今、四則演算について英語で言えるかと聞かれたらどうですか?意外と言えないという方も多いのではないでしょうか。英語学習は中学生の時からやってはいるものの、なぜか計算についての英語は習わないんですよね。学生時代ですから結構身近なものですし、習っても不思議ではないものなのですが、英語で数学に近いものというと数字や序数くらいしか習いません。では、一体足し算や引き算、分数なんかは英語でどう表すのでしょうか。今回は計算について英語で言えるように深掘りしていきます!
「計算」にも色々な英単語がある
ではまずは、「計算」を英語でどう言うのかについて知っておきましょうか。普通は「calculate」で大丈夫です。「計算する」という意味で、一般的に使われます。
しかし、計算にも色々な種類があって、それぞれに使われる英語も異なります。それらについてニュアンスを掴んでおきましょう。
compute
Computeは、コンピュターによる計算、つまり高度な計算のイメージですね。もうスペルがほぼコンピューターですし、動詞があったのかとびっくりした方もいるのではないでしょうか。
訳すと「計算する、算定する、見積もる」となり、日本語だともっぱら「計算する」で通じるような言葉でしょう。
We collected the result of the computations.
訳)計算結果を集めたよ。
OK. Now it’s my turn.
訳)わかった。じゃあ次は俺の出番だね。
reckon
reckonは、予算や費用を大まかに算出する時に使われます。正確で厳密な計算とはちょっと異なりますね。訳には「計算する、勘定する、清算する」と書かれていたりします。
I have to reckon the cost before I purchase the air ticket.
訳)航空券を買う前に費用を計算しなきゃ。
Yes, you should.
訳)そうだね、そうすべきだよ。
count
countは、何かを数えるイメージですね。これは中でも日本語でも使われている表現なので覚えやすいかと思います。訳は「数を数える、計算する」がスタンダードです。
I have to count calories to lose weight.
訳)ダイエットするためにカロリー計算しないといけないや。
Oh, good luck.
訳)まじか、頑張って。
足し算
さあ、では具体的に計算式などを英語で何と言うのかを見ていきましょう!まずは足し算から。「足し算」は「addition」と言います。「足す」という動詞に「add」とありますが、これを知っていればなんとなくわかるかもしれませんね。そして計算式で使う記号「+」は「plus」と言います。これは日本語でもお馴染みですよね。
ということは、例えば「5+6=11」を英語で言いたいなら、“5 plus 6 is 11”となります。「=」は「equals」とも言えるので、“5 plus 6 equals 11”でも良いです。
引き算
引き算は「subtraction」と言い、「-」は「minus」ですから、「5-4=1」なら“5 minus 4 equals 1”となります。
ただ、動詞に「Subtracted」というものもあるので、これを使って“4 subtracted from 5 leaves 1”と言うこともできます。この場合、計算式通りの数字の並びにならないことに注意しましょう。訳すと、「5から1を引くと4」という感じですかね。4が何かから何かを引かれた結果であることを示しています。
掛け算
掛け算は「Multiplication」と言い、動詞に「multiplied」があるのでこれを使うか、もしくは「time」を使います。
「5×2=10」だったら“5 multiplied by 2 equals 10”と言うか、“5 times 2 is 10”と表現したらOKです。
割り算
割り算は「division」で、動詞の「divided」を使って表現します。
「18÷9=2」なら“18 divided by 9 equals 2”ですね。
分数
ちょっと踏み込んで分数まで行ってしまいましょうか。分数は「fraction」と言います。分数を英語で読む時には注意が必要で、分母ではなく分子から読むことに気を付けましょう。そして分母は序数を使う表現があることにも注意しましょう。
3/5なら“Three-fifths”か”Three over five”ですね。
ただ、分数は分子が1の時には別の表現もできます。1/3だったら“One over three”だけでなく“A third”も使えるんです。
他にもちょっと特殊な言い方があるのでまとめてご紹介しておきましょう!
1/2は“A half”
1/4は“A quarter”
それぞれキリの良いところには別の言い方があり、そちらで言われることもあると覚えておいてくださいね。
まとめ
英語での計算式の読み上げ、見て理解はできても声に出して言うことはなかなかできません。学校であまり習わない表現なので、多くの方が大人になってから自分から学びに行ってやっと読めるようになる類ですね。知っていれば結構得意げになれるので、友達などに問題として出してみてはいかがでしょうか。