TOEICを初めて受験する人にとって、
「TOEICって何時間あるの?」
「午前と午後で時間は違うの?」
「各パートの時間配分はどうしたらいい?」
といった疑問はとても多いです。
TOEICは試験そのものは120分(2時間)ですが、受付開始から解散まで含めると、実際には3時間以上拘束される試験です。また、午前・午後でスケジュールが異なるため、事前に確認しておかないと遅刻する可能性もあります。
さらに、スコアアップを目指す上では、 各パートごとの時間配分を理解しておくことが必須です。
特にリーディングは75分で100問を処理する必要があり、事前に時間配分を把握して練習しておかないと本番で大きく点数を落とします。
この記事では、IIBC公式情報をもとに、
- TOEICの試験時間(全体)
- 午前と午後のスケジュールの違い
- 各パートの時間配分
- リスニング45分の特徴
- リーディング75分を攻略する方法
までを徹底解説します。
時間管理はTOEICの得点を左右する最大要素です。
「何時に会場に行くべきか」「どんなペースで解くべきか」が明確になれば、試験当日の不安を大きく減らせます。
TOEICの所要時間|試験120分+拘束1時間超の理由

TOEIC L&Rは 120分の試験 ですが、当日は受付〜解散までの流れがあるため、実際の拘束時間はもっと長くなります。
公式タイムテーブル(IIBCより)
【午前の部】
- 受付:9:25〜9:55
- 説明・音テスト:9:55〜10:20
- 試験:10:20〜12:20
- 回収:12:20〜12:35
- 解散:12:35
【午後の部】
- 受付:14:05〜14:35
- 説明・音テスト:14:35〜15:00
- 試験:15:00〜17:00
- 回収:17:00〜17:15
- 解散:17:15
| 部 | 全体の拘束時間 |
|---|---|
| 午前 | 約3時間10分 |
| 午後 | 約3時間10分 |
なぜこんなに長い?
- 説明・音テストの時間がある
- 試験後に問題用紙・解答用紙を回収
- 不正防止のため退室が制限されている
特に午前の受付時間は9:55までなので、9:50到着だとギリギリ。
遅刻=入室不可 のため、10〜15分前の到着を徹底しましょう。
TOEICリスニングパートの時間

リスニングセクションは 45分で100問。
音声は1回のみで、問題の難易度はパートが進むほど高くなります。
| パート | 内容 | 問題数 | 目安時間 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| Part1 | 写真描写 | 6問 | 約3分 | 直感で選ぶ。最も得点しやすい。 |
| Part2 | 応答問題 | 25問 | 約9分 | 疑問詞が勝負。聞き逃し注意。 |
| Part3 | 会話問題 | 39問 | 約17分 | 先読みが鍵。会話展開を読む。 |
| Part4 | 説明文 | 30問 | 約16分 | 数字・人名などの固有情報に注目。 |
攻略ポイント
- 聞けなくても引きずらない
- 先読み(設問を先に読む)で内容予測
- 「キーワードだけ拾う」意識
日常で耳慣らしをする
→ TOEIC® L&Rトレーニングのリスニング練習を活用すると効果的
リスニングは、英語を久しぶりに学ぶ人でも 最もスコアを伸ばしやすいパート です。
TOEICリーディングパートの時間|75分で100問をさばく力をつける

