今回は、英語で日記を書くことをおすすめする記事となっています。英語を勉強したいけれど、日本に住んでいる限りなかなか英語に触れる機会がないということはありませんか?自主的に海外ドラマを見たり、洋画を見てリスニングを極めることはできても、それはインプットだけ。自らが主体となって能動的に英語を使うなら、スピーキングの練習をするかライティング力を鍛えるべきでしょう。しかし、話し相手がいないとなると、できるのはライティング!ここで使って欲しいのが毎日できる日記なのです。英語で日記をどう書くか、その方法をご紹介しましょう。

英語で「日記」はDiary

日記帳などにはDiaryと書かれていたりするので、英語で「日記」を何と言うのか皆さんもうご存知ですね。ここでもし文化の違いがあって、日本には毎日の出来事を記すという習慣があっても、英語圏でなかったらDiaryという言葉すら生まれなかったのでしょうね。同じ日記をつけるということを世界中の多くの人がやっていると思うと、なんだか国は違っても人間のすることは同じなのだと考えさせられます。

英語での日記の書き方

英語での日記の書き方

では、英語で日記を書く方法をご紹介していきましょう。「まだまだ英語のレベルが低いから最初に何を書いたらいいかわからない・・・」とならないよう、コツやおすすめの方法を伝えます。

日記はスマホではなく紙ベースで書こう!

英語で日記を書く時、おすすめはスマホアプリではなく紙に書くことです。スマホは便利なもので、日本語の予測変換と同じように英語もスペルの予測変換が使えます。これはとても便利でミスがない文章を作れるのですが、しかし英語の勉強にはなりませんよね。

自分でスペルを覚えて書けるようにならなくては、英単語が書けるようにはなりません。日本語でも、最近はパソコンばっかりだから読めても書けない漢字が増えたと言っている人も多いです。英語は勉強しているのですから、このような現象に陥ってはいけません。ですから、スマホを使った英語での日記は避けたいのです。

その日の体調を書こう!

英語で日記をつけられるほどの単語力や文法力がないと自信がない場合は、まずその日の自分の体調を記録しておきましょう。ここで使う単語は簡単なものですし、文法力もほとんど必要ありません。中学の授業でやった、「How are you?」「I’m fine, thank you.」というやりとりでいいのですから。使える単語は以下に並べたので、そういえばこんな単語もあったなと思い返してみてください。

  • 「fine(元気)」
  • 「tired(疲れている)」
  • 「sick(調子が悪い)」
  • 「have a fever(熱がある)」
  • 「have a stomachache(腹痛がある)」

その日出かけた場所を書こう!

日記はその日に行った場所を記載することも多いので、場所に関する単語も知っておきましょう。こちらも日常的に使うものが多いとシンプルで思い返しやすいので安心してください。以下によく使う場所を載せておきますね。

  • 「school(学校)」
  • 「office(会社、事務所)」
  • 「station(駅)」
  • 「cafe(カフェ)」
  • 「supermarket(スーパー)」
  • 「department store(百貨店)」

「主語+動詞」を徹底して守ろう!

英語でのライティングに慣れていない場合は、とりあえず英語の文法ルールの基礎中の基礎である、「主語+動詞」を徹底して守ってみましょう。最初は短文でも、同じような文章ばかりになってしまっても構いません。この基本に忠実にライティングを進めることによって、ケアレスミスを防ぐ効果があるからです。

注意点は、日記はその日に起こった出来後を書くのですから、動詞はほとんどすべて過去形になるということです。将来やりたいことや、明日したいことを書くなら別ですが、過去形は日記の基本です。使える動詞をまとめてみたのでこちらも参考にしながら書いてみてください。

  • I went to~.「~に行った。」
  • I made(cooked)~.「~を作った(料理した)。」I took a walk.
  • I ate~.「~を食べた。」
  • I slept~.「寝た。」

感想を書いてみよう!

日記には、その日に起きた出来事だけでなく、それに対して自分はどう思ったのかを書くことも多くありませんか?中には、日々疲れてなんだか愚痴祭りになってしまっているという人も・・・。しかし、たとえネガティブな感情だとしても、それを日記の中で吐き出せるのは良いことです。誰にも迷惑をかけずストレス発散になっているのならその習慣はむしろ良いものでしょう。

英語では、感情を表す表現の代表に以下のようなものがあります。先ほどは起こったことを一般動詞を使って表しましたが、感情はbe動詞を使って表します。I was~.という形で作るので、この中に以下の感情を入れて文章を作成してみましょう。

  • 「happy(幸せ、うれしい)」
  • 「excited(ワクワクしている)」
  • 「relaxed(リラックスしている)」
  • 「sad(悲しい)」
  • 「annoyed(イライラしている)」

接続詞を上手く使おう!

英語で日記を書き始めた時、どうしても短文で、同じような言い回しばかりの幼稚な文章になってしまうという悩みが出てきます。これはレベルが上がるまで仕方のないことなのですが、できれば大人な日記にしていきたいですよね。そんな時は、ズバリ「接続詞」を上手く使いましょう!

接続詞とは、butやandなど、その名の通り文と文との接続する役割を持つ品詞のこと。これを使えば、単調な文章も長くなり、内容が濃い一文を作ることができるのです。例として以下を見てみましょう。

I ate a piece of cake. I was happy.「私はケーキを食べた。私は幸せだった。」

これを接続詞を使って繋げて見ると・・・

I was happy because I ate a piece of cake.「私はケーキを食べたので幸せだった。」

同じような言い回しとしてsoという接続詞も使えるので、上記の文章を少し変えてみると以下のようにも表せます。

I ate a piece of cake, so I was happy.

どうでしょう。ちょっと感じが変わりませんか?接続詞を使えばこのように2つの文章を1つにしたり、もっとたくさんの文をくっつけることができます。日記というとどうしても主語はIになりがちなので、その文章が多いと幼稚に見えてしまうのですよね。それを接続詞で文を連結することで大人な文に変えていきます。内容は同じなのにワンランク上に見えるので、ぜひ接続詞はたくさん使ってみてください。

まとめ

英語での日記の書き方

英語で日記を書く時にどうしたらいいか、もちろん日本語で書くのと同じように書ければ言うことはありませんが、学生時代に能動的な英作文練習をほとんどやらせてもらえなかった日本人はライティングが非常に苦手です。日記は誰に採点されるものでもないのですから、あまり気負わず、正しい文法を使わなくてはいけないだとか、適切な英単語を選ばなければいけないなど考えずに思うまま書いてみましょう。慣れてきたらよく使う単語もわかるようになってくるので、頻出する単語から覚えていきます。こうして英語力を徐々に磨いていく方法もアリですよ?