「橋」と言えば英語でbridgeですよね。しかし、bridgeにはそれ以外の意味もあります。日本語でもあまり言わない専門用語であったりもしますが、せっかくなのでどんな意味が含まれているのかを知っておくのも悪くないでしょう。まずは基本的な「橋」としての使い方をしっかり学んで、その後に他の訳をご紹介していきいます!

「橋」は英語でbridge

「橋」は英語でbridge

さて、「橋」は英語でbridgeというわけですが、これだけでは味気ないですね。橋と言えばつり橋や歩道橋もbridgeを使うので、それらもご紹介しましょう。

吊り橋は「suspension bridge」といいます。サスペンションというと、ズボンを吊り下げるあのサスペンションが思い浮かぶかもしれませんが、要は上から吊り上げているという意味は同じですもんね。よって覚えやすい単語と言えます。

歩道橋も日本語で「橋」という漢字が入っているように、英語でもbridgeを使って「pedestrian bridge」と言います。川の上にあるものに限らないので、人が使う橋であればその下が地面でも問題ありません。

Aさん
When I went to London, I saw Tower Bridge! It was amazing!!
訳)ロンドンに行った時、タワーブリッジを見たんだよ!めちゃくちゃ良かった!!

動詞のbridge

動詞のbridge

bridgeというと名詞の「橋」が思い浮かびますが、実はこちら動詞にもなるんです!意味は、「~に橋を架ける、橋渡しをする、(空間・隙間・空白を)埋める」など。やはり「橋」に関する意味にはなるのですが、あまり橋に直接的に関係するような文章には使われることがなく、どちらかというとギャップを埋めるような言い回しとして使われることが多いです。

ニュアンスとしては、2つのものを繋ぐという動詞ですね。その2つのものには違いがあるのですが、その違いに重点が置かれないようにする役割を持っています。

よくセットで使われるのは「barrier(障害)」や「gap(溝)」で、これらを動詞の後ろに置いて「障害を埋める」や「溝を埋める」のように使うこともあります。

Aさん
Her music bridges the gap between Japanese and non-Japanese.
訳)彼女の音楽は日本人と外国人の間の溝を埋めてくれる

船の操縦室もbridge

船の操縦室もbridge

さて、ここで「橋」に関係する意味を持つbridgeは解説し終わりました。他にも意味を持っているbridgeですが、そのひとつが「船の操縦室」です。

「なぜ操縦室にbridgeという単語が使われているの?」と不思議ですが、これは昔の船の構造が関係しているそうです。昔は船の前後に橋をかけ、行き来できるように通路を作っていたそうなのです。その中央にあったのが操縦室なんだとか。今となってはわからない語源も、昔の様子を知れば納得できちゃいますね。

あまり普段は使わない意味かもしれませんが、特に島国や港が近い海外だと、船を一般公開して解説していたりするのでそこでbridgeという単語に出会うことはありますね。海外旅行で観光する時など、ひょんなことから出会ったりします。

船を操作するための部屋を指して使われます。これは昔の船(外輪船)の構造の名残で、船は前後に分けられ橋を架けるように前後を行き来できる通路をつくり、ちょうど中央に操縦室が来たことに由来します。

Aさん
Did someone get into the brigde?
訳)誰か操縦室に入った?

鼻梁(びりょう)もbridge

皆さんは、「鼻梁(びりょう)」を知っていますか?これは人間の鼻筋のことを言います。専門用語になるのであまり使いませんが、こちらも一応英訳するとbridgeになるのです。

日常会話で使うとすれば・・・メガネをかけて鼻筋を痛めたとか、風邪を引いて鼻筋を掴んだとかでしょうかね。

Aさん
I have a little pain in my bridge. I may have a cold.
訳)ちょっと鼻筋が痛いんだよね。風邪ひいたかも

歯のブリッジもbridge

歯医者などでブリッジという言葉を聞いたことはありませんか?テレビでも宣伝していたりしますが、これはなくなった歯を補う方法のひとつです。

なくなってしまった歯の両隣にある歯から橋をかけて、歯を作るというもの。だからブリッジと呼んでいるのです。日本語でも英語でもそのままなのでわかりやすいですね。

Aさん
See? This is my bridge.
訳)わかる?これが歯のブリッジなんだって

まとめ

「橋」という英語はbridgeであると解説した上で、それ以外で使われる意味を見てきました。基本的には「橋」として使うことと、動詞で「~を埋める」という意味で使うことが多いので、最低でもこの2つは覚えておきましょう。使う頻度が低い単語をどの程度覚えるかは悩むところですが、最終的にネイティブレベルまで行きたいのであれば、彼らはこれらの言葉を知っているでしょうからせっかくなら今から覚えておく方が後々楽でしょうね。例文を自分でたくさん作って、使い方の練習をしていきましょう!