山梨県では、英語教育の充実に向け、小学校からの英語必修化や、高校生を対象としたスピーチコンテスト・ディベート大会など、地域独自の教育施策を展開しています。
特に、英検の受験率は全国平均を大きく上回る56.5%(第66回情報)を記録し、英語力を高める環境が整っていることが注目されているのです。
本記事では、山梨県の英語教育の現状や具体的な学び方について詳しくご紹介します。
山梨の英語教育はどんな感じ?
まずは山梨県の中学生・高校生がどのような英語教育を受けているのかを見ていきます。
実は山梨県はかなり英語教育に力を入れている地域なので「何に力を入れているのか」を詳しく見ていきましょう。
「山梨県英語教育改善プラン」を知る
山梨県の英語教育を知る上で、文部科学省が出している「茨城県英語教育改善プラン」の内容を知っておくことがカギとなります。
地域によって特徴が異なりますが、山梨ではICT(PCやプロジェクターなど)を活用した指導の強化とスピーキング力を重要視しているようです。
いわゆる紙のノートや黒板にチョークで0から100まで書くようなスタイルではなく、オンライン教材やプレゼン資料のようなスライドを使って、授業の効率化をはかっています。
また、大学や教育機関と連携し、指導力向上のための教員研修も実施されている点も特徴です。生徒だけでなく、教員(先生)もレベルアップすることで、地域全体の英語力底上げを目指しています。
参考:山梨県英語教育改善プラン
山梨県では発信力の強化を目指した英語教育を行っている
山梨県では発信力の強化を目指した英語教育を行っているのが特徴です。
「発信力」とはいわゆるコミュニケーション能力に通じるところであり、英語をグローバルな環境で使っていく上では必要不可欠といえます。
生徒たちが自らの意見を英語で表現し、異文化交流ができるスキルを身につけることを目標にしているのです。
そのため、小・中学校の英語授業では、ALT(外国語指導助手)の活用や、ティームティーチングの導入。高校では、スピーキングテスト,ライティングテスト両方実施することで、実践的な英語力を養成しています。
こうした未来志向の取り組みが山梨県の英語教育の特徴です。
参考:山梨県英語教育改善プラン
山梨での英検受験者数・合格数
英語教育といえば、学校での学習はもちろんのこと、英検による自分の能力チェックも欠かせません。
山梨県での英検申し込み・受験者数・合格者数(第66回)は以下の通りです。
山梨県のデータ
- 申込者数: 574人
- 受験者数: 529人
- 合格者数: 299人
- 合格率: 約56.5%
学校での英語教育強化はもちろんのこと、社会人などもデータに含まれていることから、県全体での合格率がほぼ2人に1人となっています。
全国のデータ(参考)
- 申込者数: 56,111人
- 受験者数: 51,823人
- 合格者数: 23,410人
- 合格率: 約45.2%
実際に全国の英検データと比較すると、合格率が10%ほど高く、かなりポジティブな結果が出ています。学校に限らず様々な環境で英語が学べることがポイントの一つと考えられるため、次の見出しで詳しい学習場所を見ていきましょう。
参考:令和3年度(第66回) 英語検定試験申込者数・受験者数・合格者数集計表
山梨で英語を学ぶには?
英語を学びたいけれど、どこから始めればいいのか分からない方も多いでしょう。
東京のような英語学習施設が少ないイメージがある山梨県でも、工夫次第でしっかり学べる環境を整えることが可能です。
ここでは、山梨県で英語を学ぶための具体的な方法を紹介します。
オンライン英会話を利用する
山梨で英語を学ぶためには、オンライン英会話の活用が必須です。
オンライン英会話では、自分のインターネット環境を使い、好きな場所から英語を学べます。
自宅で手軽にレッスンを受けられるだけでなく、自分のスケジュールに合わせて学習を進められるのが魅力です。
また、録画された授業を視聴しながら学ぶ「eラーニング」も人気を集めています。
我々Kimini英会話でも現在オンライン英会話を無料お試しできるプランを提供しているので、気になった方は今すぐにご確認ください。
地域の勉強会に参加する
対面で英語を学びたい方には、山梨県内で活動している英会話サークルや勉強会への参加がおすすめです。
地域の公民館や国際交流センターなどで、英語を学びたい人々が集まる場が提供されています。
例えば、「山梨県国際交流センター」では、外国人との交流イベントや英会話講座を開催しており、実践的な英語力を養うことが可能です。
参考:山梨県国際交流協会
英語の学習はもちろん、フランス語・スペイン語、イタリア語などほかの言語を学ぶ機会も存在します。
仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションを維持しやすい点もこのような会の魅力です。
観光地で直接話しかける
山梨県は富士山や昇仙峡、ほったらかし温泉など、外国人にも人気の観光地が数多く存在します。
これらの観光地では、実際に訪れる外国人観光客と英語で交流を試みるのも効果的です。
- 富士山周辺: 富士山駅周辺では多くの外国人観光客が訪れ、簡単な会話を試すチャンスがあります。
- 昇仙峡: 観光名所として多くの外国人が訪れるスポットで、自然の中でリラックスしながら会話を楽しむことが可能です。
- ほったらかし温泉: 観光客との交流を通じて、英語を使う実践的な場を得られる温泉地です。
最初は緊張するかもしれませんが、観光地での会話を通じて英語を使う楽しさを実感できます。
お金を払って英語を学ぶのももちろん大事ですが、やはり「日常会話」を学びたいのであれば、日常的な会話ができる外国人の友人が必要不可欠です。
山梨の英語に対する取り組み
山梨県では英語のスピーチコンテストのような、地域の人間が英語の実力を試せる環境がいくつか存在します。
以下に一部抜粋する形で、山梨での取り組みを2つまとめました。
- 山梨県高等学校英語スピーチコンテスト
- 山梨県高校生英語ディベート大会
参加には学生である必要性など、ルールがあるのでそれぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 山梨県高等学校英語スピーチコンテスト
山梨県では、高校生向けの英語スピーチコンテストが毎年開催されています。
高校生がスピーチを英語で行い、その表現力や内容を競う大会です。
第70回大会では、参加者が人権や医療をテーマに意見を述べました。毎年20名前後の高校生が英語力で競い合う大会となるので、自分の英語力を試したい方向けの大会です。
2. 山梨県高校生英語ディベート大会
山梨県では、高校生向けの英語ディベート大会も開催されています。
第8回大会では山梨県の12校が参加し、「日本政府は,原子力発電所をすべて廃止すべきである。是か非か。」 というテーマでレベルの高い議論を行いました。
ディベートというのは日常会話レベルでの英語力からワンランク上の、「相手を納得させる会話力」が必要となります。
野球で上を目指したい人が甲子園を見るように、英語力でも上を目指したい方はしっかりとウォッチしておきたい情報の一つです。
まとめ
山梨県は地域特性を活かし、実践的な英語力育成に注力しています。
小・中・高の一貫教育に加え、生徒が競い合う場を設けることで、発信力を強化。さらに、ICTの実装やALTによるティームティーチングなど、多様な学習方法が用意されています。
その一つとして、学研のKimini英会話は、自宅で手軽に効果的な学習ができるため、山梨県の生徒にも最適です。
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