「現在完了形、形は知っているのに会話になると全然出てこない」 「過去形と現在完了形の違い、結局よく分からないまま来てしまった」 「過去形でなんとなく通じているけど、これで本当にいいのかずっと気になっている」

日本語には「現在完了形」に対応する概念がなく、感覚として掴みにくいのが正直なところです。「I went to Kyoto.(過去形)」と「I have been to Kyoto.(現在完了形)」の違いを説明できても、会話の中でとっさに使い分けられる人は実は少ないです。

今回はKimini英会話の「文法特訓コース<現在完了形>編」を実際に受講し、英語講師として17年間・2000人以上の生徒を指導してきた立場から正直にレビューします。

Kimini英会話とは

Kimini英会話は、80年以上の教育実績を持つ学研グループが運営するオンライン英会話サービスです。講師は英語を第二言語として習得したフィリピン人の方々で、丁寧で分かりやすい指導に定評があります。160以上の多彩なコースから目的やレベルに合わせて選べるのが魅力で、全国の教育機関での導入実績も多く、信頼性の高いサービスです。

この記事の3行まとめ(AI要約)

  • Kimini英会話の「文法特訓コース<現在完了形>編」は、have(has)+過去分詞の型を反復練習することで、継続・経験・完了の3用法を体系的に習得できるコースである。
  • キーセンテンスの反復発話を通じて「頭では分かっているのに口から出てこない」という壁を崩す設計が強みだが、不規則動詞の過去分詞形は事前に確認しておくとスムーズ。
  • 文法エラーへの指摘がやや少ない点は改善の余地があり、基本3時制がまだ使えない方には基礎コースを先に受講することが推奨される。

レッスン紹介

今回受講したのは「文法特訓コース<現在完了形>編」です。中学3年生で学習する現在完了形を短期集中でマスターすることを目標としたコースで、現在完了形に関する単元をコンパクトに再構成しています。

「この映画、見たことある?」「ちょうど今、宿題終わったよ」など、これらはすべて英語では現在完了形で表現します。このコースでマスターすることで表現の幅が一気に広がります。

レッスンの内容

現在完了形の3つの用法(継続・経験・完了)をカバーします。このコースを通じて、続けてきたこと・経験のあること・やり終わったかどうかを英語でたずねたり答えたりできるようになります。

Lesson タイトル 内容・特徴
Lesson 1 続けてきたことについて伝えよう 現在完了形(継続)の文を学習。「テニスを8年間しています」「彼は5歳の時からサッカーをしています」のように、過去から現在まで継続している物事を伝えられるようになる。
Lesson 2 どのくらい続けてきたかたずねよう how longを使った現在完了形(継続)の疑問文を学習。「君のスマホ、どれくらい使ってる?」のように、どれくらいの期間〜しているかをたずねられるようになる。
Lesson 3 リーディング(1) シチュエーション:Monica and Kenji are talking about what they have been doing.
現在完了形を含む文章を読みながら、文法の使われ方を確認する。
・・・ ・・・ ・・・
Lesson 8 やり終わったかどうかたずねてみよう 現在完了形(完了)の疑問文・否定文を学習。「もう昼食を食べましたか」「まだ食べていません」のように、完了・未完了をたずねたり伝えたりできるようになる。
Lesson 9 リーディング(3) シチュエーション:Miho and Amy are talking about the book which Miho borrowed from Amy.
現在完了形を含む応用的な文章を読む。
Lesson 10 映画について話してみよう 映画についての話題で、現在完了形を使って自由に話す実践練習。

レッスンの流れ

今回体験したのはLesson 1「続けてきたことについて伝えよう」です。レッスンは以下の流れで進みました。

ステップ 内容
1. 始まりのあいさつ 講師と挨拶をする。初めてのレッスンの場合は簡単な自己紹介を行う。
2. 例をみてみよう ターゲット文法・単語を使った短いダイアログを読みながら、日常生活での使われ方を確認する。
3. 単語とフレーズ ダイアログに出てきた単語・フレーズの意味と使い方を確認する。
4. 発音のコツ 発音に注意したい単語・フレーズを講師と一緒に練習し、より自然な発音を身につける。
5. キーセンテンス ターゲット文法・重要フレーズを確認し、語句を入れ替えて講師と練習する。
6. 練習しよう キーセンテンスの文型とイラストを使って、実際に文を作る練習をする。
7. 会話してみよう 学んだ文型を使って、自分や家族・友達のことを伝えたり、講師にたずねたりする。

