アメリカには、タコスやブリトーなどのメキシカン料理で溢れています。メキシコからの移民も多く、気軽にお店で食べられ、家で簡単に作ることができることから、アメリカでも多くの人に愛されているメキシカンフード。その中でも、「ナチョス」というメニューはアメリカの飲み屋やレストランでよく見かける人気フードです。日本ではあまり馴染みはありませんが、その歯ごたえやカスタマイズできる具材でしっかりっと食事としても、お酒のつまみとしても楽しめます。今回は、そんな「ナチョス」について紹介していきます。
「ナチョス」って何?アメリカではどう食べられているの?

チョス(nachos)は、トルティーヤチップス(とうもろこしから作った薄くてパリパリのチップス)に、チーズやその他の具材をかけたメキシコ風スナックです。アメリカでは非常に人気があり、スナックとしてだけでなく、軽食やパーティーフード、スポーツ観戦のお供として定着しています。
ナチョスとは?
ナチョスは、基本的にはトルティーヤチップスをベースに、とろけるチーズ(チェダーやモントレージャックが多い)などの具材がかかっています。
ここに加えて、次のようなトッピングを乗せるのが一般的です:
- ハラペーニョ(青唐辛子のスライス)
- サワークリーム
- ワカモレ(アボカドディップ)
- サルサ(トマトベースの辛味ソース)
- 牛ひき肉(タコス風に味付け)
- 豆(リフライドビーンズ、ブラックビーンズなど)
アメリカでのナチョスの位置づけ
食べられる場所としては、ファストフード店(Taco Bellなど)やメキシカンレストラン(Tex-Mex)、スポーツ観戦のスタジアムやアリーナ(チーズナチョスが定番)、家庭のパーティーや映画鑑賞時のおつまみが多いです。
食べられるシーン
一般的にアメリカでは、ナチョスはスーパーボウルなどのスポーツイベントで人気なメニューの一つです。ビールやソーダと一緒に食べるおつまみとして定番とされています。また、手軽なランチや夜食としても活躍しています。チップスやチーズはお店で買えるものなので、家にストックしておけば食べたいときにすぐ作ることができます。
ナチョスの起源
ナチョスはもともと1940年代のメキシコ北部のピエドラ・ネグラ(Piedras Negras)という町のレストラン「Victory Club」で生まれました。アメリカ人客に即席で出された料理が始まりとされます。作った料理人の名前イグナシオ・アナヤ(Nacho Anaya)、通称「ナチョ(Nacho)」が料理名の由来になっています。きっかけは、ある日、アメリカ人女性たちのグループが閉店間際に店を訪れ、何か軽食を求めたこと。厨房のスタッフが不在だったため、アナヤ氏が自ら冷蔵庫にあるものを使って即席の料理を創作し、トルティーヤチップスに溶かしたチーズ(アメリカンチーズ)とハラペーニョをのせたものを提供したと言われています。この即席料理が後に「ナチョス」と呼ばれるようになりました。
参考:Wikipedia
ちなみに、アメリカでは、毎年11月6日が「ナチョスの日(National Nacho Day)」として記念されています。
最近のナチョスのトレンド
最近のナチョス界隈では、従来のチーズとチップスの組み合わせを超えて、以下のような 革新的で多様なトレンド が注目されています。
シャルキュトリーナチョス
ポテトチップスをベースに、ブリやパルミジャーノなどのアーティザンチーズ、プロシュートやサラミ、ホットハニー、バルサミコグレーズなどをトッピングした、チャルキュトリーボード風の贅沢モダンフュージョンナチョスが流行っています。インスタ映えすると話題です。
アジアンナチョス
近年のアメリカでのアジアンブームに乗じて、アジアンなフレーバーのナチョスも開発されています。例えば、揚げワンタンチップ、ピーナッツソース、ワサビクリームのアジアンナチョスや、ハマスやフムスとオリーブ、きゅうりをのせたヴィーガンバージョンを見かけることもあります。
ヴィーガン向けのナチョス
ヴィーガンのアメリカ人もふえてきたことから、豆類、キヌア、プラントベースチーズなどを活用したヘルシー系も急増中です。
デザート系の甘いナチョス
スイーツ版のナチョスが最近、TikTokで流行しています。チョコチップクッキーをベースに、ホワイトチョコソースやマシュマロで作る“サワークリーム風”、チェリーで“トマト風”をトッピングする遊び心あふれるデザートナチョスが登場 しています。甘いものでたっぷり自分を甘やかしたい場合におすすめです。
DIYスタイルでお好みのナチョスにも
家庭でナチョスを作る場合には、自分の好きなようにアレンジすることができます。お店によっては、DIY(Do it yourself)スタイルで、自分の好きなトッピングを追加して注文することが可能です。例えば、メインのお肉をチキン、ポーク、牛ステーキなどから選び、好みのチーズを乗せます。辛い物が好きならたっぷりとハラペーニョをかけたり、野菜が欲しければ好きなサルサやチョップド野菜を乗せることができます。
お家でのナチョスの作り方

ここでは、お家でできるナチョスの作り方を紹介します。お家にある物でも簡単にできるし、例え一種類材料が足りなくてもそれなりに美味しくできます。ぜひ次のパーティのアイディアに活用してみて下さい。
お肉付きナチョスのレシピ(2~3人分)
【材料】
メイン:
- トルティーヤチップス:1袋(150〜200g)
- 牛ひき肉:200g(合挽きでもOK)
- 玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
- にんにく:1片(みじん切り)
- オリーブオイル:大さじ1
味付け(タコス風味):
- クミンパウダー:小さじ1
- チリパウダー:小さじ1
- パプリカパウダー:小さじ1(なくてもOK)
- 塩・こしょう:適量
- トマトペースト or ケチャップ:大さじ1
トッピング:
- ピザ用チーズ:たっぷり(100〜150g)
- トマト:1個(角切り)
- アボカド or ワカモレ:適量
- サワークリーム:適量
- ハラペーニョ:お好みで(スライス)
作り方
① ひき肉を炒める
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを炒める。
- 玉ねぎがしんなりしたらひき肉を加え、しっかり火を通す。
- クミン、チリパウダー、パプリカ、塩こしょう、トマトペーストを加えてよく混ぜ、味を調える。
- 水分が飛ぶまで中火で煮詰めたら、火を止める。
② ナチョスを組み立てる
- 耐熱皿やオーブン皿にトルティーヤチップスを広げる。
- 炒めたひき肉をその上にまんべんなくのせる。
- ピザ用チーズをたっぷりふりかける。
③ 焼く
オーブンまたはトースターで、**チーズが溶けるまで(200℃で約5〜10分)**焼く。
④ トッピングする
焼きあがったら、トマト、アボカド、サワークリーム、ハラペーニョなどをお好みでトッピング。
アレンジのヒント
コーンやブラックビーンズを加えると、さらに本格的になります。また、 チーズはチェダーやモッツァレラのミックスがおすすめです。 辛めが好きなら、ホットソース(タバスコなど)をかけても良いでしょう。
「ナチョス」は気軽に食べられる楽しいおつまみ
「ナチョス」はアメリカにいると様々なレストランで見かけることがある人気のフードです。ビールなどのお酒にも合い、そのサクサクとしたチップスの食感と、チーズやアボカドなどの具の組み合わせが口の中で広がります。見た目もゴージャスで、パーティやちょっとしたイベントにも映えるアイテムです。ぜひ参考にしてみて下さい。
