海外旅行は楽しみなものの、英語ができないと、ちょっと不安に感じるときってありますよね。そこで海外旅行中によく使う「飲み物」「食べ物」に関する英語フレースや英会話表現を集めてみました。勇気を出して話してみたら、きっと新たな楽しみが待っていますよ!
海外旅行の機内・レストランで使いたい英語・飲み物編
いよいよ楽しみにしていた海外旅行!欧米はもちろんのこと、アジア方面への旅行であっても、飛行機内や空港、レストランではちょっとした英会話ができたら安心ですよね。そこで、これだけはおさえておきたい海外旅行で使える英語、英会話表現を集めてみました。まずは、飲み物編です!
海外のレストランだけでなく、海外の飛行機会社を利用する際にも役立つ英語表現です。
訳)お水をいただけますか?
some tap water (無料の水・水道水)
飛行機内では多くの場合、水は無料で提供してもらえるためsome waterのみでOKですが、海外のレストランでは、水が有料のケースが多くあります。レストランなどで日本のように無料の水がほしい際は、“Can I have some TAP water?”と言ってお願いしてみましょう。
ただし、欧州の硬水やアジア圏の水道水は、日本人に合わずお腹を壊してしまうケースもあるので、有料の水を注文するというのも検討すると良いでしょう。
mineral water(ミネラルウォーター)
レストランや飛行機内でミネラルウォーターを注文することも可能です。レストランや機内で、ミネラルウォーターの提供の仕方が決まっているかもしれませんが、グラスでほしいのかボトルでほしいのかを明確にした方がいいです。可能であれば、ボトル入りのミネラルウォーターを注文した方がいいですね。その水がミネラルウォーターであることが保証されていますから。
訳)グラス1杯のミネラルウォーターをいただけますか?
訳)ボトル1本のミネラルウォーターをいただけますか?
water with gas, sparkling water, carbonated water(炭酸水)
水を注文する際に、上記のようなメニュー表記があったら、それは「炭酸水」を指します。なお一般的に欧州の水は硬水(hard water)です。小さなお子さんなどに、日本と同じ軟水(soft water)を頼みたい場合には、店員さんに確認するなど注意が必要かもしれません。
訳)グラス1杯の炭酸水をいただけますか?
炭酸水の場合、通常ボトル入りのものを使っているので、水道水を頼むよりは「炭酸水」を頼んだ方が安全です。
その他の飲み物
飲み物注文の際に使える“Can I have some water?”のsome water部分を自分が好きなものに変えれば、いろいろなドリンクを注文することができます。
- Hot coffee(ホットコーヒー)
- Hot tea(紅茶)
- Hot chocorate(ココア)
- Iced coffee / Iced tea(アイスコーヒー / アイスティー)
→発音は「アイス」ではなく「冷たくされた」という意味をもつ「アイスド」と発音します。 - Beer (ビール)
→「ビール」ではなく、「ビヤー」と発音しないと、なかなか通じないので要注意です。 - Red wine / White wine (赤ワイン/白ワイン)
- Champagne / Sparkling wine(シャンパン/スパークリングワイン)
→「シャンパン」のスペルは、“S” から始まりそうですが “Cha”から始まるため、スペルも覚えておくとメニューから注文しやすいですね。「シャン ペイン」という感じに発音します。 - Orange juice / Apple juice / Grape juice(オレンジジュース/リンゴジュース/ぶどうジュース)
海外旅行で質問されたときの英語!飲み物について
海外旅行中の英語で、困るのは相手が何を言っているか理解できないときではないでしょうか?機内やレストランで飲み物を聞かれる際は、通常、
訳)何か飲み物はいかがですか?
などという表現が使われます。
文後半の“Drink”の部分が強調されることが多いので、焦らずに最後まで耳を傾けていれば聞き取れることも多いです。
その際の答え方は、飲み物が必要なら、
訳)ホットコーヒーをお願いします。
など「自分が飲みたいもの+please」で伝えることができます。
不要な場合は、
訳)いいえ、結構です。私は大丈夫です。
などといいます。不要の場合、Noだけだとちょっときつい印象になるので、最後に笑顔で”thank you”を伝えることがとても大切。余裕あれば、「私はいま快適です(たりています)」という意味の I’m fineを加えるとさらに丁寧ですよ。
海外旅行の機内・レストランで使いたい英語!食べ物
機内
機内でよく聞かれるのが
という英語フレーズです。これは機内食について「牛肉、鶏肉、どちらにしますか?」「お肉とお魚のどちらにしますか?」ということを聞いているので、
のように簡単に答えれば大丈夫!
