コロンビアのマグダレナ川(Magdalena River)のほとりにある美しい街、サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区(Historic Centre of Santa Cruz de Mompox)はユネスコの世界文化遺産に登録されています。白壁の家々が並び、コロニアル様式の街並みは絵画のような風景です。この魅力的な街の歴史や見どころを英語フレーズを交えてご紹介します。
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区とは?

この街の名前、「Santa Cruz de Mompox」は、先住民族の首長「モンポ」の名とカルタヘナ総督のフアン・デ・サンタ・クルスから由来しているといわれています。
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史
この街は、1540年頃に設立されたと言われています。スペイン植民地時代には、マグダレナ川を利用してカリブ海沿岸の港町 カルタヘナと内陸部を結ぶ交通・貿易の要所として発展しました。
また、19世紀初頭、独立運動期において、シモン・ボリバルが1812年にモンポスに到着し、約400人の地元兵を徴募したという記録もあります。
その後、20世紀初頭には川に堆積物がたまり川の流れが変わったことで、他の街に取って代わられたといわれています。
このような歴史的な経緯があるため、現在もコロニアル時代の街並みがよく残っており、歴史好き・建築好きにはたまらない場所となっています。
カラフルな街並み
モンポスの魅力のひとつは、その「色」です。白壁のコロニアル様式の家々が川沿いに並び、それぞれの扉・手すり・格子が鉄の装飾で彩られています。例えば、コロニアル・イエロー(colonial yellow) と呼ばれる黄色の外観をした教会や建物も存在し、訪れる人を明るい気分にさせてくれます。
建築の保存状態が良好であることもポイントで、18〜19世紀に栄えたときには600棟規模の建物がある大きな町だったという話もあります。
世界遺産としての価値
サンタ・クルス・デ・モンポスの歴史地区(Historic Centre of Santa Cruz de Mompox) は、1995年に ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
登録された理由は?
主に次のような点が評価され、世界文化遺産に登録されました。
- モンポスの白壁の家々や歴史ある教会群は、16〜18世紀のスペイン植民地都市の姿を今に伝える貴重な例である。コロニアル様式の建物や当時の街並みが良好に保存されている。
- マグダレナ川沿いに築かれたモンポスは、自然と共に生きる町として評価されている。洪水を避けるための盛り土や水運を生かした生活など、人々の知恵と自然との調和が今も息づいている。
UNESCO World Heritage Convention:Historic Centre of Santa Cruz de Mompox
覚えておきたい英語
この記事本文で登場した英語フレーズ・単語をピックアップしました。あらかじめ覚えておけば、旅先でも英語で会話ができますね。
historic town(歴史ある町)
Mompox is a beautiful historic town in Colombia.
モンポスはコロンビアの美しい歴史ある町です。
well-preserved(よく保存された)
The historic centre is remarkably well-preserved.
歴史地区は驚くほどよく保存されています。
walk around(歩き回る・散策する)
Let’s walk around the town and take some photos!
町を歩き回って写真を撮りましょう!
step back in time(時をさかのぼる)
Walking through Mompox feels like stepping back in time.
モンポスを歩くと、まるで時をさかのぼったような気分になります。
旅先で使える英会話フレーズ
旅先でこの街の魅力を英語で語るための実践的な会話例を紹介します。
訳)わあ、このカラフルなコロニアル様式の家並み、とっても魅力的だね!
訳)本当だね。実はこの歴史地区、1995年に世界遺産に登録されたんだよ。
訳)さっき通った“コロニアル・イエロー”の教会、気に入った!
訳)僕もだよ。あの教会はここの最も古いものの一つだし、写真撮ろう。
訳)モンポスがこんなに素敵だなんて、思わなかった!
訳)そうだよね! コロンビアの本当の隠れた宝石だよ。
おすすめ見どころ

この街を訪れたらぜひ立ち寄ってほしいスポットをいくつか紹介します。
サンタ・バルバラ聖堂 (Church of Santa Bárbara)
この街には歴史的な教会が6つあります。中でもこの教会は最も古く、17世紀初期の建築とされています。
濃い黄色の外壁が目を引き、葉っぱのモチーフなどの装飾も可愛らしいです。また、敷地内にはかつての要塞的な砲台も設置されており、植民地時代の防衛・監視の役割を持っていたことが伺えます。
サン・フアン・デ・ディオス病院 (Hospital of San Juan de Dios)
この病院は、南米でも最古の病院の一つとして紹介されており、17世紀以前からの歴史的建物として残っています。建物として今も機能しているという情報もあります。
使徒の邸宅 (House of the Apostles)
レアル・デル・メディオ通りにあるこの邸宅は、かつて地元の船主が住んでいた建物。「使徒の邸宅」という名は、12使徒の絵画や「最後の晩餐」のイエスを描いた絵が存在することに由来しています。
旧市場と広場(河港の名残)
かつてマグダレナ川沿いで貨物を運んでいた港町の名残が、現在も河岸の盛土や建物として残されています。川や池に囲まれた「島」のような地形の上に街があるため、地元では 「the island」 と呼ばれることもあります。
おわりに:英語で世界遺産を旅しよう!
コロンビアのサンタ・クルス・デ・モンポスは、カラフルな街並みが続き、歩くだけで明るく楽しい気持ちになり、心がはずむ街です。英語で旅をすると、「beautiful town」「charming」などの言葉で、その魅力をより深く感じることができるでしょう。世界遺産を訪れるたびに、英語を使って感動を共有すれば、旅も学びももっと豊かになるはず!
