日本の「カレーライス」は、今や国民食とも言えるほど定着した人気メニューです。子どもから大人まで幅広い世代に親しまれ、家庭料理としてだけでなく、専門店やチェーン店でも多く提供されています。
外国人観光客にとっても、日本のカレーは独特のスタイルと豊富なトッピングで注目される存在となっており、飲食店スタッフには英語での説明が求められる場面も増えています。
この記事では、カレーライス屋店員の仕事内容や、日本独自のカレー文化について、英語フレーズや単語を交えてご紹介します。英語での接客スキルを磨きたい方は、ぜひ参考にしてください。
カレーライスとは?

カレーはもともとインド発祥の料理で、香辛料をふんだんに使った煮込み料理として親しまれてきました。
Curry originated in India as a stew made with various spices and herbs.
- originate:起源を持つ
- stew:煮込み料理
- spices and herbs:香辛料とハーブ
その後、イギリスに渡って「カレー粉」として商品化され、明治時代にイギリス式のカレーが日本に伝わりました。
It was later introduced to the UK and developed into “curry powder,” which was then brought to Japan during the Meiji era.
- develop into:~へと発展する
- the UK:イギリス(the United Kingdom of Great Britain and Northern Irelandの略)
- curry powder:カレー粉
- Meiji era:明治時代
日本では、ご飯にとろみのあるカレールウをかけて食べる独自のスタイルが定着し、「カレーライス」として広まりました。
In Japan, curry evolved into a unique dish where thick curry roux is poured over rice, known as “curry rice.”
- evolve into:~に進化する
- thick curry roux:とろみのあるカレールウ
- poured over rice:ご飯にかけられる
【ピックアップ単語】
curry
a South Asian dish of meat, vegetables, etc. cooked in a hot spicy sauce, often served with rice
南アジア発祥の料理で、肉や野菜などをスパイシーなソースで煮込んだもの。ご飯と一緒に提供されることが多い。
カレーライス屋店員とは?
カレーライス屋の店員は、注文の受付、料理の提供、レジ対応に加え、辛さやトッピングの説明をする役割があります。
Curry restaurant staff take orders, serve food, handle payments, and explain spiciness levels and toppings.
- take orders:注文を取る
- serve food:料理を提供する
- handle payments:会計を行う
特に外国人観光客には、「ルーとライスが別々に提供されるのか」「辛さはどの程度か」などを英語で丁寧に案内することが重要です。
It’s important to explain in English whether the curry and rice are served separately and how spicy the dish is.
- served separately:別々に提供される
- how spicy:どれくらい辛いか
【ピックアップ単語】
serve
to give somebody food or drink, for example at a restaurant or during a meal
レストランや食事の場で、誰かに食べ物や飲み物を出すこと。
カレーライス屋店員の主な業務内容

カレーライス屋の店員は、忙しい時間帯でもスムーズな対応が求められます。
Curry shop staff need to provide smooth service even during busy hours.
- smooth service:スムーズな接客
- busy hours:混雑時
また、「チーズカレー」「カツカレー」「温泉卵トッピング」など、ユニークな日本のカレースタイルを英語で説明できると親切です。
It’s helpful to explain popular Japanese curry styles such as “cheese curry,” “pork cutlet curry,” or “soft-boiled egg topping.”
- pork cutlet:とんかつ
- soft-boiled egg:温泉卵
- cheese curry:チーズ入りカレー
お客様が「辛さをマイルドにできますか?」「ご飯の量を少なめにできますか?」などと尋ねる場面もあるため、カスタマイズへの対応も重要です。
Customers may ask to adjust the spiciness or the amount of rice, so staff should be ready to handle customization.
- adjust the spiciness:辛さを調整する
- amount of rice:ご飯の量
- customization:カスタマイズ
【ピックアップ単語】
adjust
to change something slightly to make it more suitable for a new set of conditions or to make it work better
新しい条件やより良い状態に合うように、物事を少し調整・変更すること。
外国人に伝えたい日本のカレー文化

日本のカレーは、学校給食や家庭料理としても定番で、多くの人にとって懐かしい味です。
Japanese curry is a nostalgic dish for many people, often served at schools and at home.
- nostalgic dish:懐かしさを感じさせる料理
- served at schools:学校で提供される
- at home:家庭で
また、カレー専門店では、数十種類のトッピングから自分好みの一皿を作れるスタイルも人気です。
Curry restaurants often allow customers to create their own dish by choosing from dozens of toppings.
- create their own dish:自分だけの料理を作る
- dozens of:何十種類もの
さらに、スプーンだけで食べる手軽さや、子どもでも食べやすいマイルドな味付けも、外国人に紹介したいポイントです。
It’s also good to mention that curry rice is easy to eat with just a spoon and usually has a mild flavor suitable for kids.
- easy to eat:食べやすい
- mild flavor:やさしい味
- suitable for kids:子ども向きの
【ピックアップ単語】
flavor
1 how food or drink tastes
食べ物や飲み物の味がどのようなものであるか。
2 a particular type of taste
特定の種類の味。
まとめ
今回は、カレーライス屋店員の仕事内容や、日本のカレー文化について、英語フレーズとともにご紹介しました。
日本のカレーは、家庭的で親しみやすく、外国人にも人気のある食べ物です。英語での説明や接客を通じて、カレーの魅力をより多くの人に伝えられます。ぜひ今回の内容を、実際の英語での接客に活かしてみてください。
Kimini英会話では、飲食業や観光業に役立つ実践的な英語を法人向けにご提供しています。カレー屋で英語接客にチャレンジしたい方は、ぜひご活用ください。