この質問英語におけるポイントというのは、ネイティブの人が発音すると「ビー ノア チッキッ」「ミー オア フィッ」というくらいにしか聞こえないかもしれないという点です。とはいえ、実際のところは、簡単な英単語しか使っていないので、よく聞くようにすれば分かるはず!大きな心配は無用です。
もしも、きちんと聞き取れなかったときも、モジモジしているより、遠慮せずに「Could you say it again, please?(もう一度、お願いします)」 「Could you speak more slowly, please(もっとゆっくり言ってください)」とお願いしてしまう方が英語におけるコミュニケーションとしてはよりスムーズです。恥ずかしがらずに、笑顔で聞いてしまいましょう。
レストラン
レストランで注文したいときは、
アイド ライク トゥー オーダー
キャナイ オーダー ナウ
もしくは
アイム レディー トゥー オーダー
という丁寧な表現がおすすめです。ただ、とっさに上記の表現が出てこないときは、笑顔で「Order, please.(注文、お願い)」と言えば大丈夫。
実際の注文時には、「I will have this, this, this… (私は、これ、これ、これ … をいただきたいです)」とメニューを指さしながら注文すれば、言い間違いや聞き間違いが減るので安心ですね。this をあまり何回も繰り返さない方がいいですけどね。
会計は、海外のレストランでは店員さんがテーブルに来て、現金やお客様のクレジットカードを預かって済ませるというパターンが多いので、席を立つ前に、店員さんを呼んで、
(会計をお願いします)
と伝えましょう。
もっと丁寧に言いたい場合は、この表現がおすすめです。
(会計をお願いできますか)
bring 人 the check で「人に会計を持ってくる」という意味になります。
調理法について尋ねる英語表現とその答え方
レストラン
レストランでステーキや卵を注文すると、その調理法について英語で質問されます。まずはステーキの調理法について尋ねる英語表現を見ていきましょう。
訳)ステーキの焼き加減はどうしましょうか?
訳)ウェルダンでお願いします。
ステーキの焼き具合は、well-done(ウェルダン)、medium rare(ミディアムレア)、rare(レア)などがありますが、英語圏でステーキを注文すると、必ずと言っていいぐらい、「焼き具合をどうしますか?」と聞かれます。
続いて、卵の調理法について聞かれた場合の答え方について見ていきましょう。
訳)卵の調理法はどうしましょうか?
訳)スクランブルエッグでお願いします。
卵の調理法を英語で紹介します。
- ゆで卵 boiled egg
- スクランブル scrambled egg
- 目玉焼き sunny-side egg
- 両面焼きの半熟の目玉焼き over-easy
- 面を中程度に焼いた目玉焼き over-medium
- オムレツ omelet
- ポーチドエッグ poached egg
海外旅行で困るチップ事情
欧米のレストランではチップを上乗せするのがマナーな場所が多いので、国ごとのチップ事情や相場を事前に調べておくと安心です。一般には食事代の15%前後と言われています。
カード払いでチップを支払う方法ですが、店員さんがもってきたレシートに、「Tip(チップ)」の欄があるのでそこに自分で決めたチップの金額を自分で記入します。さらにその下にある「Total(総額)」の欄に、「食事代(Sub total / Amount)」と「Tip代」を合わせた合計金額についても自分で記入し、店員さんに戻せばOK。
たとえば、食事代が100ドルだったとすると、チップの欄に15ドルと記入し、Totalの欄に115ドルと記入すれば、チップ15%で合計金額が支払われることになります。食事代が110ドルだった場合、チップ15%として計算すると、16.5ドルになりますが、チップの欄に16ドルと記入し、Totalの欄に126ドルと記入するのもありですね。
TipやTotalの欄をうっかり空欄のままで渡してしまうと、店員さんに委任したような形になり、勝手に記入されてしまうケースもあるので、きちんと記入するのがポイントといえます。
レストラン内に、”No Tipping”というサインを見つけたら、そのレストランは「チップ不要」ですが、アメリカやイギリスでそういったレストランはめったに見つかりません。
訳)アメリカには、日本のラーメン店などチップ不要のレストランがあると聞いたのですが
訳)アメリカにはチップを請求しないレストランも少しありますが、非常に稀です。
まとめ
機内やレストランで、日本人が特に注意すべきポイントは、英語のうまさや流暢さではなく、YES / NOなど自分の意思をはっきり伝えるということです。
機内で飲み物を聞かれた際も、まずは”Yes, please” なのか “No, thank you” なのかだけでも伝えておけば、とりあえずは、あなたの「飲みたい/飲みたくない」という意思は伝わります。そうすれば、相手は「何が飲みたいのかな?」と会話の続きを聞こうとしてくれたり、”Coffee or Tea?”のように提供できる飲み物を教えてくれたりしてくれます。
英米のレストランで、ステーキや朝食を頼むと、肉の焼き加減や卵の調理法などについて聞かれるので、どんなふうに答えるかも知っておいた方がいいですね。
チップについては相場は15%ですが、チップの欄に自分で何も記載しないと、店側にチップとして20%ぐらいのせて請求されることがあるので、気を付けた方がいいです。
きちんと自分の意思を伝えて、楽しい食事タイムを過ごしてくださいね。