皆さんこんにちは。今回はAIとAI市場と企業についてご紹介します。

AI市場は昨今、拡大しつつも波乱が起きていることはご存じでしょうか?今回はこのAI市場や、日本の注目のAI企業についてご紹介します。

AIの定義や意味とは?

まず、AIについて見ていきましょう。

AI(Artificial Intelligence:人工知能)とは、人間の知的活動をコンピューター上で再現する技術のことを指します。AIは機械学習(Machine Learning)や深層学習(Deep Learning)といった技術を用いて、大量のデータを解析し、パターンを学習することで、問題解決や意思決定を行うことができます。

AIの歴史は1950年代に遡り、イギリスの数学者アラン・チューリングが「機械は知能を持ちうるのか?」という問いを立てたことがきっかけとなりました。その後、機械学習やニューラルネットワークの発展により、AIは飛躍的に進化し、現在では音声認識、画像認識、自然言語処理(NLP)など、多様な分野で活用されています。

現在のAI市場の動向とは

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言うまでもなく、2025年現在AI市場は拡大しています。ただし、市場の動向は大きく変動していき、様々なトピックがあります。以降で最近のAI市場の動向をご紹介します。

「OpenAI」の台頭

AI市場のゲームチェンジャーは「OpenAI」と言えるでしょう。「ChatGPT」をリリースし、人々の暮らしに大きな影響を与えました。これまで、AppleのSiriやGoogleのアシスタントなど、人間と会話することができるシステムはありましたが、精度が低かったり、思ったよりも会話にならなかったりなど、機能は人々の想像の範疇に留まりました。しかし、ChatGPTは、人間と不自然なく会話をし、想像を超える機能を実現しました。

私もITコンサルタントとして業務でChatGPTを利用していましたが、何度も助けられました。

「GAFAM」によるAI開発の促進

OpenAIがChatGPTを開発した後、その他企業もAI市場に置いていかれないよう、本格的な開発競争が始まりました。中でもGAFAM、グーグル(Google)、アップル(Apple)、フェイスブック(Facebook)、アマゾン(Amazon)、マイクロソフト(Microsoft)などのIT企業が大規模な投資を行い、開発競争を激化させました。

「DeepSeek」の登場

AIの開発競争の中、中国の「DeepSeek」が突如登場しました。アメリカの企業が大規模投資を行う中、DeepSeekは低予算で開発が行われ、AI市場に波乱をもたらしました。

AI市場の最近の動向は以上です。

DeepSeekの登場や、昨今のアメリカの関税政策などの外部要因によってAI市場の行く末は不透明な状況です。

注目されている日本のAI企業(株)とは?

注目されている日本のAI企業(株)とは?

続いては日本のAI企業について見ていきましょう。代表的な2つの企業をご紹介します。

①Sakana AI:自然界に学ぶ革新的なAIスタートアップ

Sakana AIは、元Googleの研究者であるDavid Ha氏とLlion Jones氏によって2023年に東京で設立されたAIスタートアップです。​Sakana AIは既存のAIモデルを組み合わせ、新たなモデルを生成しています。​この手法により、数百のモデル世代を作成し、最も性能の高いモデルを次世代の「親」として選択する進化的アプローチを採用しており、他のAI企業との差別化を図っています。

2024年3月には、日本語に特化した3つの小規模言語モデル(SLM)を公開し、そのうち2つはオープンソースとして提供されています。 ​また、2025年3月には「事業開発本部」を新設し、LINEヤフーやPreferred Networks出身の専門家を迎え入れ、研究成果の商用展開を本格化させています。 ​

非上場ではありますが、今後日本市場へ上場するかもしれません。

②ソフトバンク:大規模AIインフラと企業向けソリューションの展開

ソフトバンクは、通信事業で培ったインフラを活用し、AI分野への大規模な投資と事業展開を進めています。​2024年には、OpenAIとの合弁会社「SB OpenAI Japan」を設立し、日本企業向けにカスタマイズされたAIソリューションの提供を開始しました。 ​

さらに、2024年7月には、生成AIを活用したビジネス向けSaaSの開発および提供、業務改革を支援するコンサルティングサービスを行う100%子会社「Gen-AX株式会社」を設立し、企業の生成AI活用を支援しています。 ​

また、ソフトバンクは、3500億パラメーターの国産大規模言語モデル(LLM)の構築を進めており、国内最大級の生成AI計算基盤の稼働を開始しています。​これにより、企業の業務自動化や効率化を支援し、AI導入の加速を図っています。 

おすすめの英語学習サービス

ここまで、AIとAI企業についてをご紹介しました。最後におすすめの英語学習サービスをご紹介させていただきます。皆さんは英語学習にもAI技術が導入されているのをご存じでしょうか?既存の英語学習とAI技術が導入されたサービスを一つおすすめさせていただきます。

おすすめの英会話サービスは「Kimini英会話」です。

教育業界で80年の実績がある学研が運営する英会話サービスで、コストパフォーマンスと豊富なコースがあることから、初心者から上級者に幅広くおすすめできる英会話サービスです。

始めやすい価格ながら、ホスピタリティの高い講師が揃っており、英語力強化に役立ちますので、ぜひご検討ください。

KiminiAIの導入

Kimini英会話では、「KiminiAI」というAI機能が導入されており、利用者の英語学習を促進させます。

詳しくは以下のURLをご覧ください。

https://kimini.online/materials/kimini-ai/

「KiminiAI β」は、英語学習をサポートするAIチャットBotで、英語の先生や会話のパートナー、予習・復習サポーターとして質問や相談に回答します。英語学習初心者でも安心して利用できる、頼れる学習アシスタントです。シーン別に目的を選んで、追加の指示を出すだけで、KiminiAI βが最適な回答を生成します。難しい操作は一切不要です。

※2025年4月現在、「KiminiAI」はβ版であり、生成AIの可能性を探るための実証実験が目的としてあります。回答の精度にばらつきがある場合があるので、予めご了承ください。

まとめ

AI株や企業のご説明は以上になります。

AI技術は今や私たちの生活や仕事の在り方を大きく変える存在となりつつあります。市場全体が急成長する一方で、競争や外的要因による変動も激しく、今後の展開には引き続き注視が必要です。日本国内でも、革新的なスタートアップや大手企業がそれぞれの強みを活かしながらAI分野への投資や開発を進めており、グローバル市場での存在感も高まりつつあります。加えて、英語学習のような日常的な分野にもAIが活用されはじめ、個人レベルでの学びや成長も加速しています。

今後、AIを正しく理解し、活用する力が、個人にも企業にもより一層求められていくでしょう。AIと共に歩む未来に備えて、技術の動向や活用事例に関心を持ち続けることが重要です。