TOEICの勉強を始めようと思ったとき、「教材が多すぎて、どれを選べば良いのかわからない」と感じる方はとても多いです。
特に初めての受験であれば、そもそもどんな問題が出るのか、どれくらい準備すれば良いのかがイメージしにくいものです。
そこでこの記事では、初心者でも迷わずに選べるように、教材の種類や選び方、独学に向いているかどうか、実際におすすめできる教材などをわかりやすく紹介します。
初心者でもスッと読み進められるよう、専門用語をできるだけ使わずにまとめました。
この記事を読み終わる頃には、TOEICの勉強に不安がある方でも、「これから何をすれば良いか」が明確になるのでぜひ最後まで読んでください。
TOEICの教材にはどんな種類がある?

TOEICの教材と一口に言っても、目的によって内容が大きく変わります。まずは、自分に合う教材を選ぶために、一般的な種類を知っておきましょう。
模試タイプ
模試タイプは、本番と同じ形式の問題がまとまっている教材です。
問題量が多く、試験の流れに慣れるのに役立ちます。時間配分の練習にも向いています。
パート別対策タイプ
パート別対策タイプは、part 1〜part7のそれぞれに特化している教材です。
たとえば、「part5の文法を集中的に強化したい時」など、あるパートを集中して対策したい時に便利です。
基本学習タイプ(単語・文法)
基本学習タイプは、基礎の単語力や文法力を底上げする教材です。
英語が久しぶりの方や、初受験の方はここから始めるとスムーズです。
TOEICの教材はどれがおすすめ?

ここでは、「迷ったらこれを選べば大丈夫」というポイントにしぼって紹介します。
特に初めての受験を考えている方を対象にしています。
1. 単語教材は「基本レベル」で十分
TOEICに必要な単語は、日常生活やビジネスに関わる内容が中心です。
難しい単語帳を選ぶより、「基本の単語を確実に覚える」ことが得点につながります。
おすすめの単語教材は以下の通りです。
- TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
- キクタン TOEIC L&R TEST 500 600
順番に見ていきましょう。
1.TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」は、TOEICを初めて受ける人も、900点を目指す人も共通しておすすめ出来る一冊。
目標スコアごとに単語レベルを分けて記載されているので、初心者の人も狙いのスコアの重要単語を集中して覚えられます。
重要単語の他にも、「TOEICあるある」も一緒に書いてあるので、TOEICという試験そのもののイメージも付きやすいです。
2.キクタン TOEIC L&R TEST 500 600
「キクタン」シリーズは「聞く単語帳」として出版されています。
大学受験で英語を頑張った方であれば、受験英語の単語帳としてご存じかもしれません。
「受験でキクタン使って点数が上がった!」という成功体験をお持ちの方であれば、キクタンがおすすめですね。
キクタンは狙いのスコアごとに分けて販売されているので、初めての方であれば500を、「600点を目指したい!」という方であれば600を買うと良いでしょう。
2. 文法はわかりやすさを最優先に
TOEIC初心者が文法を学ぶときは、難解な専門書よりも、シンプルで理解しやすい文法書がおすすめです。
TOEICは中学・高校レベルの文法が中心なので、基礎的な知識をおさらいするだけでも効果があります。
おすすめの文法教材は以下の通りです。
- TOEIC L&R TEST 文法特急
- TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
順番に見ていきましょう。
1.TOEIC L&R TEST 文法特急
「TOEIC L&R TEST 文法特急」は、上述したおすすめ単語帳の「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」と同じ「TOEIC特急シリーズ」で、金のフレーズの文法バージョンと言えます。
文法特急も目標スコアごとに文法レベルが分けられているので、TOEICが初めての人も900点を狙う上級者でも、目標スコアを意識して集中して対策できます。
2.TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6
「TOEIC(R) L & R テスト 究極のゼミ Part 5 & 6」は、名前の通りTOEICのpart5とpart6を集中して鍛えられる教材です。
文法の知識だけでなく、「実際のTOEICの問題では、こんな風に考える」といった考えの過程も学べるので、TOEICが初めての方や初心者の方にピッタリな教材だと言えるでしょう。
3. 模試は1〜2冊で十分
模試を何冊も買い込むより、1〜2冊をしっかり解く方が効果的です。
模試を解く目的は「形式に慣れること」「時間配分を知ること」です。
量より質を意識しましょう。
おすすめの模試は以下の通りです。
- TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集
順番に見ていきましょう。
1.TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問
「TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問」は、TOEICのプロ講師が集まって作った模擬試験です。
TOEICの公式が出版している「公式問題集」よりも、1回分多くの模擬試験が収録されています。
さらに、解答解説が大変丁寧で学びが多いので、TOEICを初めて受ける方やTOEIC初心者にこそおすすめしたい教材です。
2.公式TOEIC Listening & Reading 問題集
「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、その名の通りTOEICが公式で発売している模擬試験で、通称「公式問題集」。
TOEICを運営しているETSが作っている「公式」の問題集なので、TOEIC本番さながらの試験演習をできます。
TOEICを初めて受ける人から900点を目指す上級者まで幅広く頼りになる模擬試験です。
TOEICの教材選び、初心者には何がポイント?

