外国人観光客が増加する中、日本のカフェでも英語での接客が求められる場面が増えてきました。とくに、入店時の案内から注文、会計、さらには日本ならではのメニューの説明など、シンプルなやり取りの中にも実用的な英語表現が多数必要になるでしょう。

そこで今回は、カフェで実際に起こり得る場面を想定し、すぐに使える英会話例を紹介します。英語に不安がある方でも、フレーズを覚えておくだけでスムーズな接客につながりますので、ぜひ参考にしてください。

カフェ接客に使えるお役立ち英単語とロールプレイング集

カフェ接客に使えるお役立ち英単語とロールプレイング集

カフェで実際に起こりやすい場面を想定したロールプレイング形式で英語接客例を紹介します。よく使われるフレーズを覚えておくことで、とっさの対応にも落ち着いて対処できるようになるでしょう。

実際の業務に合わせて、スタッフ同士でロールプレイをするのも効果的です。繰り返し練習することで、使える英語が身につく英語に変わっていきます。

ここでは、カフェでの入店から、注文、会計の流れや、日本ならではのメニューについて質問された際の解説例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

入店から座席案内の英語

お客様
Hi, is it okay to sit here?
(こんにちは、ここに座ってもいいですか?)

店員
Welcome! How many people are in your party?
(いらっしゃいませ!何名様ですか?)

お客様
Just one.
(一人です。)

店員
Thank you. Right this way, please.
(かしこまりました。こちらへどうぞ。)

お客様
Thank you.
(ありがとうございます。)

店員
You’re welcome. Here’s the menu. Please take your time.
(どういたしまして。こちらがメニューです。ごゆっくりどうぞ。)

注文時に使える英語

店員
Are you ready to order?
(ご注文はお決まりでしょうか?)

お客様
Yes. I’ll have a latte and a slice of cheesecake.
(はい。ラテとチーズケーキをお願いします。)

店員
Certainly. Would you like your latte hot or iced?
(かしこまりました。ラテはホットにされますか、アイスにされますか?)

お客様
Hot, please.
(ホットでお願いします。)

店員
Thank you. One hot latte and one slice of cheesecake. I’ll bring them to your table shortly.
(承知しました。ホットラテとチーズケーキを一つずつですね。すぐにお持ちします。)

会計時の英語

店員
Thank you for waiting. Here is your bill.
(お待たせしました。こちらがお会計になります。)

お客様
Can I pay by credit card?
(クレジットカードで払えますか?)

店員
Yes, of course. We accept cash, credit cards, and electronic payment such as IC cards.
(はい、現金、クレジットカード、ICカードなどの電子マネーもご利用いただけます。)

お客様
Great. I’ll use my card.
(よかった。カードでお願いします。)

店員
Thank you. Please tap or insert your card here.
(ありがとうございます。こちらにカードをタッチまたは挿入してください。)

お客様
All done.
(できました。)

店員
All set. Thank you very much, and have a great day!
(お支払い完了です。ありがとうございました。よい一日を!)

日本特有のメニューについて質問された時

お客様
What’s this “matcha” on the menu?
(この「抹茶」って何ですか?)

店員
Matcha is powdered green tea. It has a rich, slightly bitter flavor and is very popular in Japan.
(抹茶は粉末状の緑茶で、コクがあり、少し苦味のある味わいです。日本ではとても人気があります。)

お客様
Oh, interesting. Is it sweet?
(へぇ、おもしろいですね。甘いんですか?)

店員
The tea itself is not sweet, but we also have sweet matcha drinks and desserts. Would you like to try one?
(お茶自体は甘くありませんが、甘い抹茶ドリンクやスイーツもご用意しています。お試しになりますか?)

お客様
Yes, I’d like to try a matcha latte.
(はい、抹茶ラテを試してみます。)

店員
Nice choice! I’ll prepare it for you.
(良いご選択です!すぐにご用意いたします。)

接客現場で役立つ英語はどう学ぶのが効果的?

接客英語を社内研修で導入!社員のスキル向上と顧客満足度アップの秘訣

近年、訪日外国人観光客の増加により、カフェや飲食店でも英語での接客スキルが求められる機会が急速に増えています。注文やメニューの説明、会計時のやり取りなど、日常的なコミュニケーションにおいて英語対応ができるスタッフの存在は、店舗全体の印象や顧客満足度にも直結するでしょう。

しかし、現場で働くスタッフの多くは、英会話の専門的な学習機会に恵まれていないのが現実です。とくに飲食業界では、シフト制や不規則な勤務時間が多いため、決まった時間に通学型の英会話スクールへ通うのは難しいという声も少なくありません。

そこで注目されているのが、オンラインで柔軟に学べる英会話研修です。

「Kiminiオンライン英会話」では、法人向けのプランを通じて、店舗スタッフが実際の接客シーンで使えるフレーズやロールプレイ形式の学習に取り組めます。講師とマンツーマンで話すことで、単なる知識の習得だけでなく、「実際に話せる英語力」を効率的に身につけることが可能です。

また、朝6時から夜12時まで開講しているので予定が組みやすく、どこでも受講できるので学びやすい点が特徴です。福利厚生の一環として提供することで、スタッフのモチベーションアップや定着率向上にもつながるといった企業側のメリットも注目されています。

インバウンド対応が今後ますます重要視される中、現場に即した実践的な英語研修を整えることは、企業価値やブランドイメージの向上にも役立つでしょう。

まとめ

カフェ店員のためのお役立ち英会話の紹介は、いかがでしたでしょうか。

訪日外国人観光客の増加に伴い、カフェや飲食店でも英語での接客がますます求められるようになっています。シンプルなやり取りであっても、適切な英語表現を使えることで、スムーズな対応や顧客満足につながるのはもちろん、店舗全体の印象アップにもつながります。

今回紹介したような英会話例やロールプレイを参考に、現場で実際に使えるフレーズを少しずつ取り入れてみましょう。

また、法人としてスタッフの英語力を育てる環境を整えることは、サービス品質の向上だけでなく、従業員の成長や働きがいにもつながります。

「Kiminiオンライン英会話」では、法人向けプランを通じて、忙しい現場でも無理なく英語を学べる仕組みをご提供しています。

接客の現場に即した学習で、これからのインバウンド対応にしっかり備えてみませんか?