「英検に強い子って、家でどんな勉強をしているんだろう?」

「特別な教材を使っていたり、毎日たくさん勉強していたりするのかな」

そんなふうに思ったことはありませんか。

わが家の息子は、決して「英語がとても得意」というタイプではありませんが、英語を無理なく続けるために、日常の中で取り入れやすい工夫を少しずつ重ねてきました。

今回は、英検に強い子に共通する家庭学習の習慣をふまえながら、わが家で続けやすかった英語のルーティンをご紹介します。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • 英検に強い子は、特別な勉強よりも日常の中で英語にふれる習慣を大切にしています。
  • モーニング学習・好きな動画・親子音読など、楽しさとセットにした工夫が継続の鍵です。
  • 家庭学習に加えてオンライン英会話でアウトプットすると、知識が「使える英語」に変わります。

英検に強い子は「特別な勉強」より習慣がある

英検に強い子というと、問題集をたくさん解いたり、先取り学習をどんどん進めたりしている印象がありますね。もちろん、試験に向けた勉強は大切です。ただ、小学生のうちはとくに、いきなり「対策」ばかりを増やしても、なかなか続かないのもよくあることです。

英検に強い子に共通しているのは、英語を「勉強しなければいけないもの」としてではなく、「楽しさやおもしろさのあるもの」として受け止めていることかもしれません。英語を「わかるとおもしろい」と思えると、自然と英語にふれる回数も増え、学ぶこと自体が苦になりにくくなります。

英語への興味は、好きな動画やキャラクター、日常の中のちょっとした発見など、意外なところから広がることもあります。だからこそ、「これが合うはず」と決めつけすぎず、いろいろな形で英語にふれていきたいですね。

わが家で続けやすかった英語の工夫

わが家で続けやすかった英語の工夫

では、実際にわが家ではどんなことをしていたのか。特別な方法ではありませんが、英語に無理なく触れられるようにするためにしたのはこんな方法です。

モーニングのあとにちょこっと勉強

わが家では、土曜日の朝に母と息子2人でモーニングへ行き、そのままお店でその週の英語の課題に取りかかっていました。
自宅で「さあ勉強しよう」と言うと、親も子も少し身構えてしまいますが、外に出ることで気分転換になり、すっと取りかかれました。

「今日は何を飲もう。ミルクコーヒーにするかそれともジュースか」と考えるのも、子どもにとっては楽しみのひとつだったようです。
勉強が少し長引いたときにはサンドウィッチを頼むこともあり、それがちょっとしたご褒美になっていました。

声をかけるときは「勉強する?」ではなく、「モーニング行く?」。「勉強」を前面に出していなかったので、子どもも気が楽だったようです。

また、朝から動けると、母のわたしにとっても、「なんだか良い休日を過ごしている!」という満足感があり、それも続けやすさにつながっていました。
英語を特別な勉強として切り分けるのではなく、休日の流れの中に自然に入れるほうが、わが家には合っていました。

好きなものを通して英語にふれる

息子はもともとマイクラが好きで、YouTubeの解説動画もよく見ていました。正直、母としてはあまり歓迎していたわけではないのですが、どうせ見るなら英語で見てみるのもよいのではと思い、英語の解説動画を見せてみたことがあります。

全部がわかるわけではなくても、知っている単語が聞こえてきたり、映像があることで内容をなんとなく想像できたりするので、意外と入りやすかったようです。とくに、海外の建築物や日本とは少し違う雰囲気の街並みが出てくると、それも興味をひかれていたようでした。

また、ネイティブに近いスピードの英語にふれられることや、自然な相づちの打ち方など、英語特有のリズムを耳で感じられたのもよかった点だったように思います。実際、今でも彼は筆記よりリスニングのほうが得意なので、こうした積み重ねもどこかで生きているのかもしれません。