リーディングは 75分で100問 を解く、最も配点差がつくパートです。
| パート | 内容 | 問題数 | 目安時間 | コメント |
|---|---|---|---|---|
| Part5 | 短文穴埋め | 30問 | 約10分 | 1問20秒以内で処理。 |
| Part6 | 長文穴埋め | 16問 | 約10分 | 文脈を読み全体像を把握すること。 |
| Part7 | 長文読解 | 54問 | 約50分 | 最難関。1問1分ペースが目標。 |
リーディング攻略の基本
- Part5・6で時間を稼ぐ(20分以内が理想)
- Part7に50分以上確保する
- 読み返しをしすぎない
- 練習は必ず「75分で通し」で行う
TOEIC中級者以上は、時間不足で点数が伸び悩む要因の8割 がこのリーディングにあります。
効率よく得点するには、パートごとの時間戦略が必須です。
TOEIC 集合時間|遅刻=即アウト。必ず確認しておくべきポイント
TOEICは 受付時間を1分でも過ぎると入室不可 です。
これは試験実施団体(IIBC)が公式に明言している非常に重要なルールです。
【午前の部の集合時間】
受付:9:25〜9:55
→9:55以降は入室不可
【午後の部の集合時間】
受付:14:05〜14:35
→14:35以降は入室不可
何分前に到着するべき?
おすすめは、
- 午前の部 → 9:20までに到着
- 午後の部 → 14:00までに到着
理由:
- 受験票の提示
- 写真の確認
- 座席の案内
- 荷物の整理
など、受付で必ず時間がかかるためです。
特に大学会場は、
「広すぎて会場にたどり着けない」
「建物が多くて迷いやすい」
というトラブルが毎回起こります。
遅刻=受験不可=返金なし
なので、時間には余裕を持つことが絶対条件です。
TOEICを時間内に解き切るコツ|パート別の処理スピードを身につける

TOEICは 時間との戦い です。
問題の難しさより、時間配分のミスで点数を落とすことが多い試験でもあります。
以下に、パートごとの時間配分と攻略ポイントをまとめます。
【リスニング45分の攻略】
- Part1〜2で確実に点を取る
- Part3〜4は先読みで負担を減らす
- 聞き取れなくても立ち止まらず次へ
- 人名・場所・数字などの固有情報を意識する
【リーディング75分の攻略】
- Part5(文法)
30問を10分以内
文法の瞬発力が必要 - Part6(長文穴埋め)
16問を10分以内
文脈把握のスキルが必須 - Part7(長文読解)
54問に50分
「シングル→ダブル→トリプル」の順で処理
読み返しを最小限にする
TOEICを時間内に解くための実践的なコツ

TOEICを時間内に解き切るには、日頃から「時間制限を厳しめに設定する」練習が欠かせません。まず、公式問題集は本番の9割の時間で解くことで処理スピードが鍛えられます。リスニングは1.5〜2倍速で聞くトレーニングを取り入れると、本番のスピードがゆっくりに感じられます。また、普段からマークシートで回答する練習をしておくと、塗りつぶし時間の誤差が減り、時間ロスを最小限にできます。時間戦略はスコアを左右する重要な要素です。
時間管理の練習には公式問題集とTOEIC® L&Rトレーニングが最適
TOEICの時間配分を身につけるには、
以下の2つの組み合わせが最強です。
① TOEIC公式問題集
- 本番と同じクオリティ
- ナレーターも本番と同じ
- 時間配分の練習に最適
② オンライン講座:TOEIC® L&Rトレーニング
- 全7パートを5〜10分で学べる
- スキマ時間で時間管理の反復練習がしやすい
- 本番形式のUIで解く練習が可能
特に忙しい社会人・学生は、まとまった勉強時間が取りにくいため、
「細切れでも質を保てる学習」がスコアアップの鍵になります。
まとめ|TOEICは時間を制する者が勝つ試験
TOEICは試験時間120分ですが、
実際の拘束は 3時間以上 になり、午前・午後の受付時間にも注意が必要です。
試験時間
- リスニング:45分
- リーディング:75分
合計120分
午前・午後の受付時間
- 午前:9:25〜9:55
- 午後:14:05〜14:35
→遅刻=受験不可
時間配分のポイント
- Part5・6で20分以内
- Part7に50分以上確保
- リスニングは先読みが鍵
おすすめの学習方法
- 公式問題集で本番同様の時間管理を練習
- 毎日のスキマ時間でTOEIC® L&Rトレーニングを活用
→ 時間感覚を身体に染み込ませる
TOEICは時間戦略を理解するだけで、スコアが大きく伸びる試験です。
試験当日の流れを把握し、各パートのペース配分を理解することで、
今までよりも落ち着いて問題に取り組めるようになります。