初めてTOEICを受ける方は、「何から始めれば良いかわからない」という悩みを抱えがちです。
ここでは、初心者が取り組みやすい教材の使い方と、その理由を紹介します。
初心者に必要なのは「基礎の理解」
TOEICは最初から難しい問題に挑む必要はありません。
まずは単語と文法の基礎を押さえ、英語の感覚を取り戻しましょう。
TOEICの500点や600点でよく問われる基礎を集中して学ぶことが大切です。
初心者向けの教材選びのポイント
TOEIC初心者が教材を選ぶときのポイントは以下の通りです。
・説明が短くてわかりやすいもの
・例文が多いもの
・リスニングの音声付き教材
初心者は「量より継続」が大切なので、難しい教材より、毎日続けられる内容のものを選ぶことが重要です。
TOEICの教材を独学で使う方法

TOEICは独学でも十分に点数を伸ばせる試験です。
ただし、独学にはコツがあります。
独学で成功するポイント
TOEICを独学で勉強して目標スコアに到達するには、以下のポイントが大切です。
・自分のレベルに合った教材を使う
・毎日少しでも続ける
・模試で現在の実力を知る
理解できる知識を、継続して学び、試験で活かす3要素がポイントです。
独学に向いている教材の特徴
TOEICを独学で結果を出すのに向いている教材の特徴は以下の通りです。
・説明が簡潔で、理解しやすい
・復習しやすい構成になっている
・持ち運びが楽で出先でも気軽に学べる
独学の最大のメリットは「自分のペースで学べること」です。
通勤時間や休憩時間にも取り組める教材を選ぶと、負担なく続けられます。
TOEICの教材は何を比較して選べばいい?

教材を比較するときに見るべきポイントは、主に次の3つです。
1. 解説のわかりやすさ
難しい言い回しが多い教材は、理解に時間がかかってしまいます。
特に初心者は「シンプルで丁寧な解説」の教材を優先しましょう。
2. 音声の有無
リスニングの点数を上げるには、音声での練習が欠かせません。
音声付きの教材は質が高いものが多く、初心者にも向いています。
3. 続けやすさ
量が多すぎたり、難しすぎる教材は続きません。
短時間で進められる構成かどうかも大事なポイントです。
Kimini英会話の”TOEIC® L&Rトレーニング”について
学研が手掛けるオンライン英会話のKimini英会話では、初心者にもやさしい”TOEIC® L&Rトレーニング”が用意されています。
TOEICのリスニングとリーディングの基本を押さえながら、初めて受験する人の不安をなくす構成になっています。
・スキマ時間でも続けられる内容
・レベル別に選べるため迷わない
・解説がやさしく、初めての人でも取り組みやすい
「まずはTOEIC®に触れてみたい」という方にとって、教育を手掛ける学研のオンライントレーニングで気軽に学べるのは大きなメリットですよ。
まとめ
TOEICの教材選びで迷わないためには、「今の自分に合ったレベルかどうか」が一番大切です。
特に初心者や初めて受験する方は、難しい教材を選ぶ必要はありません。
基本をしっかり押さえるだけでも、500点や600点台は十分に狙えます。
本記事で紹介した内容に沿って教材を選び、毎日少しずつ続けることで、無理なく点数アップにつながります。
自分に合った教材から始めて、TOEIC対策をスムーズに進めていきましょう。
これからTOEICに挑戦する人にとって、この記事が安心して一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。