音読は親子で一緒に

音読は、英語学習の土台を作るうえでとても大切です。英語は、見て意味を理解するだけでなく、実際に声に出してみることで、単語の区切りや文の流れがつかみやすくなります。読む・聞く・話すがゆるやかにつながるので、小学生のうちから少しずつ取り入れておくと、英語に慣れるきっかけにもなります。

ただ、音読が小学生にはなかなかハードルが高いもの。そこでわが家では、ひとりではなく、一緒にやるようにしていました。

息子がわたしに英語の質問をするときは、長文問題やちょっと長めの会話文のことが多かったので、「じゃあ一緒に読んでみようか」と声をかけていたのです。そうするとスムーズに音読します。

完璧に読めなくても、最後まで声に出せたらそれで十分。親子一緒の音読だと、「勉強をさせられている」という感じがやわらぎ、取り組みやすかったです。

家庭で英語を続けるときに親が大切にしたいこと

家庭で英語を続けるときに親が大切にしたいこと

家庭で英語を続けるときは、子どもだけでなく、親の関わり方もとても大切です。

せっかく時間をつくったのだから、少しでも覚えてほしい、きちんと取り組んでほしいと思うのは自然なこと。けれど、そこで毎回「ちゃんとさせなくちゃ」という空気が強くなってしまうと、子どもにとって英語そのものが少し重たいものになってしまういます。

わが家でも、思うように進まない日や、あまり気分が乗らない日はもちろんありました。そんなときは、「今日は少しでも英語にふれられたからよし!」と自分を納得させていました。そう思うことで、親も子も精神的に楽になり、細々ながらも続けることができました。家庭学習で大切なのは、毎回完璧にこなすことより、英語との接点をなくさないことなのかもしれません。

また、英検は、家庭で英語を続けていくうえで、ひとつのよい目安です。「ここまでできるようになった」「次はこの級を目指してみよう」と、親子で成長を確かめるきっかけになります。

ただ、合格・不合格を意識しすぎると、英語そのものが苦しいものになってしまうこともあります。結果だけにとらわれすぎず、「英語にふれることを続けられているか」「前よりできることが増えているか」といった変化も大切にしたいですね。

家での英語習慣に、オンライン英会話をプラスするのもおすすめ

ママと娘のオンライン英会話 体験日記vol.20 〜フリートークが話せない〜

家庭で単語を見たり、英語を聞いたり、親子で音読したりすることはできますが、実際に英語でやりとりする機会は意外と作りにくいものです。そんなとき、オンライン英会話はアウトプットのよい機会になります。家でふれてきた単語や表現が会話の中でつながると、「聞いたことがある言葉が出てきた」「自分でも言えた」という実感につながり、子どもにとっても自信になりやすいでしょう。

Kimini英会話には英検対策向けのコースもあり、英検合格コースでは筆記・リスニングの対策ができるほか、3級以上では二次試験対策にも対応しています。家庭での学習に加えて、こうした場で「使う練習」までできると、英語がより身近なものになっていきますよ。

まとめ

英語が得意な子は、特別な教材や長時間の勉強で力をつけているというより、毎日の中で少しずつ英語にふれる習慣を続けていることが多いのかもしれません。大切なのは、英語を「やらなければいけないもの」にせず、その子なりの楽しさやおもしろさを見つけること。英語を楽しめるようになれば、それだけでも大きな収穫です。

家庭で無理なく続けられる工夫を重ねながら、必要に応じてオンライン英会話も取り入れていく。そんな形で英語に親しむ時間を少しずつ積み重ねながら、その子に合った学び方を見つけていけるとよいですね。小さな「できた」が増えていくことも、続ける力につながっていくはずです。

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tsuru 英語教材開発者・英語教育ライター / English Curriculum Developer & Writer
英会話スクールで20年以上にわたり教材開発と指導に従事。TOEIC880点を保持し、子ども向け英語教育やカリキュラム設計の経験を活かして、学習者目線の英語学習情報を発信している。