ビジネスシーンで「関係者各位」という言葉を使う機会は多いですが、これを英語でスマートに表現する方法をご存知ですか?

この記事では、状況に応じた「関係者各位」の英語表現と、それにまつわるビジネス英語のポイントを紹介します。

「各位」って英語で何て言う?

「各位」って英語で何て言う?

日本語の「各位」は、特定のグループや関係者全員に宛ててメッセージを送る際に使われる便利な表現のひとつです。

フォーマルな場面で使える「各位」の英語表現

ビジネスメールや公式文書など、フォーマルな場面で「関係者各位」と伝えたい場合は、以下の表現がよく使われます。

  • To Whom It May Concern
    この表現は、特定の個人ではなく、関係するすべての人に宛てた、ごく一般的なフォーマルな表現です。「ご担当者様」というニュアンスで使われることもあります。
    例文:To Whom It May Concern, please be advised that the office will be closed on Friday.
  • Dear Sir/Madam
    これもフォーマルな表現ですが、性別が不明な個人に宛てる場合によく使われます。
Aさん
最近では、よりジェンダーニュートラルな表現として「To Whom It May Concern」が選ばれることが多いです。

something you write at the start of a formal letter or notice when you do not know exactly who it should be sent to:
Address your cover letter to the hiring manager. Otherwise, begin it with “To whom it may concern”.

Cambridge Dictionary. “To Whom It May Concern”. 

  • To All Concerned
    「関係各位の皆様へ」というニュアンスに近いです。
    例文:To All Concerned, the project deadline has been extended to next week.
  • To All Relevant Parties
    「関連するすべての関係者へ」という意味です。

セミフォーマル・インフォーマルな場面で使える「各位」の英語表現

社内メールや、ある程度関係性が築けている相手への連絡など、そこまで堅苦しくない場面では、以下の表現も使えます。

  • Dear Team,
    チームメンバー全員に宛てる場合に最適です。
  • Dear Colleagues,
    同僚全員に宛てる場合に。

「関係者各位」の皆様へメールで伝える際のポイント

「関係者各位」の皆様へメールで伝える際のポイント

メールで「関係者各位」にメッセージを送る際には、以下の点に注意すると良いでしょう。

  • 件名で内容を明確に
  • 簡潔かつ明確な本文

宛先を「各位」とする英語メールのフレーズ例

実際にメールで「関係者各位」に連絡する際の具体的なフレーズを見ていきましょう。

会議の通知の場合

Subject: Important: Project X Meeting Rescheduled

Dear Team,

Due to personal circumstances, I will need to reschedule our meeting for Project X. The new date and time will be announced shortly. Thank you for your understanding.

Best regards, [Your Name]

この例文では、個人の事情により会議を延期する旨を「Due to personal circumstances」と丁寧に伝えています 。

緊急連絡の場合:

Subject: Urgent: Office Closure Tomorrow
To All Concerned,
Please be advised that the office will be closed tomorrow, June 26th, due to unforeseen circumstances. We apologize for any inconvenience this may cause.
Thank you, [Your Name]

「Due to unforeseen circumstances」は「予期せぬ事情により」という意味で、緊急性のある連絡に向いています。

関係者に英語でビジネスの連絡をするコツ

「各位」の表現とほぼ共通していますが、「関係者」の英語表現としてチェックしておきましょう。

特定の個人ではなく、関係するすべての人に広く通知したい場合は、最もフォーマルでシーンを選ばない表現として「To Whom It May Concern」があります 。ちょうど日本語の「ご担当者様」に近いニュアンスでも使われ、相手の部署や名前が分からない場合にも便利です。

To whom it may concern… (= used for example, at the beginning of a public notice or of a job reference about somebody’s character and ability)

Oxford Learner’s Dictionaries. “concern”.

次に、関係者全員に通知する場合は「To All Concerned」がぴったりです 

Aさん
より具体的に「関連するすべての関係者へ」と伝えたい場合は、「To All Relevant Parties」という表現も効果的です。

社内向けのコミュニケーションで、チームメンバー全員に宛てる場合は「Dear Team,」がおすすめです。また、同僚全員に宛てる場合は「Dear Colleagues,」が自然でしょう。これらは、「関係者各位」というよりは、より具体的なグループを指す表現となります。

Aさん
このように、「関係者」と「各位」は日本語でも英語でもセットで使われる場合が多いため、英語表現も共通しているケースが大半です。

お客様へ向けた英語表現のポイント

お客様への冒頭の挨拶としては「Dear Customer,」が広く使われます。複数のお客様に宛てる場合は「Dear Valued Customers,」とすることで、「大切なお客様各位」というニュアンスを伝えることができます。

具体的な連絡内容によって、以下のような表現が使われます。

お知らせの場合

  • We are pleased to inform you that…
    (~をお知らせできることを嬉しく思います)
  • Please be advised that…
    (~にご留意ください)
  • Kindly note that…
    (~にご注意ください)

いずれも、新サービス開始や営業時間変更など、お客様にとって有益な情報や重要な変更を伝える際に役立ちます。

感謝を伝える場合

  • Thank you for your continued support.
    (平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます)
  • We appreciate your business.
    (いつもお世話になっております)

上記のフレーズは、お客様への感謝の気持ちを伝える際に、メールの結びや挨拶文として活用できます。

お詫びの場合

We sincerely apologize for any inconvenience this may cause.
(ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません)

Aさん
問題発生時やサービスの停止など、お客様にご不便をおかけする際に、誠意を伝えるために重要な表現です。

まとめ:スマートな英語表現で「関係者各位」を上手に伝えよう!

今回は、「関係者各位」の英語表現を中心に、ビジネスシーンや個人的な事情を伝える際に役立つ英語フレーズを紹介しました。
TPOに合った表現を使いこなすことで、よりスムーズで丁寧なビジネスコミュニケーションが可能になります。