「TOEICは大学生や社会人が受ける試験」というイメージを持っている高校生は少なくありません。
しかし近年、高校生のうちからTOEICを受験するケースは確実に増えています。
英語力の客観的な証明として活用できるだけでなく、
- 大学入試(総合型選抜・推薦)
- 大学入学後の単位認定
- 将来の就活を見据えた早期準備
といった場面で、TOEICスコアが評価される機会が広がっているためです。
とはいえ、「高校生の平均点はどれくらい?」「英検と比べてどのレベル?」「何点を目標にすればいい?」といった疑問を持つ人も多いでしょう。
この記事では、高校生がTOEICを受験する際に知っておきたい平均点・勉強法・目標スコア・おすすめ教材をわかりやすく解説していきます。
高校生のTOEIC平均点はどれくらい?

まず気になるのが、「高校生は実際にどれくらい取れているのか」という点です。
高校生のTOEICスコアは、400点前後〜500点台前半がボリュームゾーンとされています。
これは英検に換算すると、
- 400点台:英検準2級前後
- 500点台:英検2級に近づき始めるレベル
に相当します。
高校生の場合、スコアには大きな個人差があります。
理由は明確で、英語学習の量と質に差が出やすい時期だからです。
- 学校の授業中心で学習している
- 受験英語(文法・読解)に偏っている
- リスニング経験が少ない
こうした背景から、リーディングはある程度できるが、リスニングで点が伸びないという高校生は非常に多いのが実情です。
そのため、高校生で500点を超えてくると、「英語を得意科目として伸ばしている生徒」という評価を受けやすくなります。
高校生がTOEICを受験するメリットとは?

高校生のうちにTOEICを受ける最大のメリットは、英語力を数値で把握できることです。
英検や定期テストは合否や順位が中心ですが、TOEICはスコアによって細かく実力が可視化されます。
高校生がTOEICを受験する主なメリットは以下の通りです。
- 現在の英語力を客観的に把握できる
- 大学入学後のTOEIC対策が楽になる
- 総合型選抜・推薦入試で評価対象になる場合がある
- 将来の就活を見据えた早期準備になる
特に最近は、「大学入学後にTOEIC◯点以上が必要」「TOEICスコアで単位認定される」といった大学も増えてきています。
高校生のうちからTOEIC形式に慣れておくことで、大学進学後の負担を大きく減らすことができます。
高校生向けTOEIC勉強法|まず押さえるべき基本方針

高校生がTOEIC対策を始める際に重要なのは、いきなり難しい問題に手を出さないことです。
TOEICは、
- 語彙
- 文法
- リスニング処理速度
この3つの土台がそろって初めてスコアが伸びる試験です。
高校生の場合、次のような順序で学習を進めるのが効果的です。
- 中学〜高校基礎文法を整理する
- TOEIC頻出単語を覚える
- 短いリスニングから慣れる
特に重要なのが、「英語を読む勉強」と「英語を聞く勉強」を同時に進めることです。
学校英語ではリスニング量が不足しがちなため、TOEIC対策を通じて「英語の音」に慣れることが、スコアアップへの近道になります。
また、部活や学校行事で忙しい高校生には、短時間で区切って学習できる環境づくりが欠かせません。
パソコンやスマホでスキマ時間に学べる「TOEIC® L&Rトレーニング」のようなオンライン学習を併用すると、無理なく学習習慣を作りやすくなります。
TOEICは高校生でも受験できる?|申し込み方法と注意点
結論から言うと、高校生でもTOEICは受験可能です。
年齢制限はなく、公開テストであれば誰でも申し込むことができます。
ただし、高校生が受験する場合には、いくつか注意点があります。
まず、TOEICは大学入試センター試験や英検とは異なり、学校単位での団体受験(IPテスト)か、個人での公開テスト受験のどちらかになります。
高校によっては、
- 学校主催でIPテストを実施
- 大学進学を見据えた外部試験対策として導入
といったケースもありますが、すべての高校で実施されているわけではありません。
個人で受験する場合は、IIBC公式サイトから公開テストに申し込み、指定された試験会場で受験する形になります。
高校生のTOEIC目標スコアは何点?|現実的な目安を解説

高校生がTOEICを受験する際の目標スコアは、目的によって変わります。
高校生の目標スコア目安
- 400点台:英語学習のスタートライン
- 500点台:英語が得意科目になり始める
- 600点以上:大学生平均レベル、評価されやすい
高校生で500点を超えてくると、「英語を計画的に学習している」「将来を見据えて行動している」というプラス評価を受けやすくなります。
特に、総合型選抜や推薦入試を視野に入れている場合は、600点前後を目標にすると、アピール材料として使いやすくなります。
高校生におすすめのTOEIC参考書3選

高校生がTOEIC対策で失敗しやすいのは、「難しすぎる教材を選んでしまうこと」です。
まずは基礎を固めながら、TOEIC形式に慣れる教材を選びましょう。
1.TOEIC L&Rテスト 全パートをひとつひとつわかりやすく。
TOEICの問題形式・文法・語彙を、高校生でも理解しやすい言葉で解説している定番の入門書です。
「TOEICがどんな試験かわからない」という段階の高校生に最適です。
2.出る単特急 銀のフレーズ
TOEIC頻出単語を、難しすぎないレベルから学べる単語帳です。
高校英語とTOEIC英語の橋渡しとして非常に使いやすく、通学中のスキマ時間にも取り組めます。
3.TOEIC公式問題集
基礎が固まってきたら、実際の試験形式に触れることが重要です。
最初は時間を気にせず解き、「どんな問題が出るのか」を把握することを目的に使いましょう。
英検とTOEIC、高校生はどちらを優先すべき?

高校生の英語試験としては、英検とTOEICのどちらを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
結論としては、高校英語の基礎固めは英検、実用英語力の測定はTOEICと役割を分けて考えるのがおすすめです。
- 英検:文法・語彙・4技能のバランス確認
- TOEIC:英語処理力・実務英語への対応力
高校生の段階では、英検準2級〜2級レベルを目指しつつ、TOEICで400〜500点台を取れる状態が理想です。
高校生がTOEIC対策を続けるためのコツ

- 1日15〜30分でOK
- 毎日必ず英語に触れる
- リスニングは短い音声から
特にリスニングは、毎日少しずつ聞くことで確実に伸びます。
自宅学習では、短時間で完結し、全パートをバランスよく学べる「TOEIC® L&Rトレーニング」のようなオンライン学習を活用すると、部活や学校行事と両立しやすくなります。
まとめ|高校生のうちにTOEICに触れる価値は大きい
TOEICは、決して大学生や社会人だけの試験ではありません。
高校生のうちから受験することで、
- 英語力を客観的に把握できる
- 大学進学後の学習が楽になる
- 将来の就活を見据えた準備ができる
といった大きなメリットがあります。
まずは400〜500点台を目標に、基礎を固めながら無理のないペースで学習を進めましょう。
高校生の今の努力は、数年後に確実に大きな差となって返ってきます。

