名優たちの演技が楽しめる映画3選

有名な俳優たちが登場する映画なら、英会話に苦手意識がある人でも楽しんで英語のコミュニケーションに耳を傾けられるかもしれません。字幕版の映画は、俳優たちの肉声が聞けるのもひとつの魅力です。名優たちの演技を見ながら英会話が学べる映画を、ここでは1位から3位までピックアップしてみました。

1位「プラダを着た悪魔」

アメリカの小説を映画にしたこちらの作品は、メリル・ストリープやアン・ハサウェイなどの有名な俳優たちが出演している人気の映画です。ストーリーは、名門大学を卒業したアン・ハサウェイが、とある出版社の面接を受けるところから始まります。面接を通過した新入社員のアン・ハサウェイが、編集長のメリル・ストリープのもとで慣れないファッション雑誌の仕事に取り組む様子は、作品の見どころと言えます。ニューヨークのオフィスを舞台にしたこの作品は職場のシーンが多く、ビジネスで役立つような英語表現もチェックができます。

2位「マイ・インターン」

この映画には、「ゴッドファーザー」などの有名なハリウッド映画で活躍したロバート・デ・ニーロが出演しています。円熟したロバート・デ・ニーロの演技とアン・ハサウェイのフレッシュな演技が楽しめるのが、こちらの作品の特徴です。ロバート・デ・ニーロが扮するベンは、シニア・インターンとしてアン・ハサウェイが経営するアパレル通販の会社で働くことになります。年の離れたロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが、戸惑いながらも理解し合っていく様子が楽しめるのがこの映画の魅力です。出演者には若い世代の俳優が多く、ストーリーを追いながらアメリカの現代的な英語表現にも親しめます。

3位「ジョー・ブラックをよろしく」

アメリカの人気俳優であるブラッド・ピットと、サスペンス映画の「羊たちの沈黙」で注目を浴びたアンソニー・ホプキンスが共演しているのが「ジョー・ブラックをよろしく」です。この作品では、ブラッド・ピットが人間界に訪れた死神の役を演じています。ブラッド・ピットとメディア会社の社長であるアンソニー・ホプキンス、彼の娘役のクレア・フォーラニとのやり取りは、作品の見どころのひとつです。死神と女性の切ないラブストーリーが楽しめるのも、こちらの映画の大きな魅力になっています。

キュートな恋愛ストーリーが魅力の映画3選

英語の字幕が付いた映画には、キュートな恋愛ストーリーを取り上げた作品もたくさんあります。ヒロインに共感できるような魅力的な作品なら、映画の中で登場する英語表現がスムーズに覚えられるかもしれません。女性からも人気がある恋愛映画を、1位から3位まで紹介しましょう。

1位「プリティ・ウーマン」

ジュリア・ロバーツが主演したこの「プリティ・ウーマン」は、ハリウッドの恋愛映画でも特に人気の高い作品です。やり手のビジネスマンを演じるリチャード・ギアとジュリア・ロバーツのコールガールとの恋は、ロマンチックなストーリーとして公開された当時から評判になりました。レストランやホテル、高級ブティックなどが主な舞台になるこちらの作品は、アメリカの日常英会話を学ぶ際にも活用できる可能性があります。洗練された女性に変身したジュリア・ロバーツのエレガントなファッションも、チェックしておきたいポイントです。

2位「キューティ・ブロンド」

弁護士を志すブロンド美女のヒロインを、リース・ウィザースプーンがキュートに演じているのがこちらの作品です。「ブロンド美女は頭が悪い」などの偏見に負けないヒロインのポジティブさは、恋や仕事に悩む女性たちからも共感を集めました。ストーリーは、カレッジの学生寮や大学のキャンパスが舞台になっています。法律の授業や法廷での裁判のシーンなどがたびたびでてくるため、映画を見ながら法律に関する英語表現もチェックができます。リース・ウィザースプーンのファッションやヘアスタイルが楽しめるのも、この映画の魅力です。

3位「ベガスの恋に勝つルール」

アメリカで大人気を博したこの映画には、キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーが扮する新婚カップルが登場します。作品では、ラスベガスでの出会いをきっかけに勢いで結婚してしまった二人のやり取りが、コメディタッチで描かれています。ラスベガスでたまたまトライしたスロットマシーンが大当たりしたことで、別れるに別れられなくなってしまったカップルが、どのように関係を築いていくかが作品の大きな見どころです。キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーのテンポのよい軽妙なコミュニケーションは、英会話を楽しみながら学びたいときにも役立ってくれるでしょう。

イギリス英語のコミュニケーションが楽しめる映画3選

イギリス英語の会話を学びたいときは、イギリスで制作された映画やイギリスの俳優が出演している映画が役立つ可能性があります。同じ英語圏の国であっても、イギリスとアメリカでは日常会話で使われる英語表現が少し異なります。また、会話のイントネーションもイギリス英語は独特です。イギリス英語に触れられる作品を、ここでは1位から3位までまとめてみました。

1位「英国王のスピーチ」

イギリスの王室を舞台にしたこの作品には、イギリスの俳優であるコリン・ファースとヘレナ・ボナム・カーターがジョージ6世と妻のエリザベス妃を演じています。ジョージ6世が抱えていた吃音の障害を、オーストラリアの俳優であるジェフリー・ラッシュが演じる言語療法士がさまざまな方法で治療をしていくのが作品の主なストーリーです。身分の違いを超えたジョージ6世と言語療法士の友情や、第二次世界大戦の開戦当時の歴史的なドラマがチェックできるのも、作品の魅力になっています。トレーニングを経たジョージ6世が、国民に向けてラジオ放送をするラストシーンはこの作品の見どころです。

2位「ブリジッド・ジョーンズの日記」

ヒュー・グラントやコリン・ファースなどのイギリスの俳優が多く登場する「ブリジッド・ジョーンズの日記」も、イギリス英語が楽しめる作品のひとつです。結婚を意識する30代の女性を取り上げたこの映画は、イギリスはもちろん、アメリカや日本でも高い人気を得ました。ヒロインを演じたレネー・ゼルウィガーはアメリカの女優ですが、映画の舞台はイギリスのロンドンです。映画の中では、タワーブリッジや王立裁判所などのロンドンの名所もチェックができます。イギリスに旅行に行く予定がある人は、出発の前にこのような作品を見ておくのもひとつの方法です。

3位「眺めのいい部屋」

イギリスの小説家であるE・M・フォスターの小説が題材になっているのが、こちらの作品です。ヘレナ・ボナム・カーターやジュリアン・サンズ、マギー・スミスなどのイギリスの名優たちが出演しているこの映画は、イタリアのフィレンツェに旅行に訪れたイギリス人の女性と青年の恋がひとつのテーマになっています。イタリアやイギリスの美しい風景が楽しめるところや、20世紀初めの伝統的なイギリス中産階級のファッションがチェックできるところも、作品の魅力です。登場人物たちが交わす美しいイギリス英語のコミュニケーションは、英会話の勉強にも役立つ可能性があります。

気軽に楽しめる映画で生きた英語表現を身に付けてみよう

思わず引き込まれてしまうようなストーリーがあったり、有名俳優が主人公を演じていたりする映画は、気軽に英語に親しめるというメリットがあります。映画の中では、テキストではなかなか学べないスラングなどのカジュアルな英語表現が交わされるケースも少なくありません。お気に入りの映画で生きた英語表現を身に付ければ、ネイティブスピーカーとの会話がより楽しめる可能性があります。