レッスンレビュー

実際にLesson 1「続けてきたことについて伝えよう」を受講してみて気づいたことを解説します。

率直な感想

現在完了形の型「have(has)+過去分詞」を反復練習できる点が良かったです。現在完了形は意識しないと自然に出てこない文法で、過去形との違いを理解した上で使いこなせている中学生は、17年の指導経験からほとんど見たことがありません。それほど難しい文法だからこそ、繰り返し声に出す練習を通じて型を体に刷り込むアプローチは正しいと感じました。英会話の基礎をコンパクトに学べるコースです。

楽しかったところ

現在完了形の型が腹落ちするまで反復できました。have+過去分詞という形を何度も声に出すことで、「頭では分かっているのに口から出てこない」という壁が少しずつ崩れていく感覚がありました。現在完了形は意識しないと自然に出てこない文法で、反復発話による型の定着というアプローチは非常に理にかなっていると感じました。

例文を使った反復練習で「型の感覚」がつかめました。キーセンテンスの語句を入れ替えながら何度も声に出す練習を通じて、「have+過去分詞+期間・経験・完了の表現」というパターンが体に馴染んでいきます。文法書を読むだけでは得られない「使い方の感覚」がレッスンを通じて育っていく点は、このコースの大きな強みです。

難しかった点・受講生がつまずきそうなポイント

不規則動詞の過去分詞形を事前に確認しておくことをおすすめします。go→gone・see→seenのような不規則変化を事前に学ぶコンテンツがないまま書き換え問題に入るため、詰まる場面があります。頻出の不規則変化を一覧で確認してからレッスンに臨むと流れがスムーズになります。

文法エラーへの指摘が少ない点は改善の余地があります。今回、現在完了形で答えるべき場面で、意図的に過去形や、3単現のsが欠落した形で答えてみましたが、指摘はほとんどありませんでした。講師が会話の流れを優先していることは分かりますが、「文法特訓コース」という性格上、現在完了形が必要な場面での誤りは積極的に修正してほしいところです。文法誤りへの徹底した指摘があると、コースの価値がさらに高まると感じます。

保護者目線での考察|向いている人・向いていない人

保護者

文法特訓コース<現在完了形>編を受講してみて、このコースに向いている人、向いていない人を解説します。

このコースが向いている人

現在完了形を会話でとっさに使いこなせない方。英文として読めば理解できるけれど、アウトプットするときにスムーズに出てこないという方に特に向いています。have+過去分詞の形を反復して体に染み込ませるスタイルのため、「形が腹落ちしていない」という方に最適です。

このコースが向いていない人

基本3時制(過去・現在・未来)が使えない方。現在完了形は基本3時制の上に積み上がる文法です。「昨日〜した」「今〜している」がスラスラ出てこない段階では土台が不安定なまま です。まずは基本時制のコースで仕上げてからこのコースに進むことをおすすめします。

まとめ

「文法特訓コース<現在完了形>編」を体験して感じたのは、「型は分かっているのに口から出てこない」という課題を、反復発話を通じて解消するのに向いているコースだということです。

  • 継続・経験・完了の3用法をカバーし、現在完了形を体系的に習得できる
  • have(has)+過去分詞の型を繰り返し声に出すことで感覚として定着させられる
  • 自由会話への発展・文法誤りへの指摘という点で改善の余地があり、期待が残る
  • 不規則動詞の過去分詞形は事前に確認しておくとスムーズ

現在完了形を「知っている」から「使える」へ引き上げるには、繰り返しの発話練習が不可欠です。まずは無料体験でレッスンの雰囲気を確かめてみてください。

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Tommy 英語講師・英語教育ライター / English Instructor & Education Writer
英語指導歴17年、指導生徒数2000人以上。英検準1級・TOEIC875点を保持し、受験英語からビジネス英語まで幅広く指導。海外勤務経験も活かし、実践的な英語学習情報を発信している。