子どもの英語学習では、「予習をしておけば、レッスンや学習内容がわかりやすくなる」と考えることがあります。
私も以前は、予習と復習の両方を取り入れたほうが、英語が身につきやすいと思っていました。
そこで長女にも予習を勧めてみたのですが、実際にやってみると、思っていたようには進みませんでした。
何度か試した後、長女は予習を嫌がるようになり、わが家では予習をやめて、復習を中心にすることにしました。
今回は、なぜ予習をやめたのか、そしてその後、家庭での英語学習をどのように見直したのかをお話しします。
この記事の3行まとめ(AI要約)
- 予習を取り入れたものの、長女には合わず「難しくてやりたくない」と嫌がられたため、無理に続けず予習をやめる決断をした。
- 予習をやめた後は、新しい内容を先取りするより、すでに学んだ内容を繰り返し復習する形に切り替えた。オンライン英会話や通信教材でも同様の進め方をしている。
- 英検も先の級を急がず、今の力を伸ばすことを優先。学んだ文法や単語を使ってライティング練習を重ね、子どもに合ったペースを大切にするようになった。
「予習は必ずした方がいい」と思っていた

私自身、これまでの経験から、予習と復習の両方をすることで、学習内容がより定着しやすいと考えていました。
先にこれから学ぶ内容に目を通しておけば、実際に授業やレッスンを受けたときに、「聞いたことがある」「一度見たことがある」と感じられます。
そうすれば、初めて学ぶときよりも、内容を理解しやすくなるはずです。
そのため、長女の英語学習でも、レッスンや教材に取り組む前に、少し先の内容を予習することにしました。
「先に一度やっておけば、レッスンでもわかりやすいだろう」と、当時はそれが長女にとっても良い方法だと思っていたのです。
「難しくてわからない、やりたくない」と言われた
実際に、通信教材を使って予習を試してみました。
「これ、次にやるところだから先にやってみない?」
「読んでおくだけでも違うと思うよ」
と声をかけて、何度か取り組んでもらいました。
最初は
「えー、わからなーい」
と言いながらも、取り組もうとしていました。
しかし、なかなか先に進みません。
こちらから説明しても、そもそも初めて見る内容なので、長女自身もどこがわからないのか整理できないようでした。
そして最後には、
「難しくて全然わからない」
「知らないし、もうやりたくない」
と言われました。
「予習をしておけば、その後の学習がわかりやすくなるはず」と思っていたので、長女がそこまで予習を嫌がるとは思っていませんでした。
「え、そんなに?」
という気持ちと、
「大人の感覚とは違うものなのか。やっぱり……」
という気持ちが、半々だったように思います。
改めて考えてみると、家庭で一人でする予習は、思っていた以上に難しいものだったのかもしれません。
学校や塾であれば、わからないところを先生に聞いたり、授業の中で説明を受けたりできます。
一方、自宅で初めて学ぶ内容に取り組む場合は、教材を読みながら、自分で理解していかなければなりません。
「それもそのはずだ」と、長女の反応を見て気づきました。
予習という方法が悪いのではなく、長女には、家庭で取り組む形が合っていなかったのです。
そこで、無理に続けることはせず、予習はいったんやめることにしました。
予習をやめて、学習の進め方を見直した

