アメリカ合衆国バージニア州中部の都市シャーロッツビル。アメリカの歴史と深く結びついており、アメリカ合衆国第3代大統領トーマス・ジェファーソンが生涯をかけて築いた理想が、この地に形として残されています。

その象徴が、世界遺産シャーロッツビルのモンティチェロとバージニア大学(Monticello and the University of Virginia in Charlottesville)」

本記事では、この世界遺産の歴史や魅力を英語を交えながらご紹介します。

シャーロッツビルのモンティチェロとバージニア大学とは?

シャーロッツビルは、ジェファーソンと、第5代大統領ジェームズ・モンローの故郷として知られています。ジェファーソンが設立したバージニア大学を中心とした大学都市です。アメリカ国内で最も住みやすい都市のひとつとされています。

モンティチェロの歴史

アメリカ国内で唯一の私人の住居としての世界遺産です。モンティチェロ(Monticello)はイタリア語で「小さな丘」を意味します。
1768年に建設が始まり、ジェファーソンは生涯にわたって設計・改修を続けました。フランス大使として訪れたヨーロッパでパッラーディオ建築に強い影響を受け、新たなデザインを取り入れた邸宅へと発展していきます。白いドームと赤レンガのコントラストは、訪れる人を魅了します。

同時に、ここは農園でもあり、当時アメリカ社会の影の部分である奴隷制度とも切り離せない場所でした。

アメリカ合衆国5セント硬貨や2ドル紙幣に描かれたことがあります。現在、ジェファーソン記念館として一般に公開されています。

Wikipedia-モンティチェロ

バージニア大学の歴史

1819年、ジェファーソンは自身の理念を実現するためにバージニア大学(University of Virginia)を創設しました。

ジェファーソンは、民主主義国家を維持するには、無知をなくし、自由な信仰に基づく教育を広めようと考えました。大学のキャンパスは図書館「ロトンダ」を中心に教室や寮などが調和する構造で、教授と学生が生活を共有する開かれた学びの場を目指して設計されています。

ロトンダはローマのパンテオンをモデルにしており、白いドームをもつ赤レンガの建物です。美しい一体感をもつキャンパスは、現在も「全米で最も美しい大学キャンパスのひとつ」と称されています。

世界遺産としての価値

Monticello and the University of Virginia in Charlottesville

シャーロッツビルのモンティチェロとバージニア大学(Monticello and the University of Virginia in Charlottesville)1987年ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

登録された理由は?

登録された理由は、主に以下のような点です。

  • トーマス・ジェファーソンが自ら設計したモンティチェロとバージニア大学は、新古典主義建築を独自に融合したデザインとして高く評価された。
  • ローマ建築の精神を受け継ぎながら、アメリカ的な民主社会にふさわしい教育施設・生活空間を体系的に構成したデザインは画期的。近代キャンパスの原型とされる。
  • モンティチェロと大学は、ジェファーソンが掲げた民主主義・自由・教育の理念を象徴する場所である。

UNESCO World Heritage Convention:Monticello and the University of Virginia in Charlottesville

覚えておきたい英語

この記事で出てきた英単語やフレーズのなかから、特に覚えておきたいものを紹介します。

heritage 遺産
This site is a World Heritage.(ここは世界遺産です)

found 創設する
He founded the university.(彼はその大学を創設した)

architecture 建築
The architecture is beautiful.(その建築は美しい)

democracy 民主主義
Democracy needs education.(民主主義には教育が必要だ)

dome ドーム
Look at the white dome.(あの白いドームを見て)

campus 大学構内・キャンパス
This campus is huge!(このキャンパスは広いね!)

inspire 触発する
The design inspired him.(そのデザインは彼に影響を与えた)

library 図書館
The Rotunda is a library.(ロトンダは図書館です)

旅先で使える英会話

シャーロッツビルを訪れて、感動や知識を共有したくなったときに使える簡単な会話フレーズを紹介します。

Aさん
This is Monticello, right? I didn’t expect it to be so elegant.
訳)ここがモンティチェロだよね?こんなに優雅だとは思わなかった。
Bさん
Yes. Jefferson designed it himself. The dome is amazing, isn’t it?
訳)そう、ジェファーソン自身の設計なんだよ。ドーム、すてきだね。
Aさん
He was a president and also an architect. That’s impressive.
訳)大統領であり、建築家でもあったなんてすごいね。
Bさん
Exactly. He loved European architecture and brought the style here.
訳)そうだね。ヨーロッパの建築に影響を受けたんだよ。
Aさん
The campus of UVA is beautiful too. I love this open space.
訳)バージニア大学のキャンパスも美しいね。この開放感が好きだわ。
Bさん
Me too. I feel like I’m in a movie or something.
訳)ぼくも。映画の中にいるみたいだね
Aさん
Let’s take a photo in front of the Rotunda.
訳)ロトンダの前で写真を撮ろう。
Bさん
Great idea! This trip is unforgettable.
訳)いいね!この旅、忘れられないね

おすすめ見どころ

美しい外観だけでなく、当時の生活文化まで感じられるのがこの世界遺産の魅力。訪れるならぜひチェックしておきたい、おすすめの見どころを紹介します。

モンティチェロ

  • 白いドームと6本の円柱
  • 約35室の美しい部屋
  • 奴隷小屋跡や農園エリア: 理想と矛盾の両方を体感できる場所

バージニア大学(UVA)

  • 図書館「ロトンダ」と芝生の景観
  • 赤レンガと白い列柱のコントラスト
  • 「アメリカでもっとも美しいキャンパス」の一つ

おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!

世界遺産を訪れるとき、英語ができれば旅はもっと豊かになります。
モンティチェロとバージニア大学は、建築の美しさ・歴史の深さ・思想の重要性を同時に感じられる場所です。建物の細部や展示を説明してもらったり、現地の人と会話したりすると、理解も感動もぐっと深まります。

英語で質問したり感想を伝えたりすれば新しい発見もあり、旅の思い出が一層鮮やかになるでしょう。ぜひ英語を使って、自分の言葉で感動をシェアしてみてください。