フランス南部、プロヴァンス地方にある小さな町オランジュ(Orange)。この町には、2000年以上前の古代ローマ時代から残る遺跡があります。
その中心がローマ劇場(Roman Theatre of Orange)と凱旋門(Triumphal Arch of Orange)です。
劇場は紀元1世紀、初代皇帝アウグストゥスの時代に建てられ、当時の演劇文化の舞台となりました。そして町の北には、ローマの勝利を記念する大きな凱旋門がそびえています。この2つはユネスコの世界遺産に登録されています。
英語で表現するときに役立つフレーズを交えながら、歴史や魅力を一緒に見ていきましょう。
オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」とは?

英語では、Roman Theatre and its Surroundings and the “Triumphal Arch” of Orangeといいます。
オランジュは、フランス南部のヴォクリューズ県にある人口約3万人の町。ローヌ渓谷に位置します。
この町には、古代ローマの栄光を伝える2つの象徴的な遺跡があります。ローマ劇場と凱旋門です。
これらは町の歴史だけでなく、ヨーロッパ全体におけるローマ文化の影響を知る手がかりとなっています。
オランジュってどんな町?
英語で言うと Orange(オレンジ)。紀元前にはケルト人が住み、「アラウシオ(Arausio)」と呼ばれていました。
太陽の光に恵まれた町並みは、南仏らしい明るさにあふれています。観光の中心は世界遺産ですが、地元の市場やカフェに立ち寄ると「日常のフランス」も楽しめるのが魅力です。
オランジュの歴史
紀元前はケルト人の拠点でした。紀元前1世紀、ローマ帝国が支配し、都市として発展。1世紀にはアウグストゥス治世下でローマ劇場が建設されました。
中世以降は、神聖ローマ帝国やオランジュ公国の領地となり、17世紀にルイ14世が支配し、フランス領となります。
町の名前「オランジュ」は、古いオランダ語の「Oranje」に由来します。
世界遺産としての価値
オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」は、1981年ユネスコの世界遺産に登録されます。2007年には「ローマ劇場」と「凱旋門」の周囲緩衝地域が設定され拡張されました。
登録された理由は?
世界遺産に登録されたのは、次のような理由からです。
- ローマ帝国の重要な都市文化を証明する例。劇場と凱旋門は、ローマ時代の市民生活と文化的行事の中心であり、当時の社会の繁栄が映し出されている
- 歴史的な出来事や文化的伝統を伝える建造物。ローマ帝国の支配とその影響を伝える遺産である
- 保存状態の良さと建築技術の高さ
覚えておきたい英語
この記事に出てくる英語を紹介します。今すぐ使える英語なので、ぜひ覚えてください。
heritage – 遺産
This theatre is a UNESCO World Heritage site.
この劇場はユネスコ世界遺産です。
arch – アーチ、門
The triumphal arch was built to celebrate a Roman victory.
その凱旋門はローマの勝利を祝って建てられました。
audience – 観客
The theatre could hold more than 10,000 audience members.
劇場は1万人以上の観客を収容できました。
relief – 浮彫、レリーフ
The arch is decorated with detailed reliefs.
凱旋門には精巧なレリーフが施されています。
preserve – 保存する
Orange has preserved its Roman heritage remarkably well.
オランジュはローマ遺産を見事に保存しています。
旅先で使える英会話フレーズ
旅先で、感動を共有したくなったときに使える英語フレーズを紹介します。
訳)わあ、このローマ劇場すごい!2000年以上前のものだなんて信じられない。
訳)そうだね。今でもコンサートに使われているんだよ。当時ここに座っていたらって想像してみて!
訳)この劇場、本当に大きいね。何人くらい入れたの?
訳)およそ1万人だよ!
訳)あの凱旋門を見て。彫刻がとても細かいわね。
訳)ガリア人に対するローマの勝利を表しているんだ。ここでは歴史が本当に生き生きと感じられるね。
おすすめ見どころ

南フランスを訪れたら、ぜひオランジュのローマ劇場と「凱旋門」にも足を運んでみてください。見どころをご紹介します。
ローマ劇場
この劇場は紀元1世紀、初代皇帝アウグストゥスの命によって建設されました。高さ37m、幅100mを超える舞台の背後の大壁は、古代ローマ劇場としては世界的にも数少ない現存例で圧倒されます。
周囲の環境とも調和しており、効果的に音響を設計されています。観客席の傾斜は視界を確保しつつ、音が舞台からすべての席に届くよう設計されており、ローマ建築の精巧さを実感できます。
また、舞台背後の壁にはかつてアウグストゥスの像がありました。1951年にその像が発見され、現在は劇場内に展示されています。
もう一つの魅力は、現代でも息づいている劇場であること。夏には芸術祭が開催されています。
「凱旋門」
町の北側に位置するのが、オランジュの凱旋門です。アウグストゥスの治世下に建築されたといわれています。
外壁には戦闘シーンや武具をモチーフにした精緻なレリーフが刻まれています。そこには鎖でつながれたガリア人の姿も描かれており、ローマ帝国の勝利と支配を強烈に示しています。
現在も周辺は広場として整備され、近づくと細部まで刻まれたレリーフの迫力に圧倒されます。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!
オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」は、フランスにありながらも「古代ローマ」を実感できる場所です。
現地を訪れて、英語でその魅力を表現できれば、旅の思い出もさらに心に刻まれます。
世界遺産を学ぶことは、英語学習にも大きなヒントになります。次の旅ではぜひ「英語で感動を共有する」ことに挑戦してみてください。
