンピックの聖火を各地に運び、来る大会の開催を告げる伝統行事です。

オリンピック競技の英語表記とアクセント

日本でも人気の競技について、英語表記と英語発音の際のアクセントについて確認していきましょう。

Aquatics 水中競技(アクオァー ティクス)

水泳であれば Swimmingで良いのですが、例えば、飛び込み競技(Diving イビング)、シンクロナイズドスイミング(Artistic swimming アーティスティック スゥミング)、水球(Water polo ウォーター ロ)などを含めた水中競技全体は、「アクオァー ティクス」といいます。
そのことから、水中競技が行われる会場名は「東京アクアティクス センター(Tokyo Aquatics Centre)」と呼ばれています。
Athletics 陸上競技 (アスレー ティクス)
Equestrian 馬術競技 (イエーストゥリアン)
Gymnastics 体操 (ジムナース ティクス)
Judo 柔道 (日本語とほぼ同じ、ュードー)
Karate 空手 (日本語の「カラテ」ではなく、「クラーテ」という発音に近い)
Football / Soccer ッカー (トボール/サァカー)
Table tennis 卓球 (テーブル テーニス)
Trampoline トランポリン (トンポリン)
Triathlon トライアスロン (トライスロン)

「私は水泳競技が好き」は、もう英語で言えますね。

I like aquatics. (アイ ライク  アクオァー ティクス)です。

「私は陸上競技のチケットを持っている」は、どうでしょうか。

I have a ticket for athletics. (アイ ハヴ ア チケット フォア アスレ―ティクス)となります。

「私はベルサイユ宮殿で馬術競技を見たいです」は少し難しいですが、英語で言えますか?

I’d love to see an equestrian competition at the Palace of Versailles.(アイド ラヴ トゥー シー アン イエーストゥリアン コンペティション アト ザ パレス オブ ヴェルサイユ)ですね。イエーストゥリアン の発音ができるようになりたいですね。

「トライアスロン」の発音は、「トライアースロン」ですが、2020年東京オリンピックのトライアスロン競技は、東京都港区のお台場海浜公園で開催されました。スタートとフィニッシュは、お台場海浜公園でした。

一方、2024年パリオリンピックでは、トライアスロンはパリの中心地で行われ、アレクサンドル3世橋が発着地となりました。トライアスロンの水泳はセーヌ川で行われましたが、セーヌ川の水質が、当日実施した検査の結果、競技を開催できる基準を満たしていなかったため1日延期されました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。オリンピックの英語表記の発音アクセントについて解説しました。

オリンピックの英語表記やアクセントも、いくつかのポイントを押さえておけば、すぐに使えるものばかり! 正しいアクセントで発音することで、英語が通じやすくなります。アクセントの位置を確認して、この記事で紹介した単語やフレーズをぜひ発音してみてください。

オリンピックの聖火や聖火リレーの英語表現、オリンピック競技の英語表記とアクセントも紹介しました。2020年東京オリンピック、2024年パリオリンピックが終わり、次のオリンピックは2028年ロサンゼルスで開催されます。2024年パリオリンピックの感動がまだ冷めやらないですが、ロサンゼルスでのオリンピックが待ち遠しいですね。ロサンゼルスオリンピックの数ヵ月前にはまた聖火リレーが始まります。パリオリンピックの開会式は、ゴージャスで素晴らしいものでしたが、ロサンゼルスオリンピックもきっとそれと同じぐらい素晴らしいものになることでしょう。

これを機に、オリンピック関連の英語を学んでみることで、新しい世界が広がるかもしれません。あなたもチャレンジしてみてはいかがですか?

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