予習をやめてからは、「次に何を学ぶか」よりも、「今取り組んでいることをどう身につけていくか」を考えるようになりました。
まずは、今どんなことを学習しているのか、長女と一緒に確認するようにしました。
「今、学校ではどこやってるの?」
「これやってる」
「難しくない?」
「大丈夫、先生が明日またやるって言ってた」
そんなふうに話しながら、無理に新しいことを増やすのではなく、今ある教材や学習を繰り返しながら進める形に見直していきました。
オンライン英会話は、レッスンの復習を中心に
オンライン英会話では、基本的に予習をしていません。
1回25分のレッスンで新しい内容を学び、レッスン後は、その内容を振り返ることを中心にしています。
同じところを複数回受講することもよくあります。
現在、長女は中1英語コースに取り組んでいます。
英検4級に合格している長女にとっては、これまで学んだ内容を振り返るのにちょうどよいコースです。
私も時々、長女がどこまで進んでいるのかを確認しています。
「今日のレッスン、どこやった?」
と聞くと、
「〇〇のところ」
「次は〇〇だよ」
と教えてくれます。
「どう?わかった?難しかった?」
と聞いてみると、
「余裕~」
と返ってくることもあります。
以前のように、初めて学ぶ内容に戸惑う様子はなく、すでに学んだことを確認しながら、落ち着いて取り組めているようです。
「次のレッスンの内容を先に確認しておいたほうがいいのでは」と考えていましたが、今は、レッスンそのものを大切にし、そこで学んだことを繰り返し確認する形にしています。
一度学んだだけでは、すぐに使えるようになるとは限りません。
それなら、先へ進むための予習に時間をかけるより、すでに学んだ内容を繰り返すほうが、長女には取り組みやすいと感じています。
通信教材も、一度やった内容を繰り返す
通信教材についても、月ごとの内容を必ずその月に終わらせるという進め方はしていません。
その月にどんな内容を扱うのかは確認しますが、長女の様子を見ながら、すでに取り組んだ講座をもう一度やることもあります。
学校の教科書を持ち帰ってきたときには、
「今どの辺をやってるの?」
「これはもう習った?」
と聞いてみます。
「もう全部知ってた」
と答えるときもあれば、
「今日の授業はレッスンではやったけど、講座ではまだだった」
と話すこともあります。
「じゃあ、ここは大丈夫そう?」
「うん、大丈夫」
「学校で習ったらやってね」
「先生が来週って言ってたから、その後やる」
そんなやり取りをしながら、どこを学習するかを決めています。
学校と通信教材、オンライン英会話では、同じ内容を扱うタイミングが必ずしも一致するわけではありません。
だからこそ、教材の予定だけを基準にするのではなく、長女が今どこまで学んでいるのかを見ながら進めるようにしています。
一度終わったから次へ進むのではなく、「まだ少し不安だな」と感じるところは繰り返す。
そのほうが、長女にとっては無理なく取り組めます。
英検も、先へ進むより今ある力を伸ばす
英検についても、常に先の級を目指すことだけを考えないようにしています。
英検4級に合格した後は、次に3級を目指そうと考えていました。
ただ、英検3級には中学校3年生程度の文法も含まれます。
実際に問題集を見てみると、「今の長女にはまだ早いかもしれない」と感じる部分もあり、現在は3級対策をいったん休んでいます。
その代わりに取り組んでいるのが、中1英語、つまり英検5級の範囲を使ったライティングです。
新しい文法や単語を覚えるというより、すでに学んだ文法や単語を使って、ひたすら英文を書く練習をしています。
知っている文法や単語を使って実際に英文を書くことで、今までに学んだことを少しずつ使える形にしていくことが目的です。
今は、すでに学んだことを使う練習を重ねることを優先しています。
もう少し力がついてきたところで、改めて3級の学習に取り組めればと思っています。
まとめ|予習をやめて、今の学びを大切にする

以前は「次はこれ、その次はこれ」と、少し先まで進めることばかりを考えていました。
けれど、予習をやめてからは、すでに学んだことを繰り返しながら、今の長女に合ったペースで進めることを意識するようになりました。
予習そのものが悪いわけではありません。子どもによっては、先に内容を知っておくことで安心して学べることもあると思います。
一方で、長女の場合は、まだ習っていないことを一人で学ぶよりも、一度学んだことを繰り返し、少しずつ使えるようにしていくほうが合っていました。
「もっと先へ」だけが学習ではありません。今できることを大切にしながら、その子に合う進め方を探していくことも、英語学習を続けるうえで大切なのだと感じています。
