「数量」「量」「個数」「数」という言葉は、日本語では何気なく使い分けていますが、英語にするときには細かいニュアンスの違いを意識する必要があります。
英語では quantity / amount / number / figure など、複数の単語を文脈に応じて選ぶ必要があるからです。さらに、書類や請求書でよく見かける qty という略語や、the amount of など特定の文法構造についても正しい理解が大切です。
たとえば「水の量」と言うときには the amount of water が自然ですが、「人数」を言いたいときに the amount of people とすると誤りになります。正しくは the number of people です。
このように数量を表す表現は「数えられる名詞かどうか」「文脈がフォーマルか日常会話か」によって使い分ける必要があります。
そこで、今回は数量に関する表現を、基本的な語彙と文法のルールを整理して紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
「量」は 英語で “quantity / amount”

「量」という言葉を英語にすると、一般的なのは quantity と amount です。
- quantity は「測定可能な量」というニュアンスがあり、ややフォーマルで学術的な響きがあります。可算名詞にも不可算名詞にも使えるのが特徴です。
- amount は不可算名詞と一緒に使われ、「一定の量」「ある程度の分量」を表します。日常会話やビジネス文書でもよく使われます。
文法のポイント
英語では「数えられる名詞かどうか」で使う単語が変わります。
- quantity は「数」「分量」の両方を広くカバーできる。
- amount は不可算名詞専用。amount of people のように可算名詞と一緒に使うのは誤りです。
このプロジェクトには大量の紙が必要です。
彼は勉強に膨大な時間を費やした。
収集されたデータの量は膨大だ。
誤用注意ポイント
- × The amount of apples is small.
→ apples は可算名詞なので The number of apples is small. が正しい。
「英ナビ」
「個数」は 英語で “number”
「個数」を表すときには number を使います。可算名詞にしか使えない単語です。
文法のポイント
- the number of + 可算名詞(複数形) → 「〜の数」で、文法上は単数扱いになります。
- a number of + 可算名詞(複数形) → 「いくつかの〜」という意味で、複数扱いになります。
文法の違いを理解しないと、間違いやすいので注意しましょう。
学生の数は年々増えている。
イベントでいくつかの本が売れた。
道路上の車の数が増えている。
誤用注意ポイント
- × A number of students is studying hard.
→ 正しくは are studying。a number of の場合は複数扱いになります。
「英ナビ」
qty は “quantity” の略
書類や請求書で目にする qty は quantity の略語です。フォーマルな文書では quantity をそのまま書く方が望ましいですが、表や伝票などスペースが限られている場合には qty が使われます。
数量:50
請求書の数量をご確認ください。
注意点
会話やメール本文などでは qty はあまり一般的ではありません。相手にとってわかりにくくなる可能性があるため、原則として quantity を使う方が無難です。
「英ナビ」
「数」の英語表現を一覧で比較

「数」を表す英語はひとつではありません。状況によって適切な単語を選ぶ必要があります。
- number → 人や物の個数
- figure → 数字そのもの、統計データでの「数値」
- amount → 数えられない量
- quantity → 測定可能な量
文法と使い分け
- number は日常的な「人数」「数えられる物の数」。
- figure は「数字」という意味で、統計やビジネス資料でよく使われます。
- amount は不可算名詞に限定。
- quantity は科学的・フォーマルな表現に多い。
訪問者数は予想より多かった。
最新の数値によると売上は10%増加した。
大量の情報がオンラインで得られる。
使用された燃料の量を測定した。
「英ナビ」
quantity と amount の違いは?
どちらも「量」と訳されますが、ニュアンスが違います。
- quantity → 数えられる名詞・数えられない名詞どちらにも使える。科学的・客観的な「分量」。
- amount → 不可算名詞に限定。日常的で自然な表現。
例文比較
大量の米が輸入された。
大量の米が輸入された。
意味は似ていますが、研究論文やレポートでは quantity、日常会話やビジネスでは amount がよく使われます。
誤用注意ポイント
- × The amount of apples is large.
→ apples は可算名詞なので The number of apples is large. が正しいです。
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the amount of の後ろは不可算名詞
the amount of の後ろには必ず不可算名詞を置く必要があります。
正しい例
水の量は限られている
情報量が膨大だ
誤用例
- × The amount of people is increasing.
→ 正しくは The number of people is increasing.
文法のポイント
「数量」を英語で表すとき、まず名詞が可算か不可算かを判断することが重要です。ここを誤ると、amount と number を逆に使ってしまう典型的なミスが起こります。
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まとめ
「数量」を英語にする際には、日本語の感覚で直訳するのではなく、名詞の可算性や文脈に合わせて適切な単語を選ぶ必要があります。
- 「量」 → quantity / amount
- 「個数」 → number
- 「数字」 → figure
- 「数量(略語)」 → qty
- quantity と amount の違い → フォーマルか日常的か、可算か不可算か
- the amount of の後ろ → 必ず不可算名詞
ルールを理解していれば、日常会話だけでなく、ビジネス英語や学術的な文章でも正確に「数量」を表現できるようになるでしょう。

