スマホって英語でなんて言うかご存知ですか? 英語から来ている言葉だからそのまま通じると思いがちですが、実は和製英語とも言える日本語独特の表現なんです。スマホ、アプリ、SNS、パソコン… 英語でどのように言うのか、早速、確認していきましょう
スマホ・アプリって英語でなんて言う?
“Do you have SUMAHO ? ” “I like this photo APURI.” これらは一見、英語としてネイティブにも通じそうですが、実は通じません! スマホ、アプリは英語が語源ですが、実際の英語ではどのように表現するのでしょうか?
スマホは英語でなんて言うの?
Smartphone |
Mobile phone |
Cell phone |
「スマホ」は英語で“Smartphone(スマートフォン)”と言います。「それなら私も知っている!」と思ったかもしれませんね。もちろん、“Smartphone”でも通じるのですが、この英語表現は、実は、あまり一般的とは言えません。
欧米では、「スマホ」「ガラケー」と分ける意識が低いことなどから、それらを一括して “Mobile phone(モバイルフォン)” “Cell phone(セルフォン)”と表現するのが一般的!
日常的な会話においては、phoneを省略して“Mobile” “Cell”しか言わないことも多いので、ネイティブとの会話では、注意深く聞き取る必要があります。
ちなみに、ガラケーは、“feature phone(フィーチャーフォン)” “flip phone(フリップフォン)”といいます。
(スマホを貸してもらえますか?)
(家にスマホを忘れた。)
アプリは英語でなんて言う?
Application |
App |
英語で「アプリ」は 、その語源となった “Application(アプリケーション)”と言います。ただ、この英語も一般の日常の英会話においては、“App(エァップ)”と省略した表現を使います。
発音する際は、英語の文字の印象のまま「アップ」と発話してしまうと、ネイティブには、“Up”の音に聞こえがちなので、口を横にひらいて「エ」を発音する口の形で「(エ)アップ」といった感じで言うと、ネイティブの発音に近くなります。
(この新しいアプリが大好き!)
(おすすめの写真アプリを知っていますか?)
SNSも英語では通じない?!
Twitterや Instagram、LINE、FacebookなどSNSを楽しんでいる方も多いと思います。そもそもSNSは、Social Networking Service という英語の頭文字をとった英語由来の表現なのですが、これも英語では通じません!
英語で「SNS」は “social media(ソーシャルメディア)”と言います。日本と同じようにLINE、 Twitterなどそれぞれの名前で表現することも多いです。
(どのSNSを利用していますか?)
(このSNSのアプリをダウンロードしたい。)
パソコンに関するカタカナ英語
パソコンやメール、私たちの日常に欠かせないものとなっていますが、これらの英語表現についても、通じないものばかりかも?! 早速、確認していきましょう。
パソコンでは英語で通じない!
Computer |
Laptop computer |
Desktop computer |
パソコンは “Personal computer(パーソナルコンピューター)”という英語を略して作った和製英語です。それゆえ英語では「パソコン」ではなく、元の英語の“Personal computer”と言えばネイティブにも通じるのですが、“PC” “Computer(コンピューター)” と略した表現の方が、英語でも一般的です。
また、computer ではなく、持ち運びなどに便利な「ノートパソコン」を指して “Laptop(ラップトップ)”、大きい据え置きタイプのパソコンを “Desktop(デスクトップ)”、製品名を挙げて “Mac book” などと表現することも多いです。
(昨日、新しいデスクトップ型パソコンを買った。)
(次の会議には、自分のノートパソコンを持参してもらえますか?)
メールに関連する英語
Message |
Text |
パソコンでやり取りする「(電子)メール」を英語で言うときは、“Email(イーメイル)”です。日本語の感覚で、つい、「Mail」と言ってしまいそうですが、これは切手を貼る「郵便」を指すので、要注意!
この“Email”は名詞だけでなく、“I will email you soon.(すぐにメールするね)”のように動詞としても使うことができる便利な単語です。
電子メールではなく、ショートメール(メッセージ)、LINEやTwitterなどSNSのときの「メッセージ」は、英語でどのように言うのでしょうか?
この場合は、英語も同様に“Message”でOK。
ただ、スマホや携帯電話でのやり取りであれば、“Text”という英語が使えます。これも動詞としても名詞としても使える英語で、よく知っている人同士で使うやや砕けた言い方ですが、ネイティブがよく使います。これを使いこなせたら、かなりかっこいいですよ。
(メールで金額を送ってもらえますか?)
(できるだけ早くメールを送ってください。)
(後で、メッセージを送るね。 ※スマホや携帯の場合 )
(兄からメッセージをもらった。 ※スマホや携帯の場合)
まとめ
スマホ、アプリ、SNS、パソコン、どれも英語由来の言葉と知っているだけに、自信をもって「スマホ」「パソコン」などと言ってしまいがちですが、英語由来の言葉であっても、日本独自の進化を遂げ和製英語として根付いている言葉も多いようです。
ちょっと変わった日本語文化を楽しみつつも、気になる英単語については、事前に調べておくのが、英会話上達のコツかもしれません。