訪日外国人観光客や音楽愛好家の増加にともない、日本の楽器専門店は「音楽文化を体験できる場所」として注目されています。
楽器専門店店員には、ギターやピアノ、和楽器などの種類や特徴を英語で説明したり、試奏やアクセサリーの案内をしたりするスキルが求められます。
この記事では、楽器専門店で役立つ英単語や英語フレーズ、接客シーンを想定したロールプレイ会話をご紹介します。英語が苦手な方でもすぐに使える表現を厳選していますので、ぜひ参考にしてください。
楽器専門店で役立つ英単語

ここでは、楽器の種類、音楽用語、接客でよく使う単語をカテゴリ別にご紹介します。
カタカナ読みも添えているので、声に出して覚えていきましょう。
楽器の種類に関する単語
- guitar(ギター):ギター
- piano(ピアノ):ピアノ
- violin(ヴァイオリン):バイオリン
- drum set(ドラム・セット):ドラムセット
- flute(フルート):フルート
- shamisen(シャミセン):三味線
The shamisen is a traditional Japanese three-stringed instrument, played with a plectrum called a “bachi.”
三味線は、日本の伝統的な三弦楽器で、「撥(ばち)」という道具を使って演奏します。
【ピックアップ単語】
violin
a musical instrument with strings, which you hold under your chin and play with a bow
弦のついた楽器で、顎の下にかまえて弓で演奏するもの。
音楽・演奏に関する単語
- tune(チューン):調律する
- sheet music(シート・ミュージック):楽譜
- practice(プラクティス):練習
- performance(パフォーマンス):演奏
【ピックアップ単語】
tune
to make changes to a musical instrument so that it plays at the correct pitch
楽器を正しい音程で演奏できるように調整すること。
接客で使える単語・表現
- try out(トライ・アウト):試奏する
- in stock(イン・ストック):在庫あり
- out of stock(アウト・オブ・ストック):在庫切れ
- limited edition(リミテッド・エディション):限定版
- accessory(アクセサリー):弦・ケースなどの付属品・小物
【ピックアップ単語】
try out
to test or use somebody/something in order to see how good or effective they are
誰か/何かを試して、どれくらい良いか、または効果的かを確認すること。
楽器専門店で使える英語フレーズ
ここでは「案内・提案」「特徴説明」「購入・会計」の3つのシーン別に、楽器専門店で役立つ英語フレーズをご紹介します。
案内・提案時のフレーズ
Welcome! Are you looking for a specific instrument?
(いらっしゃいませ。特定の楽器をお探しですか?)
You can try out this guitar before purchasing.
(ご購入前にこちらのギターを試奏できます。)
We also provide sheet music for beginners.
(初心者向けの楽譜もございます。)
特徴説明時のフレーズ
This piano is compact and suitable for small rooms.
(このピアノはコンパクトで小さなお部屋にも適しています。)
This violin comes with a case and bow.
(このバイオリンにはケースと弓が付属しています。)
This shamisen is handmade by Japanese craftsmen.
(この三味線は日本の職人による手作りです。)
購入・会計時のフレーズ
Would you like a hard case with your guitar?
(ギターにハードケースをお付けしますか?)
The total is 85,000 yen. Would you like to pay by cash or card?
(合計は85,000円です。お支払いは現金とカードのどちらになさいますか?)
Thank you very much. Enjoy your music!
(ありがとうございました。音楽をお楽しみください!)
楽器専門店での実践的な英会話ロールプレイ

ここでは、楽器専門店で想定される接客シーンを、4パターンの英会話例でご紹介します。
ぜひ、スタッフ役とお客様役に分かれて練習してみましょう。
パターン1:ギターを探しているお客様
Excuse me. I’m looking for an acoustic guitar.
すみません。アコースティックギターを探しています。
Sure. This model is popular with beginners.
かしこまりました。こちらのモデルは初心者に人気です。
Can I try it out?
試奏してもいいですか?
Of course. Please use this chair.
もちろんです。こちらの椅子をご利用ください。
パターン2:ピアノの試奏についての質問
Can I try this piano before buying?
このピアノを購入前に試奏できますか?
Yes, of course. Please feel free to play a few notes.
はい、もちろんです。どうぞいくつか弾いてみてください。
Great. The sound is very clear.
いいですね。音がとても澄んでいます。
Thank you. This model is compact and suitable for small rooms.
ありがとうございます。こちらのモデルはコンパクトで、小さなお部屋にも適しています。
パターン3:三味線についての案内
Is this shamisen made in Japan?
この三味線は日本製ですか?
Yes, it’s handmade by Japanese craftsmen.
はい、日本の職人による手作りです。
That’s wonderful. I’ll take it.
素晴らしいですね。これにします。
パターン4:在庫を確認する
Do you have this violin in stock?
このバイオリンは在庫がありますか?
Sorry, it’s out of stock, but we can order it for you.
申し訳ございません。在庫切れですが、お取り寄せ可能です。
That would be great. Please order one for me.
助かります。ぜひ注文をお願いします。
まとめ
今回は、楽器専門店で役立つ英単語・英語フレーズ・ロールプレイをご紹介しました。
楽器の種類や特徴を英語で的確に伝えられると、お客様に安心して購入いただけます。今回の表現を活用して、外国人のお客様にも日本の楽器文化を魅力的に紹介できる接客を目指しましょう。
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