訪日外国人旅行者の数は年々増加しており、2025年4月の訪日外国人旅行者数は約390万人を記録するなど、インバウンド需要は過去最高レベルに達しています。
こうした背景の中で、日本の温泉旅館も多くの外国人ゲストを迎えるようになり、英語での接客スキルが現場スタッフに強く求められています。
とはいえ、「単語が出てこない」「言い方が分からない」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、温泉旅館で働くスタッフのために、職種別に覚えておきたい英単語とフレーズ、そして実践的な英会話ロールプレイをご紹介します。
短いフレーズでも、心のこもった英語で「おもてなしの心」はしっかり伝わります。
接客の現場ですぐに使える英語力を、ここから一緒に身につけていきましょう!

参照:観光庁|インバウンド消費動向調査

職種別:お役立ち英単語&お役立ちフレーズ

日本の旅館スタッフの仕事を英語で伝える!仲居・フロント・温泉案内の仕事内容を英語で解説

ここでは温泉旅館で働く主な職種ごとに、よく使われる英単語と定型フレーズを紹介します。すべて現場ですぐに使える実用的な表現を厳選しています。

フロントスタッフ編

英単語:

英単語 意味
reservation 予約
check-in チェックイン
passport パスポート
room key 部屋の鍵
payment 支払い

使えるフレーズ:

  • Do you have a reservation?(ご予約はされていますか?)
  • May I see your passport, please?(パスポートを拝見できますか?)
  • Here is your room key.(こちらが部屋の鍵です。)
  • Please fill out this form.(この用紙にご記入ください。)

仲居(部屋・食事案内)編

英単語:

英単語 意味
futon 布団
yukata 浴衣
tea set お茶セット
meal 食事
tatami room 畳の部屋

使えるフレーズ:

  • This is your room.(こちらが客室です。)
  • Please take off your shoes here.(こちらで靴をお脱ぎください。)
  • The futon will be prepared later.(布団は後ほど敷きます。)
  • Your dinner will be served at 6:30.(夕食は6時半に提供されます。)

清掃スタッフ編

英単語:

英単語 意味
towel タオル
amenity アメニティ
trash ゴミ
clean 掃除する
housekeeping 清掃係

使えるフレーズ:

  • May I clean your room now?(お部屋の清掃に入ってもよろしいですか?)
  • I’ll replace the towels.(タオルを交換いたします。)
  • Please let us know if you need more amenities.(アメニティが必要であればお知らせください。)

食事係編

英単語:

英単語 意味
breakfast 朝食
dinner 夕食
dining area 食事処
allergy アレルギー
dish 料理

使えるフレーズ:

  • Breakfast is served from 7:00 to 9:00 a.m.(朝食は7時から9時の間です。)
  • Please come to the dining area at your reserved time.(ご予約の時間に食事処へお越しください。)
  • Do you have any food allergies?(アレルギーはございますか?)

温泉マナー説明編

英単語:

英単語 意味
onsen 温泉
wash 洗う
towel タオル
naked
bath 湯船、浴槽

使えるフレーズ:

  • Please wash your body before entering the bath.(湯船に入る前に体を洗ってください。)
  • Do not bring your towel into the bath.(タオルは湯船に入れないでください。)
  • Please be quiet in the onsen area.(温泉内では静かにお願いします。)

職種別:英語ロールプレイング|実践で学ぶ“おもてなし英会話”

フロントスタッフの仕事内容を英語で説明しよう|旅館の顔としての役割

ここでは、温泉旅館で実際によくある接客シーンをもとに、ロールプレイ形式で会話例をご紹介します。すぐに現場で使えるフレーズが自然な文脈の中で学べます。

シーン① チェックイン(フロント)

Staff
Welcome to Yamada Onsen Ryokan. Do you have a reservation?
(山田温泉旅館へようこそ。ご予約はされていますか?)

Guest
Yes, I reserved a room under the name Michael Johnson.
(はい、「マイケル・ジョンソン」で予約しています。)

Staff
Thank you. May I see your passport, please?
(ありがとうございます。パスポートを拝見できますか?)

Guest
Sure. Here it is.
(はい、どうぞ。)

シーン② 客室案内・布団説明(仲居)

Staff
This is your room. Please take off your shoes here.
(こちらがお部屋です。こちらで靴をお脱ぎください。)

Guest
Okay. Is this the futon?
(わかりました。これは布団ですか?)

Staff
Yes. We will set it up for you later this evening.
(はい。今晩、こちらで布団を敷かせていただきます。)

シーン③ 温泉マナー説明

Staff
The onsen is open from 3:00 p.m. to 10:00 p.m.
(温泉は午後3時から午後10時までご利用いただけます。)

Staff
Please wash your body before entering the bath.
(湯船に入る前に体を洗ってください。)

Guest
Should I bring my towel into the bath?
(タオルは湯船に持ち込んでもいいですか?)

Staff
No, please keep your towel outside the bath.
(いいえ、タオルは湯船の外に置いてください。)

シーン④ 食事の提供と説明

Staff
Good evening. This is your dinner. We have sushi, grilled fish, and tempura.
(こんばんは。こちらが夕食です。お寿司、焼き魚、天ぷらなどをご用意しました。)

Guest
Everything looks delicious! Is there any wasabi in the sushi?
(どれも美味しそうですね!お寿司にわさびは入っていますか?)

Staff
Yes, but if you prefer, I can bring one without wasabi.
(はい、入っていますが、ご希望でしたらわさび抜きのものをお持ちします。)

まとめ|英語でのおもてなしは「単語+一言」で十分伝わる

温泉旅館は、日本の伝統や文化を体験できる特別な宿泊施設として、外国人観光客から高い評価を受けています。JNTOの発表によると、2025年4月の訪日外国人旅行者数は過去最高の約390万人を記録しており、今や“英語でのおもてなし”は旅館スタッフにとって不可欠なスキルとなりつつあります。
しかし、完璧な英語を話す必要はありません。この記事で紹介したように、基本的な単語と短いフレーズを覚え、簡単な会話の流れを理解しておくことが最も重要です。チェックイン、部屋案内、温泉の使い方、食事の説明など、実際の接客場面を想定したロールプレイを繰り返すことで、自然と英語での接客力が身につきます。
心のこもった笑顔と「伝えたい」という気持ちがあれば、シンプルな英語でも十分に伝わります。
毎日の接客の中で少しずつ実践しながら、“世界のお客様を迎える力”を高めていきましょう。

参照:JNTO|訪日外客統計